エライ賞

ウチの会社では、毎月月末にその月一番頑張ったと思える人を一人表彰することにしています。

選定は、スタッフがそれぞれ推薦者を社内BBSに書き込む方式。

当然、誰が誰を、どのような理由で推薦しているのか、皆が分かります。



コメントを見ていて思うのが、見ていないようでちゃんと他人の仕事ぶりを見てるんだな、ということ。

派手な成果がなくても、ちゃんと評価されていて、感心します。



こういう意志決定のプロセスが透明なコミュニケーション手段は、多いほど社内の活性化に貢献すると思います。

毎日の業務日報をイントラネット上にアップするのと併せて、皆さんにオススメ。

「月刊ビジネスチャンス」

「月刊ビジネスチャンス」さんが取材に来られました。

WebSite等で受ける印象とは裏腹に、編集方針も取材活動も非常に真面目に運営してらっしゃる媒体のご様子。

積極的に地方の企業を回って足で情報を得る姿勢が素晴らしいと思います。

最近東京のメディアさんは東京だけで取材して終わりというケースが多く、地方ネタが少ないと感じています。

それだけ東京に色々なモノが集中しているからなのですが、ますます地方の縮小が続く悪循環が解消しないんですよね。



それともう一つ感心したのが、大手企業グループに依存しない広告営業方針。

「一社に依存すると媒体が不健全な状態に陥ります」とのことで、至極ごもっとも。

「世の中のECをまだ始めていない97%の氷を溶かしていきたいと思っています」という言葉も頼もしかったですね。

今後の活動を注視したいと思います。

介護について

この週末三重の実家に帰っていたのですが、私には今年93歳の祖母がいます。

さすがに目も耳も遠くなり足下もおぼつかないので、施設入りを勧めたのですが、何と数百人待ちですぐには受け入れてもらえないのだとか。

母も70歳手前で自分自身の体調も万全ではなく、いつまでも世話をする体力が続かないのではと危惧しています。

私たち若い夫婦が実家を出て戻らないという就業事情にも問題があるのですが、といって嫁さんが介護をしなければならなければ相当な負担には違いなく、そもそも結婚をしたがらなくなるかも知れませんよね。



やはり家庭内で吸収するには無理のある負担ですので、福祉・介護の仕組みは絶対に必要です。

でもあのグッドウィルが利益を出せないのでは、今後も企業の進出はあまり期待できないのでしょうか…。



誰にとっても身近な問題である介護。

綺麗な最適解は見出せず、今後も国中で解決策を模索していくしかないですね。

24 Season 6


連休は24三昧だ!

「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか」

梅田さんの本を読んでいる途中なのに、届いたこちらを見ていたらこっちの方が面白そうなので先に読むことにしました。(笑)



う〜ん、梅田さんとひろゆきは本当に考え方や立場が対極的。

どちらが正しいのか判断に困りますが、多分この両者の中間に正解があるんでしょうね。

片や「これからネットが全てを変えてゆく」、片や「もうこれ以上ネットは社会を変えない」。



読んでいて感じるのは、ネットという言葉の定義がそもそも違う気がします。

梅田さんは非常に広く捉えているのに、ひろゆきはパソコンを使うインターネットアクセスに限定して考えているフシがあり、携帯電話を含めたモバイルデバイスの発展については楽観的な意見も述べています。

私も、パソコンを使うネットの技術革新については、そう画期的なものは現れない気がしています。

今後の発展の鍵を握るのはやはりデバイスの進化によるところが大きいでしょうね。

だからこそ、自社で端末まで含めた提案をしているAppleに可能性をより感じるのです。



「人がそもそもモバイルだから」という言葉を聞いたことがあります。

ユビキタス社会の実現には、ハードウェア開発が得意な日本企業にも大きな可能性がありますから、楽しみにしています。

「とてつもない日本」

たまたま書店で見掛けたので手に取って読んでみたところ、冒頭の前書きが気に入って購入。

インドへのODAで地下鉄を建設した際の、日本人技術者の影響についてのエピソードでした。

時間厳守の感覚、働くことの価値観、労働の美徳、といった文化的側面こそが一番大きなプレゼントであった、という現地の地下鉄総裁の言葉は感動的です。

(ちなみにこのプロジェクトは、納期二ヶ月半前倒し、開通後の運航も数分単位の誤差で運営され、驚くべき成果を上げているそうです)



つまり、我々日本人が当たり前と思って行動している事が、いかに海外では普通でないか、その凄さをもっと日本人自身が認識すればもっと未来を明るく語れるのでは、という提言に満ちています。



