サーバーの増強について

本日のサーバー増強作業に伴う障害の発生、誠に申し訳ありませんでした。

移転・増強の度にトラブルを起こしており、お詫びの申し上げ様もありません…。



言い訳をするつもりはありませんが、どうしてサーバー環境の整備に苦労しているか、少し内情をお話ししておきます。



通常、この手のサーバーの設備には大手メーカー/ベンダー製のマシン・OS・プラットフォームを利用します。

例えれば、IBMのサーバー・OSはAIX・DBはOracleなどです。

しかし、これらの製品は皆高価です。

我々の要望する仕様構成を組むと、すぐに数千万円の設備になると思います。



我々は違うアプローチを選びました。

安価なサービスのご提供のために、極力フリーのツールでシステムを構成しています。

ノンブランドサーバー・FreeBSD・PHP・Apache・PostgreSQLなどなど。

そして、サーバーの構成がマルチサーバー構成になるに連れ、それを補うインフラツールが少なくなってきます。

マルチWebサーバーのためのeAccelerator・マルチDBサーバーのためのSlonyなど、特殊なツール類です。

これらは、特別な環境下でしか用いられないため、文献類が殆ど無く手探りの作業に頼る部分が多くあります。



今回の直接のトラブル原因は、DBに採用したPostgreSQL8.0.2のバージョンが新しすぎて、高負荷環境下でバグが潜んでいた、ということだと考えています。



Linuxに始まるフリーソフトのムーブメントがもたらしてくれた恩恵を、高機能・低価格なサービスという形にする先駆的な取り組みなのですが、今後も試行錯誤は続くと思います。

地道に技術レベルの向上に取り組むしかない、と思います。



以上が簡単なご説明ですが、トラブルの責任は全て私にあります。

本当に申し訳ありませんでした。