iPhoneと黄金のリンゴ
投稿者 岡野 幹生 日時
新しい3G iPhoneが発表されましたね。
そして、7/11にソフトバンクから発売が正式にアナウンスされました。
まだ発売価格もiPhone向け料金プランも未定ですが、DoCoMoから乗り換えてしまおうかと思っています。
さすがに10年も使い続けたのでDoCoMoに対する愛着もありますし、家族間通話無料なんて縛りもあるのですが、この際家族を引き連れてMNPです。(笑)
皆さんご存じの通り、iPhoneはただの携帯電話ではありません。
Appleという世界で最も尊敬される会社が送り出した、最高のモバイルデバイスであり、ビジネスプラットフォームです。
Macで与えた影響をはるかに凌駕して、iPodがもたらした音楽ビジネスの新潮流もろとも多大なる影響を世界中のキャリア・コンテンツプロバイダー・デバイスメーカー・アプリケーション開発メーカー・ASP会社に与えることになるでしょう。
2008年6月号の月刊アスキーに、「アップルはなぜ金のリンゴになったのか」という米Fortuneの翻訳記事が紹介されています。
●What Makes Apple Golden
●Steve Jobs speaks out
考えてみると、私が会社を作った1998年にiMacが爆発的な人気を呼び、その後Mac OS Xがリリースされ、iPodが一大センセーションを巻き起こしました。
潰れる寸前だったAppleを救ったJobsが復帰したのは1997年ですから、まだ10年強しか経っていないんですよね。
川上哲治さんは、「組織の盛衰の99%はトップの責任」だと看破しました。
WWDC2008のKeynoteスピーチを見る限り、明らかに痩せたように見えるJobsの体調が心配です。
その日が一日でも先であることを願わずにはいられません。
そして、7/11にソフトバンクから発売が正式にアナウンスされました。
まだ発売価格もiPhone向け料金プランも未定ですが、DoCoMoから乗り換えてしまおうかと思っています。
さすがに10年も使い続けたのでDoCoMoに対する愛着もありますし、家族間通話無料なんて縛りもあるのですが、この際家族を引き連れてMNPです。(笑)
皆さんご存じの通り、iPhoneはただの携帯電話ではありません。
Appleという世界で最も尊敬される会社が送り出した、最高のモバイルデバイスであり、ビジネスプラットフォームです。
Macで与えた影響をはるかに凌駕して、iPodがもたらした音楽ビジネスの新潮流もろとも多大なる影響を世界中のキャリア・コンテンツプロバイダー・デバイスメーカー・アプリケーション開発メーカー・ASP会社に与えることになるでしょう。
2008年6月号の月刊アスキーに、「アップルはなぜ金のリンゴになったのか」という米Fortuneの翻訳記事が紹介されています。
●What Makes Apple Golden
●Steve Jobs speaks out
<戦略の選択について>
我々は市場調査はやらない。コンサルタントも雇わない。iTunesミュージックストアを作ったのは、音楽を電子的に買うことができたらすばらしいだろうと思ったからで、音楽業界の構造を変えようと企んだからではない。
<アップルのフォーカス>
フォーカスとは普通、何かフォーカスを当てたものに対してイエスと言うことだと考えられている。でも、まったくそうじゃない。本当は、100もある他の良い考えにノーと言うことなんだよ。選択は慎重に行われなければならない。実際、私はやったことと同じくらい、多くのことをやらなかったことを誇りに思っているよ。最もわかりやすい例は、PDAを開発すべきだという圧力に何年間もさらされていた時だ。(中略)もしも参入していたら、iPodを開発する資金はなくなっていただろうね。
<アップルの社員の原動力は何か>
我々には多くのことをやるチャンスはない。だから、全員が本当に優秀でなければならない。これがわれわれの人生だ。人生は短く、人はみないつか死ぬ。そうだよね。でも、これが我々の人生をかけた仕事なんだよ。(中略)我々はみな自分の人生をかけてこの仕事をやると決めたんだ。だから、それはものすごく良いものでなくちゃね。
<人々がアップルで働きたいと思う理由>
それは、アップルでできることが他のところではできないからさ。ほとんどのパソコン企業では、技術がとっくに頭打ちになっている。家電メーカーでは、ソフトウェアの意義を理解してもらえない。だから、アップルで作れるような製品は、今は本当にどこの企業に行っても作れないんだよ。一企業の中にすべてが存在しているのは、アップルだけだ。
<技術の次の波をつかむには>
物事は、ご存じのように、かなりゆっくりと起きる。本当にそうなんだよ。技術の波も、起きるずっと前に見ることができる。だから、どの波に乗るかを賢く選べばよい。
考えてみると、私が会社を作った1998年にiMacが爆発的な人気を呼び、その後Mac OS Xがリリースされ、iPodが一大センセーションを巻き起こしました。
潰れる寸前だったAppleを救ったJobsが復帰したのは1997年ですから、まだ10年強しか経っていないんですよね。
川上哲治さんは、「組織の盛衰の99%はトップの責任」だと看破しました。
WWDC2008のKeynoteスピーチを見る限り、明らかに痩せたように見えるJobsの体調が心配です。
<あなたなしでアップルはやっていけるか>
確かに、「ジョブズがバスにひかれでもしたら、アップルは大変なことになるだろう」と言う人もいる。まあ、パーティーになることはないだろうけど、そうなったら役員会は誰をCEOにするか、ちゃんと選ぶと思うよ。私の仕事は、経営陣全員が誰でも後継者になれるようにすることだし、そう努力している。
その日が一日でも先であることを願わずにはいられません。