カーナビはどうして通信機能を搭載しないのか?

つらつらとニュースソースを見ておりまして、「カーナビは繋がっててナンボだよね」というコメントを見掛けたので改めて。確かに改めて考えると、イマドキえらく高いくせに通信サービスがまともに提供されない(純正)カーナビって全然イケてませんよね。だって、ちょっと高いクルマって400万円とかするわけでしょ。せめて3年、出来れば5年くらいの通信サービスがどうして提供出来ないんでしょうか。月々のデータ通信料金なんて、せいぜい2,000円くらい? 2,000円 × 36ヶ月 = 72,000円 です。誤差の範疇なのでは? 唯一頑張っているのはレクサスのG-Linkサービスくらいですか。これは新車を購入すると3年分の通信サービスが付いてきます。当然地図のアップデートは無料だし、センターとのコミュニケーションサービス付き(内容は微妙だけど)。これくらい出来て当たり前なのでは。



分野は違いますけど、Kindleは通信料金Amazon持ち! コンテンツの販売収益で回収出来る見込みがあるから出来るんですけど、モバイル端末って繋がっててナンボなんですよね。クルマはモバイルの最たるモノなんだから、もっと通信環境の充実が図られてて然るべきです。これだと「NAVIelite」みたいなスマホ/タブレット用アプリの方が便利、って事になりますよね。ちなみに、このアプリを作っているのはアイシンAWという知る人ぞ知るカーナビメーカー。実はここが裏方で商品提供しているOEMカーナビって多いんですよ。(トヨタ純正ナビ・富士通テン・アルパイン・Panasonicなど。) 本当は市販ナビが通信機能を提供したいところなんですが、本体価格に含めるほどの費用負担は無理。となるとスマホ/タブレットに搭載されたカーナビアプリにかなりの市場を喰われちゃいますかね。UIは専用端末に一日の長があると思っているんですが、通信環境まで含めたトータルシステムで考えるとツラい。



クルマのIT化ってずっと言われてるんですけど、なかなか抜本的に進歩しません。自動車メーカーの腰が引けてるんじゃないかな。体力はあるんだから、自前のMVNOサービスくらい立ち上げないと!