輸入車マーケット

VW復調、5年ぶりのプラスで2位浮上…2018年度上半期輸入車販売
1位[1位]:メルセデスベンツ 3万0944台(7.1%減、4年ぶり減)
2位[3位]:フォルクスワーゲン 2万5292台(9.4%増、5年ぶり増)
3位[2位]:BMW 2万4460台(4.9%減、4年連続減)
4位[4位]:アウディ 1万3575台(2.8%減、3年連続減)
5位[5位]:BMW MINI 1万2671台(3.8%増、4年連続増)
6位[6位]:ボルボ 8725台(12.0%増、4年連続増)
7位[7位]:ジープ 5701台(13.7%増、5年連続増)
8位[8位]:プジョー 4852台(24.4%増、4年連続増)
9位[11位]:ポルシェ 3338台(11.7%増、2年ぶり増)
10位[9位]:ルノー 3331台(2.7%減、2年ぶり減)
ドイツのプレミアム御三家が揃って販売を落としているのが意外ですが、総じて輸入車マーケットは好調と言えますね。売れ筋の変化を見てみると、明らかにセダンが減ってSUVが売れています。各社ラインナップの拡充を進めていて、やたら細分化しつつありますよね。SUVなのにクーペスタイルとか、クロスオーバーとか。最近はベントレー・ロールスロイス・ランボルギーニといったハイブランドもSUVを投入していて、各社の屋台骨を支える存在になりつつあります。ポルシェのカイエン/マカンシリーズの成功が各社の背中を後押ししました。この流れを受けて、いよいよフェラーリも2021年あたりにSUVをリリースするらしいです。4枚ドアは作らないポリシーのはずでしたが、商売勘定抜きには成り立たないのかな。

私は国産車こそ先進の電装技術で世界をリードしているのかと思っていましたが、実はそこでも後追いらしく、新しい技術を採用するのは海外メーカーの方が早いのだとか。トヨタのテレマティクス技術なんて本当に古いですし、国内販売に胡座をかいていられる状態ではないはずなのに進歩のスピードが遅いですね。章男社長の危機感って大袈裟ではなく、正しい皮膚感なのかもしれません。日本が自動車産業でも勝てなくなったら、どこで勝負すればいいのでしょうか。本気でこの国の将来が心配になります。いつの世も時代を切り拓くのは若い人のパワーなんですが、そこを引き出せているとは言えませんものね。若い人に思い切って任せるか、さもなければアグレッシヴな目標を設定して組織を引っ張るか。私はドライブする道を選びます。

クルマ自慢

いま、クルマ好きはどんなサービスを使ってるんでしょうか。少し古い話になりますが、10年ほど前はmixiで趣味に関する交流が盛んに行われていました。当時から「みんカラ」(みんなのカーライフ)なんてサイトがありましたが、ここのUIが絶望的に使いにくい! なのでクルマ好きも今は殆どFacebookに流れてしまっているんですよね。ところがFacebookはクルマ好きだけのSNSではないので、ご飯行ったとか、誰それに会ったとか、日常の色んな話題が混ざってしまっている。本音では、クルマ好きはクルマに特化した使いやすいSNSを求めていると思うんですが、その候補が意外とないんですよね。

さて、CARZYでそこを作ろうかどうしようか。サービスの立ち位置とか色々難しい面もあるので、ちょっと腰を落として考えます。クルマ好きは、何を欲しているんだろうか?

クラシックカー保険

Chubbクラシックカー保険

私が知る限り、世界で唯一のクラシックカー保険がこちらです。まあ、そもそも限られたニッチ向けのマーケットなんですが、クラシックカーの場合は毎日乗るクルマではないからフルタイムカバーの保険に割高感があるところに問題があります。スポットでイベントに参加する時だけ、もしくは単月で加入したいというニーズはあると思います。しかし保険会社側が対応できていない。結局のところ数が集まらないから商品開発もされないというジレンマなのですが、そこをCARZYで何とかしたいなと。

数さえ集まれば、他にも陸送や修理ネットワークやイベント企画など、できる事は沢山あるのです。専門化されたサービスならではのおもてなしを考えていきたいと思っていますので、ご期待ください!

