Apple Carが見たい!

AppleがTeslaに転職していた上級技術者を再雇用、車の開発を再開する兆しか?

以前からAppleにクルマ本体の開発プロジェクトか存在することは有名でしたが、プロジェクトは迷走していて、人材が流出したり、いつまでも進捗が発表されず低迷状態でした。このエントリーだけでは今後の見通しが分かりませんが、期待しちゃいますね。

テスラモデル3はファントム羊の夢を見るか

こちらをお読み頂くとよく分かりますが、EVの最先端をいくテスラのプロダクトは、"走るスマホ"、それも完成度の低いプロダクトなんですね。このクオリティで量販しようというイーロン・マスクの判断は間違っていると思いますが、彼は世界のモルモットですから皆んな仕方ないと諦めてるんですね。むしろ不完全でもいいから、早く未来を見せてくれと。

そこを、クオリティと先進性を両立させてくれそうな期待を持たせるのが、Apple。だから世界中が、あっと言わされる斬新なクルマの登場を心待ちにしているのです。

頼むぞApple。クルマを「再発明」、reinventingしてくれ!

リスクへの向き合い方

「普通の投資」を始めよう

とてもいいエントリーですね。私が知る限り、普通の人、特にサラリーマンは、投資を特殊なものと考えています。株に手を出して酷い目にあったとかネガティブなイメージばかりで、リスクを過大視する人が多い。しかし、時代は変わりました。どんなに大きな会社でも潰れる時は潰れます。ましてや体力のない小さな会社なら、自分のことは自分で守る姿勢が大事。だって何かあっても誰もあなたの面倒は見てくれないのだから。

であれば、なるべく若い頃からリスクを評価し、向き合い、どうヘッジするのか、考える癖をつけたほうがいい。そのための訓練としての投資という意味なら、それは万人に必要なスキルと言えると思います。
人生には、投資以外でもたくさんの「リスクをとる機会」が現れます。

転職、結婚、離婚、出産、海外移住、病気になったときの治療方針などなど。

人生でリスクをいっさいとらずに生きていける人なんてほとんどいないはず。

人生を歩んでいくために不可欠な「自分が望む物を手に入れるためにリスクを取って決断し、その結果が良くても悪くても自己責任として冷静に受け入れる」という態度が、投資によってものすごく実践的に身につく。

私は高校生の息子にも証券口座を開設するつもりです。勉強を始めるのに早すぎるということはないし、逆に遅すぎるということもないのです。まだの方は、真剣にお考えになってみてください。

トレンドの向き先

この先、世の中はどこに向かうのだろう。いわゆるトレンドというヤツについて考える。ボンヤリと感じているものを整理してみる。

●組織から個人へ
 今までずっと、組織が優先されてた。会社、チーム、地域コミュニティ、国。個人はチームのために尽くせ、周りに合わせろ、我を張るな。そういう同調圧力にさらされ続け、自分を抑えてきた。このバランスが個に傾きつつあるのを感じる。原因は、個人が情報発信手段を手にしたことにあるのだろう。マクルーハンが言う通り、メディアの変化は社会を変える。

●義務から愉しみへ
 マズローの欲求階段を上がるがごとく、仕事への向き合い方も高度化している。食べるために働くから、自己実現へ、そして遊びへ。低次な仕事はどんどん機械化、ロボット化されていく。社会を構成するための最低限の仕事は人間がする必要がなくなり、ベーシックインカムが実現するかもしれない。その時、人は何をするのか? 残るのは、遊びしかないのだと思う。絵空事だろうか?

●分散と統合
 コンピューターの歴史は分散と統合のシーソー。大型汎用機(統合)→ダウンサイジング(分散)→Web(統合)→モバイル(分散)。さて次は統合の番かな? 中心となる勝ち組サービスにデータが集約化される流れに見える。Google、Amazon、Facebook、Apple、そしてビットコイン? ここはよく分からないし、これからいくらでも新しいサービスが登場すると思う。10年後なんて誰にも予測できない。

トレンドと社会のニーズの解決がマッチしたとき、そのサービスがブレイクするのだと思う。それを意図的に作り出せるのか、運なのか。一つ確かなのは、チャレンジしない者にはノーチャンスだということだけだ。

QRコード決済は普及するか?

