ワーキングプア問題について

日曜日にやっていたNHK特集を少しだけ見ました。

番組自体も良くできていたと思いますが、こちらのまとめサイトの内容が秀逸。



NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想



これを読むと、ワーキングプア問題は対岸の火事ではなく、誰にでも起こりうる明日の問題であることが分かります。

経済的合理性だけを追求するアメリカ型市場主義は、こうやって行き過ぎた市場の失敗を社会的弱者に押し付けてしまいます。

片やヨーロッパの成熟した階級型社会は、合理性を追求するには人材の流動性に欠けるきらいがあり、経済効率を上げる試みがなかなか成果に結びつきません。



日本は両者の中間に位置している気がしますね。

それなりに効率的な経済システムと、頑張れば上のポジションに上がれる柔軟性とチャンスがあります。

これからは日本型の「経済的合理性と暖かさの同居」した社会システムが評価される時代になるのではないでしょうか。

日本は日本の良さをキープすべし、と強く思います。