CARZYリリースしました!

CARZY.net

2018年9月2日、記念すべきCARZYのリリース日です! お披露目の場に選んだのは、「関西トリコローレ2018 with CARZY Live ! KOB」。当日は120台ほどのエントリーを頂き、神戸の六甲山は森林植物園にお集まり頂きました。心配したお天気も驚くような快晴で、新しいサービスの船出を祝福してくれているかのようです。

CARZYは”コレクタブルカーの個人間売買サービス”です。これは従来のクルマ業界の不透明な商習慣を、少しでもガラス張りで透明性の高い合理的なものにしたいという思いで始めました。メルカリに代表される個人間売買のトレンドは今後も続くはず。最低限の運用手数料で、今までの対面型の販売ではなし得なかったオンラインプラットフォームをご提供したい。それは日本だけにとどまらず、広く世界に繋がる架け橋になれるはずです。クルマ好きのニーズは共通なのですから。

それは、組織から個人へ、実用性から趣味性へ、という二つの大きなトレンドを追う意味も含んでいます。世界が成熟していくということは、そういうことなのだと私は理解しています。

私たちの提案がマーケットに受け入れられるかは分かりませんが、信じる道を真っ直ぐ進みたいと思っています。どうぞ皆さん、サービスを一度ご覧になってみてください!

CARZYリリースへ!

今週末のイベント「関西トリコローレ 2018 with CARZY Live! KOBE」でのお披露目に向けて、本日CARZYアプリを無事にAppStoreに送り出しました。やきもきしましたが、無事にAppleの審査も通りましたので安心して日曜日を迎えられます。

振り返ると、ここまで丁度一年です。私の頭の中にだけあったアイデアが、こうして短い期間にカタチになったことをとても嬉しく思うと共に、実現に向けて努力してくれた全てのスタッフと関係者、そして誰よりも最初に大切なおクルマを出品してくださったお客さまに深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

さて、これがゴールではなく、ここからが本番。マーケットが私たちの提案を受け入れてくれるのか、ドキドキしながら審判を待ちます。夢は限りなく大きく膨らみます。でっかく育てるぞ!

Monterey Car Weekという非日常体験

先週丸々、サンフランシスコの南のモントレーにクルマイベントの視察に行っていました。今回はCARZYの開発スタッフを連れて行きましたのでなかなか大掛かりなツアーでしたが、その価値はあったと思います。ただクルマのイベントを見に遊びに行ったわけではなく、準備中のCARZYの開発チームに世界最高峰の世界を体験させ、その世界観に触れさせてあげたかったのです。それだけの価値のあるMonterey Car Weekのイベントの数々を下記でご紹介しておきましょう。

Automobilia Monterey Expo
これはクルマグッズの販売中心のイベントです。一週間にわたるクルマイベントの幕開けは、掘り出し物を探すフリマ的な楽しみからスタート。一緒にモントレーに行った知人は、ここでポスターを探すのが無上の楽しみなのだそうです。他にも様々なグッズが展示されていまして、例えばランボルギーニがトラクターを作っていた頃のエンブレムとか、フェラーリの初期のベッコウでできたキーとか、各自動車メーカーのエンブレムを型取ったモザイクのプレートとか、興味ない人にはガラクタにしか見えないグッズを夢中になって手に取る大人が集まって凄い熱気です。ある意味、クルマ好きもオタク体質なんですねw

Pebble Beach Tour d'Elegance

日曜日のコンクールに先立って、出展車両がゲートから一斉にパレードに出かけます。陳列して動かないクルマはいつでも見れますが、実際にエンジンが掛かって動いている名車達を見れるのはこのタイミングだけ。だからウォッチポイントには早くから観客が陣取って、ベストポジションを確保しています。EVにはない、ガソリンエンジンの響きがとにかく心地いい! これはメディアで記事を見ているだけでは絶対に感じる事のない、現地だけの贅沢なのです。ペブルビーチで感じるのは、着飾った女性達の晴れがましい姿です。クルマの趣味って男中心になりがちなんですが、奥さんや娘さんたちが思い思いの衣装に身を包み、舞台女優になりきっています。こういう場って、日本にはなかなかないんですよね。羽根飾りの付いた帽子なんて、着ていくところあります?w