ソフトバンク孫社長、QRコード決済のメリット語る

中国では完全に普及したQRコード決済ですが、日本ではまだ全く一般化していません。LINE Payが既に先行していますが、出足は鈍い模様です。孫さんが語るメリットは店舗側の負担が少ない点に集約されますが、果たしてそれで本当にこのサービスを普及させることができるのでしょうか。だって、LINE Payは既に決済手数料ゼロのキャンペーンを実施していますからね。それだけでは施策として弱いと思うのです。これは、どうして中国であれだけQRコード決済が普及したのかを振り返ると何が効果的か分かります。

中国でモバイル決済が普及した ”本当” の理由
1.中国ではパソコンの時代を飛び越えて一気にスマホの時代が到来し(=リープフロッグ現象)、それと時を同じくしてモバイル決済も始まったのでタイミングが良かった。
2.莫大なマーケティング費用が投下された。
3.決済手数料が安い

ソフトバンクとLINE Payの施策は、この三要素の中の3.の部分だけしかカバーしていません。1.のインフラ普及という面からすると、日本ではSuicaを代表とする交通系ICカードが利便性と普及度でリードしています。しかしこれも首都圏に偏在していて、関西・名古屋などの地方圏ではまだ全く導入が進んでいません。この主因は確かに孫さんが語る店舗側の負担なのです。私見ですが、これから地方にモバイル決済を普及させるには、2.のマーケティング費用をどれだけかけるか、で勝負が決まると思っています。技術のSuica、コストのQRコード決済、軍配はどちらにあがるでしょうか。

余談ですが、週末から回ってきた九州(大分・宮崎)は交通系ICカードどころか、クレジットカード決済すら普及度は低かったです。この状況を変えるのは、相当本気でかからないと難しいですよ。

地方にコレクターあり

土曜日から、東京、別府、宮崎とCARZYの出品車両取材に回ってきました。なんとなく東京に日本中の富が集まっているイメージがありますが、なんのなんの。西川淳さんが永年かけて温めたクルマ好き人脈は日本津々浦々に張り巡らされ、色んな地方に驚くようなコレクションを築いてらっしゃるコレクターさんが沢山いらっしゃいます。秘蔵の愛車たちを拝見するたびにその迫力に圧倒され、コレクターさんの情熱の熱さと人間性の奥行きに深く尊敬の念を抱くのです。

確かに不動産や事業を先代から相続された方もいらっしゃいます。しかしこのご時世、油断していたらあっという間に身代が傾きます。そこを維持発展されているのは、ご本人の経営努力の賜ですよね。そして成功されている方は、例外なく魅力的です。経営手腕だけではなく、人間的に惹き付けられるものがあります。地域のクルマ好きグループ内のキープレイヤーとして多くの人をまとめ、ご活躍なさっている姿にこちらも勇気付けられます。



これはネットで拾った「女性ウケする趣味一覧」なのだそうです。ざっとご覧になっていかがですか。私の贔屓目かもしれませんが、大の大人が本気で向き合う趣味としてクルマに代わるものって、そうはないと思うのです。特にクルマの場合は、独りで楽しんでらっしゃる方もおられるでしょうが、やはりクルマ好き同士の人の繋がりができるもの。仕事も生活環境も全く異なる人が、クルマという切り口で交流が始まるその面白さ、意外さ。これはなかなか他にはない醍醐味だと思っています。

CARZYは、このクルマ好きのネットワークを支援したい、新しい出会いを後押ししたい、もっとクルマを楽しめるような機会をご提供したいのです。こうやって現場を回り、クルマ好きの方とのお付き合いが拡がるにつれ、大きな手応えを感じています。全国のクルマ好きのみなさま、どこかでお目に掛かりましょうね!