例えば、イラクのPKOについても、サマワへの駐留期間中に婦女暴行・脱走兵・無銭飲食といった非行は一切無く、一人の犠牲者も出さず、一発の実弾を撃つこともなく撤収を完了した。

更に日本のPKO活動の内容そのものが、現地のニーズを徹底的に汲み上げることに注力し、道路の修復・飲料水の確保・電気の開設・医療活動といった地域の要望を、”イラク人と一緒に”やり遂げた、と。

このイラク人と一緒に、というのが大事で、ブルドーザーなどの重機の使い方や病院・学校の建設・オペレーションといったノウハウは、自衛隊撤収後も現地に残ります。



最終章では、「麻生ドクトリン」としてアジア重視の未来を描いています。

2030年までに、中国とインドの人口は15億人に達し、これに2億人超のインドネシアなど周辺諸国を併せると、アジアの人口は世界の半分以上に達することになる。

これはつまりアジアが21世紀に世界の生産と消費の中心になることです。

そして麻生さんの提言は、

明日からできることは、今日までやってきたことと、少しの違いもない。

それはすなわち、懸命に働くこと。知識や経験を分かち合うこと。成功と失敗の体験を共有するため、機会をとらえて対話を重ねていくこと。その中から、政治でも経済でも、ベストプラクティスを互いに学びあっていくことーー。これらがアジアを今日のアジアにしたのであれば、明日から私たちにできることも、これらと変わるところはないのである。


今までやってきたことが間違いじゃない、これからも同じ事を続けていけば良い、というのは大変勇気が出る言葉です。

政治家の役割がよりよい未来に社会を誘導する事なら、こういう明るい展望を見せてくれることは大事なことですね。

気付いていない日本の良さを輸出

今日、帰宅後にテレビを見ていたら「日本に嫁いだ外国人の奥様感心した便利グッズランキン」なんてのをやってました。





1.洗濯物干し

 何の変哲もないプラスチック製の洗濯物干し。外国はロープを張って吊すだけのところも多いのだとか。「雨が降ったときにすぐに取り込めるのが便利」ですって。なるほど!



2.コロコロ

 ウズベキスタン出身の奥さんが、「部屋中カーペットだらけなので簡単に埃が取れて便利!」と言ってました。



3.熱さまシート

 「効かないと思ってたら良く効いてビックリ」 「外国に売っていないので、まとめ買いして故郷に持ち帰ってる」とか、ビックリ。



4.使い捨てカイロ

 アフリカ出身の奥さん「私は寒いと動けない」(笑)



5.洗濯ネット

 「手洗いしてた」 「枕カバーに入れて洗ってた」 「どうしてこれが故郷の国に無いのか!?」 そんなに難しい商品でも無いのに…?





つまり、我々が気付いていないだけで、日本という国の持つ素晴らしさはまだまだ外国に知られていないということ。

これらのグッズ、いますぐにネット通販するだけで成功するのでは?

日本は宝の山かも、ですよ。(^^)

中日はどこまでMLBで通用するのか?

浦和レッズがAFCチャンピオンズリーグで見事に優勝しましたね。

まずはおめでとう!



これで12/7から開催されるクラブワールドカップ2007で、一つ勝てば準決勝であのACミランとガチンコ勝負が出来るわけです。

(大会日程はこちら)

スゴイ!



こういう世界一を決めるオフィシャルな場が、サッカーにはあっても野球にはありません。

WBCは面白かったですし、オリンピックも楽しみですが、やはり毎日同じ顔ぶれでプレーしているクラブチーム同士のマッチアップこそが実力を測る一番良い場だと思うのです。

今年の日本野球のクラブNo.1は中日。

中日がメジャーのチームとやってどれくらいやれるのか、日本中の野球ファンなら見たいはず。



MLBのプレーオフにワイルドカードでアジアNo.1チームが参加できる、そんな日が早く来て欲しいですね。

不透明な自動車業界

今日、何件か中古車の買い取り業者さんを回ってみました。

最初から査定額をズバリ出してくれたのはオートバックスさんのみ。

他のお店は「他社は幾らの査定を出しましたか?」 「幾らなら即決できますか?」 「今日決めていただけますか?」などと追い込みを掛けながら、最初の提示額は低調。

他社の提示額を出しながら交渉すると、概ね10〜15%の上積み。



こういう人の顔色を伺いながら駆け引きするやり方、古いんですよね〜。

消費者が一番嫌がってるの、分からないかな〜?