The Quail,A Motorsports Gathering
クエール・ロッジでのモータースポーツ・ギャザリングは近年最もチケットが入手しづらいイベントです。なんとお値段が$600もするのに、販売開始から5分で完売してしまいます! 今回はウチはメディアパスの申請が通ったので西川淳さんと一緒に無料で入場できましたが、まさにプラチナチケットなのです。元々モントレーはペブルビーチゴルフクラブでのコンクールがメインのイベントだったのですが、コンクールに出るクラシックカー以外に現代のスーパーカーが集合する各メーカーのお披露目の場になっているんですね。毎年多くの新型モデルがこのクエールを発表の場に選んでいます。今回はBMWの新型Z4のアンベールと展示が会場センターでありました。とにかく華やかなクルマたちが一杯で、こんなに多くのパガーニやブガッティなどのスーパーカーが揃うことは他では考えられません。ここにいると感覚が麻痺してしまいます。ペニンシュラグループが主催なので、お金の掛け方が違うんですね。来年も入場困難なイベントになるのは必至です。

Rolex Monterey Motorsports Reunion個人的にこのイベントが一番アメリカらしさを感じるんですが、ラグナセカという名門コースを借り切って、様々なカテゴリーの旧車たちが本気でレースを繰り広げます。戦前・戦後のクラシックカーからCan-Amカー、昔のF1カーなど、普段なら博物館に鎮座しているはずの名車がガチでバトルをしている様は圧巻です。前に行った2012年はFerrariの250GTO(一台最低10億円!)ばかりで一つのカテゴリーを構成してレースしてましたから、引っ繰り返りました。運転しているのが70代のお婆ちゃんだったりしますから、二度ビックリ。こんな貴重なクルマを飾っておくんじゃなくて、本気で走らせてやる、その心意気にアメリカの懐の深さを感じるのです。

GoodingRM Sotheby'sのオークションこの一週間の夜には各地で幾つもオークションが開催されます。今年のRMでは私の目の前で$44M、つまり約50億円のFerrariが競り落とされました。一千万円単位で値が上がっていくさまは異次元ワールドです。今年の会場の入りは凄く、熱気で息苦しいほどでした。

Pebble Beach Concours d'Eleganceウィークの最後を飾るのが、ショーの花であるコンクールです。全米オープンが開催される世界トップの名門ゴルフクラブの、こともあろうに18番ホールにクルマを並べてしまいます。これは日本ではあり得ない発想。これがカルチャーというものなのでしょうね。これができるのは、実はカリフォルニアの気候という要素もありますから、日本で同様のイベントを開くのはなかなか難しいんですよね。

他にも沢山のクルマイベントに包まれた熱狂の一週間。こんな世界があるのだということをもっと多くの人に知ってほしい。そして、EVや自動運転車にはない、クルマを愛でる文化の愉しさを味わって頂きたい。そう思っています。確かに21世紀後半にはガソリンエンジン車は絶滅するかもしれませんが、それでも人が趣味で楽しむ対象としての乗り物や機械は永遠になくならないと思っています。それは人生を彩るための欠かせない舞台装置だから。生きる目的がどんどんエンターテインメント化していく流れの中で、人を楽しませるためのお手伝いをしていきたい。そう考えています。また来年、モントレーでお目に掛かりましょう!

7年ぶりのアメリカ

モントレーカーウィーク訪問のためにサンフランシスコに来ています。前に来たのが2011年だったので、7年ぶり。うっかりESTAの申請を忘れて大騒ぎになりましたが、ひとまず家族を置いて独りで現地入りしました。