大塚家具から学ぶべきこと

大塚家具、身売りへ 提携先のTKP軸に最終調整

私は大塚家具を揶揄するつもりはありません。久美子社長も勝久前社長も、それぞれが精一杯の努力をなされたのだと思います。それでも反省点があるとしたら、親子で力を合わせて難局を乗り切る体制が作れなかったのか、というところでしょう。実際問題、身内は揉めやすいんですけどね。恥ずかしながら私も父親とはぶつかりっぱなしで、この歳になってもなかなか素直になれません。双方が我を通してしまうのは、ある意味甘えの現れなのです。他人同士なら相手への配慮や尊重が働くのに、近い血縁者ほど感情むき出しになってしまう。普通に進めていても、高級路線も、大衆路線も、どちらも上手くいかなかったのかもしれない。それでもやはりこの結末は後悔が残るし、後味悪いですよね。一番悲しんでいるのは、古くからの顧客なんじゃないでしょうか。創業は易く守成は難し。私もこの言葉の意味を重く受けとめています。

時流に乗るということ

サイコパス的創業者の明暗を分けるのは何か – スティーブ・ジョブスとエリザベス・ホームズの考察

渡辺千賀さんのBLOGは好きで、ずっと拝見しています。このエントリーにも示唆が沢山詰まっていて、考えさせられます。この、時流に乗る、というところが偉大な結果を出すために重要なポイントで、ここを天性の勘なのか運なのかわかりませんが、乗っかれた者が勝者になるわけです。ジョブスは乗れた。ホームズは無理なターゲットを追ってしまった。

さて、私はどうか? 今まさに試されているのですね。自分を信じるしかありません。

Amazon Payのご用意ができました!


「おちゃのこネット」が「Amazon Pay」に対応!
〜Amazon Payスタート記念 月額費用3カ月無料キャンペーンを実施〜

大変永らくお待たせしましたが、ようやくおちゃのこネットでAmazon Payがご利用できる準備が整いました。正式なサービス開始は9月からですが、8月中に月額利用料(2,000円)が三か月無料になるキャンペーンを実施します。是非この機会にお申し込みくださいませ。

Amazonはカート屋からするとマーケットプレイスというライバル企業なのですが、いまや社会のECインフラとして完全に定着していますから導入しないわけにはいきません。やはり普段から使い慣れている自分のAmazonアカウントで買い物ができるのは便利で安心です。お届け先もクレジットカード番号も入力する必要はありませんから、単体のカートサービスの弱点を補える意味もあります。楽天ペイともども、EC決済のスタンダードを使わない理由はありませんね。初期費用無料、月額利用料2,000円、決済手数料4%ですから、好条件と言えると思います。

決済の分野は、枯れているようで実はまだまだ改良の余地のある奥の深い領域。モバイル決済としてはLINE Payもありますし、中国のAlipayやWeChatPayなんて黒船も待ち構えています。リアルショッピングの現場ではまだ現金が多く使われているし、キャッシュレス社会の到来はこれからが本番。まだまだゴールは見えませんよ。ウチも遅れないようにキャッチアップしていかねばと思っています。

株式会社CARZY設立しました!

7/31付けで「株式会社CARZY」を設立しました。

●取締役:岡野幹生、西川淳、西本先生
●執行役員:刑部建志(アートディレクター)、民輪一博(CTO)

という経営陣でスタートします。

顧問の岡田君に、【誰】に【どんな価値】を提供するのか整理しろ、と言われています。いわゆる経営理念です。CARZYは【クルマ好き】に【遊ぶ愉しさ】を提供したいと思っています。「人生を遊ぼう!」を理念として掲げます。

