「論理的で正しい経営判断が、衰退への一本道につながっている」

The Innovator's Dilemma』の中で述べられている主張は、方向性を見失った優良企業の経営者にとって大きな驚きかも知れません。

しかし、著者のコンセプトは明快です。



イノベーションには、持続的なものと破壊的なものの2種類がある。

破壊的なイノベーションの特徴は、最初は顧客から見向きもされないような技術である事が多いが、単純・小型で使いやすく、価格が断然安い。彼らは、市場の一番下から参入して、既存のマーケットを破壊してしまう。




この体現者として、トヨタ・新日鐵・デル・かつてのソニーを挙げてもいます。



常識的な経営者のとって持続的なイノベーションは理解できても、破壊的イノベーションを起こす事は難題でしょう。

蛮勇のある創業者のパワーが求められているのは、今に限った話では無いのかも知れませんね。