まずはサンフランシスコ国際空港の規模からしてデカい。このサイズ感がアメリカです。SUVを借りましたが、インフィニティのQX80とかいう初めて見るアメリカ仕様モデルがまた無駄にデカい。大体において近年の日産デザインはどうも違和感があって好きになれませんが…。久し振りの海外でのレンタカー運転なので慎重にスタートしますが、アメリカのフリーウェイは広くてやたら車線が多いのです。結構みんな飛ばすので、恐る恐る一番右側をゆっくり走る。荒れた路面、ゴミだらけの路側帯、フリーウェイ脇の景色。ああ、良くも悪くもアメリカだな、と実感します。今回は久し振りの家族旅行を兼ねているので少し張り込んでリッツ・カールトンを取りましたが、古いんですね。丁寧なスタッフの応対に、伝統あるホテルに勤めるプライドとホスピタリティを感じました。そうそう、チップを用意しておかないと…。

荷物をほどいて、ネットに繋いで、メールとSlackをチェック。ちょうど時間が合ったので、会社のスタッフとリモートでスクラムミーティング。これが本当のリモートワークですね。ネット回線がしょぼい(2Mbpsも出ない…)ので音声が通りにくいですが、それでもビデオで顔を見ながら太平洋を挟んで打ち合わせできるのは凄いこと。ローミングしている携帯には普通に日本から用事の電話が掛かってきますし、海外に来ても普通に日本国内の出張と同じ感覚で仕事ができちゃいます。

一通り用事を片付けて、お腹が空いたのでYelpで近くの良さそうなレストランを探す。このYelpが日本における食べログみたいなサイトで、場合によっては連動しているOpenTable経由で予約も完了します。22時で閉まっちゃうらしいので少し急いで向かうと、ほぼ満席状態で賑わってました。アメリカ南部料理のレストランだったので、セントルイス・スタイルのリブステーキを頼んでみる。美味しい。やっぱりアメリカに来たらお肉が外れなし。しかし街は景気が良さそうなのに、やっぱり道中のシャッターの蔭には必ずホームレスの姿があり、勝ち組と負け組の明暗がはっきりしているアメリカらしさを実感します。彼らにも再挑戦のチャンスが与えられることを願います。

明日には家族が遅れて到着する予定なので、またサンフランシスコ空港に出迎えに行きます。今週一週間はアメリカを堪能することにします。というか、サンフランシスコは寒い! マジで夜は上着を羽織らないと冷えます。日本の暑さがちょっと懐かしいカンジ。

Apple Carが見たい!

AppleがTeslaに転職していた上級技術者を再雇用、車の開発を再開する兆しか?

以前からAppleにクルマ本体の開発プロジェクトか存在することは有名でしたが、プロジェクトは迷走していて、人材が流出したり、いつまでも進捗が発表されず低迷状態でした。このエントリーだけでは今後の見通しが分かりませんが、期待しちゃいますね。

テスラモデル3はファントム羊の夢を見るか

こちらをお読み頂くとよく分かりますが、EVの最先端をいくテスラのプロダクトは、"走るスマホ"、それも完成度の低いプロダクトなんですね。このクオリティで量販しようというイーロン・マスクの判断は間違っていると思いますが、彼は世界のモルモットですから皆んな仕方ないと諦めてるんですね。むしろ不完全でもいいから、早く未来を見せてくれと。

そこを、クオリティと先進性を両立させてくれそうな期待を持たせるのが、Apple。だから世界中が、あっと言わされる斬新なクルマの登場を心待ちにしているのです。

頼むぞApple。クルマを「再発明」、reinventingしてくれ!

地方にコレクターあり

土曜日から、東京、別府、宮崎とCARZYの出品車両取材に回ってきました。なんとなく東京に日本中の富が集まっているイメージがありますが、なんのなんの。西川淳さんが永年かけて温めたクルマ好き人脈は日本津々浦々に張り巡らされ、色んな地方に驚くようなコレクションを築いてらっしゃるコレクターさんが沢山いらっしゃいます。秘蔵の愛車たちを拝見するたびにその迫力に圧倒され、コレクターさんの情熱の熱さと人間性の奥行きに深く尊敬の念を抱くのです。

確かに不動産や事業を先代から相続された方もいらっしゃいます。しかしこのご時世、油断していたらあっという間に身代が傾きます。そこを維持発展されているのは、ご本人の経営努力の賜ですよね。そして成功されている方は、例外なく魅力的です。経営手腕だけではなく、人間的に惹き付けられるものがあります。地域のクルマ好きグループ内のキープレイヤーとして多くの人をまとめ、ご活躍なさっている姿にこちらも勇気付けられます。