CARZYが提供するサービスは、”コレクタブルカーの個人間売買サービス”です。クルマが発明されて一世紀が経ち、いまその存在意義が大きく変わろうとしている時代の変節点にあります。自動運転、EV、シェアリングと大きく変化の波が訪れていますが、それらの要素は実用性という側面がクローズアップされているにすぎません。実はもう一つ、趣味性という観点があるにもかかわらず、そちらからの議論は大きく欠けているのが現状です。トヨタの豊田章男社長がよく仰います。「モノに”愛”という言葉を付けて表現するのはクルマだけ」と。その通り。昔からどうしてこれだけ多くの人がクルマに血道を上げてきたか、クルマという機械にすぎない存在に恋い焦がれる人が後を絶たないのか、その価値が過小評価されていると感じます。それはただ動けばいい移動の道具ではなく、文化や価値観、ヒストリー、人の想い、そんな有形無形のものが積み重なった大切な存在なのです。壊れたから最新機種に買い換えるスマホや電化製品とはまったく異なる、感情移入のできる存在でありパートナー。それがクルマ好きにとっての”愛車”です。CARZYはそんな時代を超えて受け継がれる価値のあるクルマ、コレクタブルカーだけを対象にした、趣味のクルマの取引プラットフォームをご提供します。それはクルマ好きを繋ぐコミュニティの創造でもあるのです。

時代の流れには逆行しているかもしれません。遠くない将来にガソリンエンジン車は販売が禁止され、街中では人が運転することすら許されない時代が来るでしょう。それでもこのタイミングでCARZYを始める意味はどこにあるのか? それは、”楽しむために生きる時代”がようやく到来したことにあると考えています。有史以来、人は食べるために働いてきました。いわゆる労働は楽しいものでは全くなく、生活のため生きる術として仕方なくやるものでした。それは人が嫌がることや苦しい事が多かったはずです。仕事はシンドイのが当たり前、みんなそう言い聞かされて社会に順応してきましたよね。でもそれが大きく変わろうとしています。

今の時代、稼いでいる人は誰か考えてみて下さい。高額所得番付の上位は、歌手、映画俳優、タレント、スポーツ選手、作家、アーティストで占められているはず。一部の起業家を除けば、これらはみんな生きる上で必要不可欠の仕事ではありません。いうなら、人を愉しませる仕事、なのです。農業、工業、サービス産業と社会が高次化して生産効率が高まり、最低限の衣食住をまかなう以上の品物が溢れる世の中になりました。これがAIやロボット化でますます進展します。もう多くの人は食べるためのイヤな労働から解放されていい時代になりつつあるのです。その現れが先の高額所得者のリスト。この意識はすでに若い人の間では浸透しつつあり、もう楽しくない仕事には人が集まらないようになってしまっているのです。コンビニも飲食店も、外国人アルバイトがいなければ回りませんよね。若者は仕事にあぶれていても、そういう仕事は敬遠します。それが正しいのだと思います。もう楽しくない仕事はしない。楽しい仕事だけして生きていける。社会を構成する必要最低限の仕事は機械化してロボットにやらせ、人間はクリエイティブで面白いことだけを追求して生きる。ローマ時代の貴族階級と奴隷の役割分担が、人と機械で受け持たれつつある。ベーシックインカムが現実のものになる。そんな時代が来ているんじゃないでしょうか。エンジニアがリモートワークで働くトレンドにその兆しを感じています。

パンドラの箱に最後に残ったのは希望でした。人はどんなにツラい毎日でも、そこに希望があれば生きていけます。全ての人が、自分なりの希望と楽しみを見つけて、それを頼りに生きているのです。私たちはその愉しさにフォーカスをして、より皆さんに楽しんで頂ける、笑顔を増やすお手伝いをしたいと考えます。仮にガソリンエンジンのクルマが禁止されても、人は他に違う楽しみを見出すはずです。それでいい。その時はその時です。私は今許される楽しみを最大限に増やすことを考えます。だってこれだけ多くのクルマ好きが日本に、世界に存在するのですから。一人でも多くの方を笑顔にしたい。世界中のクルマ好きを繋いでみたい。そこはきっと楽しいワクワクする場になるはずなのです。

人生を遊ぼう!
Connect Car Crazies!

