投稿者 岡野 幹生 日時
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新型プリウス、受注11万台突破=トヨタ、発売後1週間
う〜ん、これはスゴイ反応です。
とにかく明るい話題のないクルマ業界なので、局所的とはいえ消費者からの熱い反応が見えるのはとっても嬉しい事ですね。
これから本格的な次世代自動車の時代を迎えるわけですが、ガソリンエンジンを開発するコストと比較するとはるかに安価な電気自動車は、ひょっとすると多くの中小メーカーの出現をもたらすかも知れません。
そうイギリスに多くのバックヤードビルダーが存在したように。
登場から一世紀を経て、自動車業界は全く新しいフェーズに突入しようとしています。
大きなチャンスが目の前に来ているのかも知れませんよ。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
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<やっと実感できそうな「消費」の重要。>ーダーリンコラム:ほぼ日刊イトイ新聞
(↑リンク先が固定じゃないので、後で気が付いたら張り替えますね)
自動車が売れないという話は、
これまで、こんなふうには、なかった。
どうしたって、日本でいちばん大きな企業は
トヨタなんだし、魅力のないクルマや、
品質のよくないクルマは売れなくても、
いいクルマは売れるんだ、と、
みんなが思っていた。
クルマが売れないということをニュースで知った人は、
「クルマまで‥‥」と感じたのだと思う。
これまでにも、売れなくなったといわれるものは、
いくらでもあったからだ。
でも、クルマは売れてるよね、と信じていたのだった。
クルマまで売れなくなることがある、
と知ったことで、ようやく、
実感として「考え方を変えなきゃ?」と思うようになった。
いや、「なった」んじゃなくて、「なる」のかな?
まさに。
ずっと「クルマ」はKing of 商品のポジションを維持していて、誰も疑いませんでした。
高校を卒業したら免許は取るもの。
働き出したらクルマは買うもの。
週末はドライブに出掛けるもの。
相当長い間これらは皆が共有する常識だったと思うんですよね。
でも、それが常識じゃなくなってしまった…。
今、クルマ業界の人は皆うろたえています。
だって初めての経験だから。
どう対応したらよいか分からない。
さて、ウチはどう対応すべきか。
そんなに規模を追う必要はないので、やっている当事者である自分達が楽しい方向、趣味性の高い方向に舵を切ろうと思っています。
問題はストライクゾーンの設定。
広すぎず、狭すぎず。
これが難しい…。
投稿者 岡野 幹生 日時
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carview
今日本で最も活気のあるクルマ系Siteはここだと思います。
クルマカタログ・BLOG・ユーザーレビュー等々、クルマ好きなら一度は覗いた事があるはず。
だからといってビジネスモデル的に大成功しているとも言い難いですが、何かひとひねりすれば収益の作り方があるはず。
数々のクルマ系Webサービスが淘汰されて消えていきましたが、ここは残りそうです。
頑張れ〜(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
今日は午前中からいつものホテル阪急エキスポパークにてカロッツェリアの新製品発表会でした。
というか、いつものパイオニア主催のオフィシャルな新製品発表会ではなく、地域販社が独自開催の勉強会という体裁でした。
(↑パイオニアは経営不振だから販促費用カットかな?)
正直、大して目新しいネタはありません…。
ここ数年、すっかりカーナビの新機能開発はストップしてるんですよね。
かつては記憶媒体の進化に伴い、CD→DVD→HDDと毎年地図と内蔵システム記憶媒体の進展がありました。
またパソコンの世界のHDDへのオーディオ取り込みの流れに乗ってミュージックサーバーなんて機能をカーナビにも取り込む流れがあったのですが、音楽機能は今や完全にiPodが業界標準の座を確保し、iPodアダプターがあれば用が足りる状況になっています。
(頑張れ、SONY!)