これはネットで拾った「女性ウケする趣味一覧」なのだそうです。ざっとご覧になっていかがですか。私の贔屓目かもしれませんが、大の大人が本気で向き合う趣味としてクルマに代わるものって、そうはないと思うのです。特にクルマの場合は、独りで楽しんでらっしゃる方もおられるでしょうが、やはりクルマ好き同士の人の繋がりができるもの。仕事も生活環境も全く異なる人が、クルマという切り口で交流が始まるその面白さ、意外さ。これはなかなか他にはない醍醐味だと思っています。

CARZYは、このクルマ好きのネットワークを支援したい、新しい出会いを後押ししたい、もっとクルマを楽しめるような機会をご提供したいのです。こうやって現場を回り、クルマ好きの方とのお付き合いが拡がるにつれ、大きな手応えを感じています。全国のクルマ好きのみなさま、どこかでお目に掛かりましょうね!

地方はクルマ社会

若者のクルマ離れ、とよく言われます。ある意味事実なのでしょう。少子化の影響もありますし、長く続くデフレ経済の下ではこれだけ維持費がかかるクルマの所有コストが割高に感じられるのは当然です。しかし、都市部と地方の視点の違いも意識する必要があります。メディアは全て東京発信ですから、地方の実態と生活感を正しく反映しているとは言えないからです。

私の実家は三重県津市。今でこそ県庁所在地ですが、これは市町村合併で津市に併合されただけで、元々は一志郡一志町というド田舎です。最寄りの電車は近鉄ですが、もう何年も前に無人駅になってしまいました。電車を使うのは離れた学校に通う高校生と一部のお年寄りだけで、基本的には日々の移動手段はクルマです。だから各家に大人の頭数だけクルマがあります。殆どは軽自動車ですけどね。歩いて行ける範囲にコンビニもなく、一軒あったスーパーも潰れてしまいました。こうなると食品の買い出しだけでも大変です。役所が買い出しバスを無料運行してくれてはいますが、それも週に二便だけ。それではとても間に合わないので、年寄り世帯にはクルマがないと本気で生活がなりたたないのです。ウチの親父も少々危なっかしいのですが、やっぱりクルマは手放せません。ネットショッピングなんて現実的じゃありませんからね。

クルマの免許がないと、仕事もない。それでは家計が成り立たない。免許の取り消し、イコール、生活の危機。これは地方にいないとそこまでの切迫感を感じられないのではないでしょうか。

この大雨で、公共交通機関はマヒ状態に陥ってしまいました。JR・私鉄は全部ダメ、高速道路もダメ、でも唯一動いているのは地道です。都市部はともかく、地方の場合は最後の交通インフラのキモはクルマなのです。

ここで問題なのは、高齢者の運転です。80代も中盤以降に差し掛かると確かに危なっかしいのですよね。ご本人はまだまだ大丈夫とお思いでしょうが、家族はヒヤヒヤです。実際問題として先に挙げた生活に支障が出るので、クルマを使うなとも言いづらいところがあります。こういうのを見ると、本気で自動運転車が普及して欲しい。ただねぇ、世間の期待ほど早くは実現しないのではないかとも思えます。結局のところ、イレギュラーケースをどこまで許容するかという問題ですよね。確率98%を99.5%に上げるとか、そこに膨大なコストが生じる。現状でも90点のシステムはできていると思います。でも路上駐車や道路工事や子どもの飛び出しなど、想定外のケースって一杯あります。全てに完璧な対応を求めると、たぶん永遠に自動運転車なんて提供できないと思うのです。せめてバスレーンを設けて、自動運転バスだけでも導入したいですよね。それで地方の生活インフラは随分助かりますから。一日も早く社会のコンセンサスが成立することを願っています。

クルマイベントの理想形


Pebble Beach Concours d'Elegance

世界最高のクルマイベントはなにか? そう聞かれたら、迷わずにMonterey Weekend、と答えます。世界トップの自動車大国アメリカ、その底力を否応なく見せつけられる圧倒的なパワー。こんなに華やかな世界が現実に存在するのかと思える、クルマ好きの楽園ウィークなのです。対抗馬はGoodwoodですが、こちらは私はまだ見に行ったことがないのではっきりとはご紹介できません。(この状態で世界トップと断言するなという話ですがw)