行政サービスのオンライン化

久し振りに会社を作ってるんですが、少しずつIT化が進行しているのが分かります。例えば、定款の認証や登記申請はオンライン化されています。登記簿謄本の申請もてきますし、コンビニで住民票を取ることもできます。ただ、そのUIがイケてない。領事館のVISA申請も使いづらいシステムでしたから、日本だけがダメなんじゃないんですね。システム投資に積極的ではないように見えるのは、人手減らしに繋がるのがイヤなのでしょうか。

問い合わせがLINEでできたり、各種公共料金の支払いがクレジットカードでできたりはすぐに実現してもよさそうですが、現実には不可のところが殆ど。日本は無駄に手数をかけるクセがあって、事務作業の生産性が低いと感じます。現場の労力を無意味に浪費してる気がしますね。結局、経営判断で負けてるんだろうな。原因が老害にあるのなら空恐ろしいことです。自分の感覚が古くならないためには、人任せにせずに自分の手を動かすことが大事。秘書やアシスタントに任せだしたらヤバい。私も気をつけねば。

「メルカリはなぜうまくいっているのか?」

QREATOR INTERVIEW! by MEGUMI 「メルカリはなぜうまくいっているのか?」

CARZYのビジネスモデルを考える上ではメルカリに多大な影響を受けているので、ずっと気になっています。少し古い記事ですが、参考になるポイントが沢山あります。私が気になったところをご紹介します。
スマートフォンを誰でも使うようになって、誰でもインターネットが手の中に入ってきたというところで、それらを見ると、より今までパソコンベースでプロしかやれなかったものが、個人の方でもできるのではないかという、大きなパラダイムシフトが起きる予見から始まりました。

インターネットはやっぱり個人をエンパワーメントするもの、個人が強くなる、個人がなにかアクションをするときにインターネットのパワーでレバレッジが利くというのが価値だと思っているので。

僕らでいうと「別にヤフオクあるじゃん」と言われるのですよ、当時。「別にヤフオクで売れるじゃん」と。ミクシィのときも「誰が日記書くの?」と言われました。だから、そうしたコメントはかなりあるわけですよ。
それはもう半分は信じるしかない。エゴでなんとか押し通せるというか、やり続けられるのです。

意外と大企業と戦うときには、僕自身はそんなに難しく考えてないです。
大企業には2つ理由があって、1つは新規事業に大きな予算をかけられないんですよ。要は大企業の論理としては、成長している既存サービスにお金をぶっこんだほうがより成長するので、「新規事業にお金を使います」と言っても、実際はそんなに使わないのですよね。プラス、そこにエースなんて入らないんですよ。結局エースは一番儲かっている事業にしか張らない。
そうすると、大企業の新規事業がどうして失敗するかというと、エースもお金も張らないからなのですよ。しかも上場していたら、急に「10億円使います」なんて絶対できませんから。

みなさんが使っているサービス、全員が使っているサービスというのは、本当にそのWinner Takes Allのwinnerなサービスですね。ここになれるかどうかというのが極めて大事です。ですから僕らは、最初の1年半ぐらいは売上が0なんですよ(笑)。一方でどんどんたまっていくと、どこかで自分たちだけが伸びるような、2次曲線のようなカーブに入っていくんですよね。急に。勝手に人や情報が回り始めるんです。最初は僕らが無理してトラクションを高めていかないといけないのですが、どこからか急に自走し始める。
でもそこまで僕ら、会社は10億円以上の赤字なんですよ。

僕らは先ほど言ったように、売上が立つのがちょうど1年半頃です。それまではもう本当に赤字でしたね。最終的に僕らは手数料10パーセントで売上を取るモデルになるのですが、最初は手数料ももらっていないのですよ。だから、ずっと赤字なのですね。売上0でずっと赤字、さらにテレビCMもやっていた。テレビCMは1回数億円なので。手数料を有料化し始めるときに、「ユーザーが『10パーセントなんて高い』と言って使わなくなったらどうしよう?」というのは、一番ヒリヒリしたタイミングでした。

MEGUMI それはどうしたんですか? そこで変える決断をしたときにお客さんが離れていったというのはなかったのですか?

