外部資金調達の是非

東京で人に会って、新しい刺激を得てきました。

最初は、エスクローの会社。信託会社でないと免許がないので、この相談を出来る先は限られています。片っ端から当たりましたが、基本的にメガバンク系は全滅。あまりにサービス設計が古くて手数料が割高で我々のサービスの間尺に合わない。カルチャーも古いので、新しい提案をしても本部が取り合ってくれないです。今回お世話になるのは比較的小規模で、社長さんの感覚が新しいところ。アメリカのサービスなんかもよく研究されてて、今後のトレンドを理解されています。関西出身で気が合うのもいい。とにかく話が早いです。

もう一社は、WMS(Warehouse(倉庫)Management System)系の新興企業。社長さんもお若い方。但し、既にVC何社かから資金を引っ張ってしまっています。当初はサービスの買収を考えたのですが、それはやはり無理筋ですね。特定の企業色が付くのは先方にとってもメリットになりません。

実はもう一社同じくWMS系の会社が知り合いにありまして、そこの社長とは古い付き合いなのですが、そこもある事業会社さんから資本を引っ張ってきてしまっています。これが吉と出るかどうか。

資本政策の難しいところは、後戻りできないところ。一旦色が付くと、消せないんです。よくよく考えないと、目先の資金欲しさにオファーを呑むと後悔します。ウチは今のところ自己資金だけなのが強み。今後の資金調達は慎重にいこうと思います。