Montereyの良さは、複合的なイベントの集積にあります。Pebble Beach Concours d'Eleganceでのコンクール、Rolex Monterey Motorsports Reunionでのレース、各種コンクールやギャザリングが他にも沢山あり、夜はオークション。モントレー半島中がクルマ一色に埋まるこの一週間を楽しみに一年を過ごすカークレイジーが世界中から集うのです。

これを日本で作れないのか。過去沢山の日本人が摸索してきたと思いますが、なかなか形にならない。CARZYが上手く立ち上がったら、これにチャレンジしてみたいですね。多分クルマ業界のしがらみに無縁な私のようなアウトサイダーの方が良い距離感を保てるのだと思います。日本のクルマ社会の層の厚さ、深さを最近つくづく思い知っています。でも残念ながらそのポテンシャルが出せていない。オーガナイザーが狭い自分の商売目線に凝り固まっているのが元凶なんじゃないでしょうか。

理想のクルマイベントを日本に。これも新たな目標ですね。

CARZY The Sports Car Heritage Gathering 2018 KYOTO


CARZY The Sports Car Heritage Gathering 2018 KYOTO

大雨の中、予定通りに京都の北野天満宮にて表記イベントを執り行うことができました。ご参加頂いた皆さま、ご来場のみなさま、そして北野天満宮関係者さま、スタッフ一同、本当にありがとうございました。

当日は警報が出るほどの雨脚で、正直当初エントリーの半分も来車頂ければいいか、なんて西川さんと話していたんですが、結果的にはフルオープンのおクルマが2台だけ欠席されただけでなんと58台もの名車にお集まり頂きました。みなさんのクルマ愛と西川さんへのお気持ちを考えるだけで、感無量です。改めて御礼申し上げます。

当日は、事情で参拝できない西川さんに代わり私が代行で本殿参拝をさせて頂き、全国の天満宮の総本山である北野天満宮さんより交通安全祈願をご祈祷いただきました。そもそもどうしてこのイベントが始まったのかと申しますと、全国の天神さん12,000社は菅原道真の故事にならって牛がシンボルマークとなっているのですが、他の社は全て臥牛(伏した牛)なのに対して、北野天満宮さんだけは全国唯一の立ち牛。この姿がランボルギーニのエンブレムと酷似しているところから、クルマのイベントの話が持ち上がったという背景です。少々強引ですねw

天神さんの七不思議

ランボルギーニ誕生秘話!あの"猛牛"の由来とは!?

このイベントは正式には三回目なのですが、当初は暴走族が騒いでいると警察に通報されたのも笑い話、いまや参拝者から「あの名車が集まるイベントは今年はいつやるのか」とお問い合わせが入るほどの定着ぶりです。我々クルマ好きからすると一般の方に関心を持って頂けるのは嬉しいことですね。EVや自動運転の時代になっても、名車の魅力は人を惹き付けるものなのだと思います。

境内をご案内頂いたあとは、新設された文道会館にてトークショーが開催されました。

・トークショー1
   『京都からクルマの文化と産業を語る』
    産業代表:齊藤壽一氏(堀場製作所副会長)
    文化代表:鮒子田寛氏(京都出身、日本のレース界黎明期の第一人者 日本初のF1ドライバーにしてル・マン24時間レースドライバー)

・トークショー2
   『カー&ドライバー誌表紙作家が語る、クルマのカタチ』
    岡本三岐夫氏×渡邊アキラ氏

京都という伝統文化の担い手が、実は現代のクルマ業界にどれほど深く関与しているのか、クルマ好きも唸る深いお話しを聞かせて頂きました。また、クルマ雑誌の表紙を飾る素敵な原画を前にして、作家本人が制作の裏側を語るトークも普段知ることのない裏話を聞けて興味深かったです。

最後に私どもの新サービス「CARZY.net」のご紹介もさせて頂きまして、これからのクルマ文化をより発展させていくお手伝いをさせて頂きたい旨をお話しいたしました。