小泉 幸いそれはなくて。さっき言った自走するタイミングでなにが起きているかというと「メルカリが一番売れる」、これですね。これがあれば、ユーザーさんはたとえ10パーセントの手数料でもなにも言わない。それは、「売れるのならここで出そう」と言ってもらえるところまで持っていけるかどうかなんです。

基本的な考え方は「誰でも簡単に利用できるサービス」なのですが、初期のマーケティングの考え方はやっぱり20代女性ですね。これはミクシィの時もある程度同じなのですが、やっぱりトレンドを作るのは若い女性ですよね。ネットサービスをやっているとつい男性にいっちゃいますが。

しかし、男性からではメジャーサービスは出にくいと思っています。なぜかというと、男性はそんなにクチコミをしないからです。

自分が納得すれば、まあいいという。極論、別に友達なんかに共感してもらわなくてもいい。

女性というのは共感の生き物なので、共感されたい、自分も共感したい。

テレビ局からよくあるのが「メルカリで売れた一番高い品物をフィーチャーしたいです」「メルカリで100万円以上売った人をフィーチャーしたいです」といった、いわゆる“メルカリ長者”みたいなことを言われますが、うちではそれを全部断っているのですよ。
どうしてかというと、先ほどの共感の話もそうですが、今の消費者を見ていると、やっぱり自分事(じぶんごと)化していないものに対してはまったく反応しないのです。
では今の若い子たちの共感度合いはどのぐらいかというと、ちょっと売れて、自分の承認欲求がちょっと満たされる。そして翌日のランチがちょっと豪華になるくらいの、いわゆる「日常の延長線上にあるちょっとした楽しさ」なのです。
それをまたインスタなどのソーシャルメディアにあげたりすることで、いろんなところで自分が少しハッピーになれればいいのです。「それをみんなに共感してほしい」といった流れなので、100万円稼いでいる人を見ても「別に私関係ない」という感じなのですよ。

最初は車などはやめていたのですが、今だと出品できますし。
しかも売れているんですよ。写真4枚で車が売れているんですよ。

これまでの社会というのは、先ほど言った資本主義がかなり社会を保証していたと思うのですよ。なんとなく「イトーヨーカドーで売っているものは間違いなくいいものだ」といった、そうした資本主義がある程度そこの社会の信用を担保していたと思いますが。
これからはどんどん、個人がインターネット上の活動で自分の評価がたまっていく。そうするとどんどん個人で社会に出ていって活躍できる人や、そうやってものを売れるであるとか、個人の信用がためやすい世の中になっていっているのではないかと思っています。

立ち上げの頃の重要性でいうと、1つはプロダクトの完成度の高さがあると思うのですよ。使い勝手が悪いもの……例えばレストランで言うと味が悪い店です。こういうのはやっぱり長続きしないので、当たり前なのですが、使い勝手のいいサービスを作る。
そのときに、先ほど言った男性目線で作っちゃうと意外と「これぐらいみんな使うでしょ?」といった感じなのですが、けっこう使わないんですよ。
僕はいつも女子高生や女子大生が不自由なく使えるかどうかはすごく大事だと思っています。なるべく難しくせずに、そういう方々が使えるかどうか。いわゆる大衆層が本当に使えるかどうか。
もう1つは、それに対していいものを作ったら、やっぱりいいプロモーションをするというところだと思っています。

SNSなどを見ていても半分は読めていないのですよ、みなさん。もう脳の処理量を超えているので。
そうなると「いいね!」ボタンはなにかというと、「MEGUMIさんがあげてるから『いいね!』ボタンを押しておこう」など、書いてある内容よりも誰が書いているかのほうが大事になってきて、どんどんそっち側にみんな反応していっているのですね。
それで徐々に文字が辛くなっていって、今はインスタのように映像や画像になっていっているわけですよ。どんどんそのように軽いほう軽いほうへ人間というのはいくわけですね。軽くて情報量が多いほうに。
そうした中でいうと、手で打って文字というのは、たぶん遅いとなってきていて。

