マルチにはまる心境

マルチ商法に関する俺の体験談を書く



つい最近ウチのサービスを使って頂いているショップさんでマルチっぽい商材があって対応したので、目に止まりました。ありましたな、マルチに勧誘された事。大学生の頃のお盆休み、帰省していた実家でいきなり中学の同級生から電話が掛かってきて、ご飯食べに来い、と。そんなに深い付き合いでもなかったのにおかしいなと思いつつ、手土産持って訪問したら目の前で鍋を洗い出して、というよくあるアレですはい。



こういうのに誘われて乗っかっちゃうか、スルーするかはどこで分かれるんでしょうね。私の場合は親の仕事に対する姿勢から生理的に受け入れませんでした。親父は平日勤めながら土日は百姓仕事して休む日も無く動いてましたので、楽して儲けようという姿勢がそもそもダメです。親の教育というか、家庭の雰囲気がそういうものを寄せ付けなかったんですね。でも社会人になりたてで、社会の様子を良く知らず、でもカタチ上は独り立ちして生計を立てる世帯主になって、なんだかビッグな話を持ち掛けられると舞い上がる気持ちは良く理解出来ます。変なコンプレックスがあったり、仕事が上手くいかずに悩んでいると、承認欲求みたいなのを満たしてくれる相手を信用したいと思っちゃうんですよね。これは若い時の麻疹みたいなもので、ま、一回は経験して免疫作っておくしかない。ポイントは周りに相談出来る相手がいるかどうかですね。家族・友人・同僚に恵まれないとダークサイドに落ちる危険性はいつの世にもあります。



しかしこういうグレーゾーンというか、ダークな商売なくなりませんな。合法ハーブとか、著作権違反商材とか、アダルト商材とか、極力排除してるんですが、一定数取り扱う人が無くならないので完全にクリーンにするのは大変です。アイデアを活かしてニッチな領域で勝負する、というのとは根本的にベクトルが違うので、道徳心の低い人とは関わりたくありません。子供に胸を張って説明出来る生き方をしましょうよね。