15時からは地元警察車両の先導の元、北野天満宮から名車によるパレードをして解散という流れでした。

みなさん、ご無事に帰路につかれましたでしょうか。恐らく普段は絶対に雨の中に出さないおクルマも多かったことと思います。ちらほら帰宅後に愛車を乾燥させてお手入れされている様子も拝見しました。申し訳ない気持ちもありますが、イベントへのご協力のお気持ちを有り難く承りました。ご遠方や札幌や宮崎からご参加の方もいらっしゃいましたので、お一人お一人のお気持ちが本当に嬉しかったです。

このイベントは毎年継続して開催して参りますし、今後はCARZY Live!も復活させて各地でクルマ好きの皆さまにお目に掛かりたいと思っております。どうぞ今後とも宜しくお願い申し上げます!

クラシックカー取引の注意点

恐らく多くの方はクラシックカーを実際に買ったことはないと思います。私もそれほど経験があるわけではありませんが、仕事がら多くの事例を見聞きしてきました。非常に経験の深い方のお話しをお聞きする機会がありましたが、現実の状況は普通の常識とはかけ離れた世界です。

普通の方は、買ったクルマは万全の状態であると信じていますよね。ここがそもそも違います。確かに国産・輸入車を問わず新車をディーラーで購入すれば、それは安心できます。新車保証もついていますから、通常は3年程度はメーカーが品質を保証し、何かあれば無償で交換・修理対応が受けれます。

しかしこれが中古車だとどうなるか。普通は販売店が保証を付けているでしょうね。これはお店によって違いますが、概ね1年、年式の古いクルマでも半年程度は保証を付けるでしょうね。逆に保証を付けれないなら、その店は自信のないクルマを売っているのかという話になります。ここも当たり前として皆さんお考えでしょう。

これがクラシックカーになるとどうなるか。保証はあり得ない世界になります。何故なら、そもそも何十年も昔のクルマが万全のコンディションで保存されていることは皆無に等しく、誰も責任を負えないのです。クルマを構成する部品は3万点と言われていますが、この中にはゴムやパッキン、マウント、シール、などの経年劣化する部品も含まれています。そもそも機械部品が壊れずに動く限界は、普通に考えて10年がいいところでしょう。クラシックカーの世界は製造後何十年、ヘタしたら戦前のクルマを扱うわけです。壊れていない訳がない、という話なんですね。ここを普通の新車や年式の浅い中古車の感覚で考えると、トラブルになります。

極端な話、引き渡されたクルマを受け取ったその場で運転して、動かした途端に壊れた、なんてことが本当に起こります。エンジンの始動一つ取っても、クセのある個体もありますから慣れた人が扱わないと一発で壊れます。半クラッチの扱いも細心の注意が必要です。不慣れな人間が不用意に動かすと、その場で壊れます。これをクレームであげてしまうと、売り手も困ってしまうのですね。ですから、現状渡しでノークレーム・ノーリターンがクラシックカー取引の原則なのです。

そんな世界は怖くて入れない、入りたいけど入れない。そんな人が沢山いらっしゃることと存じます。確かにそれなりに気合いを入れないと踏み込めない世界ではあるのですが、そこでしか得られないワクワクする魅惑の異次元ワールドがあるのも事実なんです。私たちは、この世界への取っ掛かりをご提供したいのです。

怖くて入れない空気を醸し出しているのは、一つには業界のプレイヤーの体質に問題があります。端的に申せば、古いのです。信じられないかもしれませんが、クラシックカー取引の世界では、売り手が主人で、買い手は僕(しもべ)なんです。売ってやる、買わせて頂く、が当たり前。これっておかしいですよね。そもそもは情報の非対称性が存在したからこその慣行なのだと思います。クルマ屋さんの方が詳しかったんですね。しかしこれはネットの時代で様相が一転しています。今や情報収集能力の高い個人の方が、情報に関しては専門のクルマ屋さんを上回ってきていると感じています。時代が変わったのです。