僕らでいうとやっぱりモノを売るので、物を売る系は音声というよりはどちらかというと映像です。いわゆる動画コマースっぽい方向は、一部、今メルカリチャンネルというタブをひとつ作ってテスト的に始めたのですが、動画などはそっち側にいくだろうと思っています。
ただ、一般的な検索などのもろもろは、音声のほうにサポートしていくのではないかと思っていますね。

小泉 ネットとリアルの境目がなくなってきているのですよ。今まで「インターネットはインターネットの中のもの。リアルとは交わりません」といった感じだったと思うのですが、これからはどんどんその境目がなくなってきていて。
いわゆる物の買い物でいうと、ショールーミングと言われている、物を買いに行くのだけど、その場で見てネットで注文するといった感じです。むしろ今、中国はその店舗ばかりなのですよ。ほとんど。中国は最近在庫がない店がすごく多くて。もう在庫を置いておくのは無駄だから、ショールーミングしちゃう。
MEGUMI サンプルだけ?
小泉 うん。その場で頼んでもらって、あとは配送するといった。
MEGUMI へえ、すごい。
小泉 たぶんどんどんその境目はなくなっていくのですね。あと5年、10年のスパンでいうと、「えっ、そのネットやリアルといったその議論はなんですか?」という議論になっていくと思うんですよね。「前時代的な議論をしてます」みたいな。

アメリカやヨーロッパに行くと、圧倒的に日本の食材のクオリティの低さ、オーガニックスーパーやホールフーズ・マーケットもないし、やっぱりそのあたりが意外とまだまだだなという感じはしますよね。

その一方でコミュニケーション系はちょっと難しい。物というのはループしやすいのですが、人はループしにくいのですよ。

SNSはなにが起きるかというと、人間関係じゃないですか。縮図としては。これはループしにくいというのは、入れ替わりしにくいのですね。なぜかというと、友達としてもう5年会わないけど、この人を切るのはちょっとやだなという。

そうなってくると、古い……最近よくSNSが若い子に使われなくなったなどいろいろありますが、SNSの初期の頃は自分が本当に仲の良い人たちが友達だったのに、最近は仕事関係の人など、なんだかいろいろ入ってきたからどんどんつながっちゃったのだけど居づらくなってきている。

そうした中で、若者が最近インスタでもう1回とか、Twitterのほうで鍵をつけて自分が本当に仲が良い人だけでやるなど、どんどん人間関係は再構築したがっている。プラットフォームを変えたがる。大きくなってしまうと面倒くさいから。

ということが起きるので、僕は5年10年スパンでいうと、どこかでコミュニケーションサービスは変わる可能性はあるんじゃないかと思っています。

もしくはFacebookはもっと社会性のあるプラットフォームになっていって、本当のトレンドを作るようなSNSはまた別で生まれてくるというのは普通にあるのではないかと思っていますね。とくに若い人からすると、たぶんあの構造は「ちょっとめんどくさいな」となってきていると思いますね。
というわけで引用だらけになっちゃいましたがw、いいこと一杯書いてありますね。後発の人間はこうやって先人の経験と智恵に学べるのがいいところ。勿論個別に状況もビジネスモデルも異なりますけど、本質的な議論のポイントは共通のことも多いと思います。CARZYにはCARZYの最適解があるはずなので、そこを見極めたい。乞うご期待、です。

https対応

最新閲覧ソフト、官庁HPに警告=通信暗号化へ順次対応―総務省など

随分前から騒がれていた問題なのに、官庁は対応してなかったんですね。驚きました。おちゃのこネットでは、2017年12月にhttpsでの表示に対応し、しかも従来のhttpサイトからの以降ツールも併せてご提供しています。どうしてこんなツールが必要になるかと言いますと、おちゃのこネット以外の外部のサーバーにあるコンテンツをHTMLで読み込む記述をしているケースが多々あるからです。膨大なコンテンツの中から該当箇所を目視で発見して修正するのは困難なので、自動的にツールで修正箇所の検知と置き換えをする仕組みをお作りしました。