個人的に次の流れは当然定額制のデータ通信機能搭載に進む、と思いきや、もう何年もそのトレンドには至らず…。
結局飲食店情報などのコンテンツ取得は個別に携帯電話でやれば良くなっているので、カーナビに通信機能を搭載する必要性は無いんでしょうかね。
唯一必要性の高い地図データのアップデートについては各社色々工夫をしていて、概ね更新予定データをHDDに予め収録しておいて、道路開通日に更新をかける方式に収束しそうです。
確かにこれなら地図のダウンロードに通信費を掛ける必要がありませんし、殆どの道路更新予定は事前に分かってるんだからこれで良いのかも知れません。
カーナビは中身は車載PCですから、パソコンの世界の進展にリンクしてるはずなんですが、これが全然リンクしてないんですよね。
PCの世界はあっという間にコモデティ化が進んで、今やキャリアとの契約とセットでノートパソコンが100円で買える時代。
ブロードバンド定額制は日本が世界で一番進んでいて、全てのコンテンツをネットのあちら側におくのが当たり前なんですが、カーナビのガラパゴス状態はヒドイです。
少しずつPNDという簡易ナビが浸透しつつあるんですが、自動車メーカーもディーラーもカーナビメーカーも従来の高額な2DINナビの方が収益性高いですから、リスクヘッジで商品ラインナップとしてはPNDを用意しつつも従来のハイエンドモデルの延命を全力で図っています。
でこれが10年後に無くなっているのか、というと必ずしもそうは言い切れないという気もします。
相変わらず地図データをローカルに置いておくメリットはありますし、自動車という200万円オーバーの高額商材に取っては初期の30万円というコストは充分許容範囲なんですよね。
このあたりが机上の理屈と現実にギャップがある面白いところとも言え、頭で考えるほど現実は簡単に物事が進みません。
しかしiPhone使ってると、このユーザーインターフェースでAppleがナビ作ってくれたらスゴイのが出来るのにな〜、残念な思いです。
今でもAppleはiPhone SDKでリアルタイム案内機能を実装したカーナビアプリの開発を許可していませんから、ひょっとすると今年の6月の新モデル発表時に目玉アイテムでリリースされるかも知れませんが。
そうなったら国内メーカーには大激震です。
消費者としては待ち望むところですが、国内メーカーは生き残れるかな?
投稿者 岡野 幹生 日時
皆さん、GWは堪能されましたか?
あちこちで高速道路が渋滞していましたが、逆に言えばそれだけ影響力のある施策だった証で、一定の景気刺激効果があったのだと思います。
クルマ業界では、クライスラーの破綻に続いてVWとポルシェの合併なんてニュースもあり、業界再編まっただ中というカンジです。
明日は朝からカロッツェリアの新製品発表会があります。
通常ならカーナビ業界の一年を占う重要イベントなのですが、パイオニア自体が虫の息で、これにカーナビのコモディティ化の大波到来と重なって業界は沈滞しています。
私は近い将来カーナビも携帯電話と同じ販売モデルに移行すると思っています。
ハードウェア本体はドンドン汎用化が進み、収益は通信料金で得る携帯キャリアと同じビジネスモデル。
回線を握るのは通信キャリアですから、将来のカーナビはdocomoやauの販売店で売られているのかも知れません。
ウチも含めてカーナビショップはビジネスの一大革新を求められると思いますので、環境変化への適応が大変でしょうね。
逆に言えばチャンスの芽もあると言う事なので、ポジティブに思考して知恵を絞っていきたいと思います。
それにしても明日の新製品、魅力的なものに仕上がってるんだろうか…。
(ちと心配)
投稿者 岡野 幹生 日時
ようやくクライスラーについては当面の結論が出ました。
こういう日本だったらいつまでもうじうじやってそうな案件をズバーと行くのがアメリカの強みですよね。
日本は真似できないし、しない方が良いと思いますけど。
日米って、こんなに親近感のある近しい関係なのに、キャラは正反対。
面白い組み合わせだといつも思います。
さて、残るはGM。
残された時間は一ヶ月。
結果はどうあれ宙ぶらりんな状況から前に進む事自体が大事な事だと思います。
クルマ業界、底打ちする、かな…。