私たちの思いは、このネットの普及した二十一世紀に適した、現代的で透明性の高い合理的なプラットフォームをご提供することにあります。古い業界を、今風のイケてる業界に変えたいのです。そしてこの世界に新しい顧客層を生み出したい。そしてクラシックカーの世界を活性化させ、発展させたいのです。そこにみんなの笑顔が待っているはず。

色々ハードルがあるとは思いますが、このサービスの手応えを感じています。皆さんと繋がれる日がくることを楽しみにしています。

CARZYが目指すもの

トヨタの豊田章男社長は言いました。「愛と付く工業製品はクルマくらいですよね」と。そう。家電やスマホに愛という言葉はあまり使いませんよね。でも自分の愛車をそれこそ子どものように愛でるクルマ好きは沢山います。それだけクルマというのは思い入れの持てる、愛着の湧く存在なのです。

いま、100年ぶりにクルマ環境が激変しつつあります。移動の手段としての社会インフラの側面が強くなり、自動運転やシェアリングサービスなど、どんどんクルマがコモディティ化していきます。それは社会の要望に応える道ですから、否定はしません。しかし、一定数のクルマに愛を求める層の気持ちは置いてきぼりなのです。CARZYはCar Crazyのために、思い入れを持てるカーライフの充実に貢献したいと考えています。

私たちはそのために、コレクタブルカーの個人間売買サービスをご提供しようと考えました。対象をコレクタブルカーに絞ったのは、愛着を持てる対象としてのクルマにフォーカスしたいからです。ミニバンや軽に存在価値がないとは言いませんが、次世代に残す価値のある趣味性の高いクルマとしては対象にしない。クラシックカー、スポーツカー、希少車、そういった愛すべきクルマ達をまずは専門に取り扱いたいのです。

個人間売買サービスというコンセプトは、現状の中古車業界について恐らく多くの人が感じている問題点を解決するための手段として考案しました。ネットというディープインパクトがもたらされて早20年が経ちますが、いまだにクルマ業界は古い体質を抱えたままです。沢山の分野で情報の非対称性が解消されつつあり、数多のマーケットプレイスが市場の歪みを補正してくれています。いまやネットで消費者が必要な情報を入手できて当たり前。なのに、中古車に関してはあまりに仕組みが古いのです。それは趣味車の分野において顕著。クラシックカーに興味はあっても入っていけない。難しそう、だまされそう、なんだか怖い。そんな印象を一般のクルマファンは拭いきれず、派手なパレードを遠巻きに眺めているだけだったのです。

何が原因か。私たちは、透明性の高いマーケットが整備されていないことに原因があると考えました。コンセプトのイメージは明確。「趣味車の分野におけるメルカリ」です。売り手と買い手が直接つながる、オープンで透明性の高い現代的な取引市場が求められているのではないでしょうか。これは中間業者の中抜きと考えられるかもしれません。確かにその側面は否めませんが、それ以上に公明正大なマーケットの創出は新しい大きなユーザー層の創出につながると信じてもいます。多少の摩擦があったとしても、結局は業界全員の幸せに結びつく。それは歴史が証明する真理だと思います。

いま、少しずつ準備を進めています。最初に公的な場所でお披露目させて頂くのは、5/13(日)の北野天満宮でのイベントです。CARZY The Sports Car Heritage Gathering 2018 KYOTOでお目にかかりましょう!

ユーザーインタビューの重要性

いまCARZYの立ち上げ準備中なので、初期のターゲットユーザーさんにプレゼンとインタビューに歩いています。まだ始まったばかりですが、ここで得られる気付きはとても貴重です。早速ビジネスモデルの修正点が幾つもあります。これをせずにサービスをリリースしていたら大変なことになっていたはず。新規ビジネスの立ち上げに必須のプロセスと言えますね。

おちゃのこネットを立ち上げた2004年あたりには、まだこういう手法が共有されていませんでしたが、今はベンチャー向けの教科書に全部書いてあります。知識が蓄積され、伝承され、成功確率の高い方法がシェアされていく。いいことです。

ベンチャーのリスクが低減して期待値が高まれば、それだけ優秀な人を引きつける吸引力になります。それは社会の活性化にとてもプラスになること。親が子供に起業を勧める。そんな社会の実現を目指します。