全体HTTPS設定について



ある事柄に対応出来ているかいないか、ただ○×で示しただけではこういうところまでは分かりません。でも実際に使う人の身になれば、手で作業を強いられるサービスとツールが提供されるサービスの差は大きいはず。おちゃのこネットは使う人の気持ちに寄り添ったサービスでありたいと思ってきたし、これからもそれは変わりません。使いやすい、親切、気が利いてる。そんな評価を大事にしていきたいと思っています。

Instagramマーケティング

おちゃのこネットでトップクラスの売上を誇る某ショップの社長さんにお話しをお伺いする機会がありました。今一番力を入れているマーケティングチャネルは、Instagram。やはりイマドキはそうなんですね。昔は対象顧客が読んでいそうな雑誌への広告出稿が主体だったのですが、紙媒体の実売がどんどん落ちている昨今では10万部発行のメディアはごくわずか。対して、故人でフォロワーが10万人単位でいるモデルやタレントさんは結構いるので、いまはメディアと個人のパワーバランスが逆転していて発信力のある個人を軸にした方が効くのだそう。

K・ジェンナーがインスタの女王、1投稿1億円稼ぐ

これはさすがにケタが違いますが、世界ではこんなことになっています。勿論Instagramに向いている向いていないという特性はお店と商材によって異なるでしょうが、最新のメディア動向にうまくキャッチアップすることは大事だということですね。

Kさんの遺稿

先月末にKさんが亡くなりました。まだ還暦前の若さで、わずか一年半の闘病生活でした。ご本人、さぞかし無念だったことでしょう。当初はご自身の病気を隠していたKさんが、途中から友人に病状をオープンしてFacebookで日記を書いてらっしゃいました。その遺稿が手元に届きました。

まだ全部は読んでいませんが、生前のKさんの様子が目に浮かぶ生き生きとしたタッチに、みんなから慕われていたお人柄が偲ばれます。実は娘もこの文のファンで、私以上の読み耽っています。まだ中一ですけど、さすがは文学少女。感じるところがあるのでしょうね。

虎は死して皮を留め、人は死して名を残す

私は死んだ後にどんな評価をされるのだろう。どんな人間だったと思われたいのだろう。人の評価を気にして生きていても仕方ないのですが、人の死を身近に経験するとやはり自分の身に置き換えて考えてしまいます。たぶん、答えはひとつ。後悔のないように生きる。それしかないのでしょう。

あなたは後悔のない毎日を送れていますか?

ZOZOSUITの脅威

剛力ちゃんとお騒がせな前澤さんですがw、やっている施策は的確です。注文していたZOZOSUITが届いたので早速着用してデータの計測をしてみました。手順もインストラクションもよく練られていて、アプリの指示に従えば誰でも自分の体型データがサーバーに登録できるようになっています。非常にカンタン。

で、その後にZOZOTOWNでアイテムの検索をすると、サイズ一覧に「あなたのサイズ」表示が! これはいいですね。私は概ね既成の服でサイズが合うので今まであまり不便を感じたことはなかったのですが、ウチの息子なんかは身長が高くて細いので合う服を探すのに苦労していました。彼のような人は重宝すると思います。

この取り組みはユニクロはもちろんAmazonにも先行していますから、ファッションカテゴリーにおいてはトップランナーなわけです。正確な体系データという武器を手に、あらゆるファッションアイテムの販売ポータルを取れる可能性がありますから、この先どこまでいけるか非常に見ものです。できればこれで世界を制覇してほしい。世界に通用するIT企業として、ZOZOとメルカリは応援しています。IT業界におけるSONY・ホンダを作るんだ!