昔から、高額商品ほどこの手の不透明性が残ったままです。

自動車しかり、不動産しかり。



だからこそ、新しい感覚の商売が食い込む余地が大いにあると思うのです。

若い人、是非挑戦してみて下さいね!

受託に未来が無いのは当たり前

ニッポンIT業界絶望論



こちらに書かれていることは至極まっとう。

不思議なのは、今の若い学生さん達がどうして分かり切っているのに相変わらず知名度や企業規模で社畜の道を歩むのを止めないのか、だ。

これだけ情報がふんだんにあるのに、自分の未来を真面目に考えているのか?



だって、考えてみないさいよ。

受託開発は、マンツーマンの世界。

そこで仕事をした成果は、基本的に納入先一社の為だけのもの。

そりゃDoCoMoに納入したシステムは沢山の人に使われるかも知れないが、au・ソフトバンクユーザーには絶対に届かないのだ。



対して、独自のサービス提供者側に回れば、そのサービスを評価してくれるマーケット全てを相手に出来る。

そしてそれは日本国内だけに止まらない。

江島さんが言ってるのも、受託型のITビジネスの限界であって、全てのITビジネスを否定しているわけではない。

社会の貴重なリソースが、もっと合理的に、世の中に必要とされる現場に配分されて欲しいと切に願っている。

とりもなおさず、それは若い人自身の幸せに直結しているのだから。

東京モーターショー

少し落ち着いたタイミングを見計らって、東京モーターショーに行ってきました。

ドイツに同行出来なかったので、スタッフの山本さんも一緒です。



開幕から少し経った平日で雨模様という状況だったので、思ったよりも会場は空いておりたっぷりと見て回ることが出来ました。

ちょっとビックリしたのは会場の規模。

幕張メッセには初めて行ったのですが、フランクフルトはおろかインテックス大阪よりも規模は小さいのでは?

フランクフルトのメッセ会場はこの3倍くらいあったと思います。



日本のメッセはコンパニオンが多数出演する世界でも特異な開催風景だったはずが、今回は数も少なく華やかさに欠けた印象。

自動車メーカーはアジア圏でのモーターショー開催を中国に移管したい意向だと聞きましたが、どうもそんな雰囲気を感じますね。



日本国内は低成長だという基本認識に立って、経営戦略を組み立てていかなければならない、と強く再認識した次第です。

大学の同窓会

週末は大学の同窓会。

アーチェリー部に入っていたのですが、卒業してから約20年振りでした。

5年ほどの年代の幅がある会でしたが、皆さん若い!



しかし意外だったのが、殆ど転職せずに入社したままの会社にいらっしゃる事。

昔はこれが普通だったんだなあと少しギャップを感じました。

製造メーカーに勤務している人が多かったので、海外赴任の経験者が多かったのは今風か。



しかし一番下っ端というシチュエーションは新鮮でした。(笑)

こういうのもたまには良いですね。

「ご機嫌な人を見ると、不機嫌になる社会」

さすが、糸井さん、良いこと言いますね!



「屁尾下郎」氏のツッコミが世の中を詰まらせる



ご機嫌な人を見ると、不機嫌になる社会





前段の自転車通勤の下りが非常に的確に今の風潮を表現しています。

国民総監視状態、そりゃ息も詰まりますわ…。



—— これってなんとなくみんながそうなってるって話で気持ち悪いですね。一般の人々がそうやって「官僚化」する瞬間は、どんなときなんでしょう。



糸井 それは、リスク回避をしたいときですよ。リスクを回避する、というのは、必ず「正義の側」につく、ってことなんです。




誰もが、現状に不満。

で、その原因を自分以外の誰かに求めてる。

鬱憤のはけ口探し。

ストレス発散。



でも、それを皆がやり出したらどうなる?

結局誰もハッピーにならない嫌な世の中になるだけです。

笑いって大事なことだと思います。

気持ちに余裕が無いと笑いって起こりませんからね。



関西って、閉塞状況打破の糸口になったりしませんかね?(笑)

中日、日本一おめでとう!

いやあ文句の付けようのない試合でした。

パーフェクトの山井をあそこで代えるとは…。

岩瀬に花を持たせたのかな。



しかし今の中日にしろ、日本ハムにしろ、仮に阪神が7回戦のシリーズを戦っても勝てる気がしません。

これはスカウトとか、育成とか、スコアラーとか、コーチ編成・練習内容までチームの根本を大改造しないと追いつけない深い溝を感じます。

やっぱり自前で選手を育てられないチームは成功しないのだ。



落合は名監督だと認めざるを得ないなあ…。