Facebook広告

皆さん、広告宣伝費ってどれくらい掛けていますか?

ちょっと調べたら面白い数字が見つかりましたので、ちょっとご紹介。



有力企業の広告宣伝費(2010年度)



これを見ると、おおよそ対売上比率で2%前後が目安ですかね。

粗利の大きいトイレタリーや医薬品は多め、小売とか粗利が低い業界は低め、自動車とか家電とかの製造業が中間というカンジでしょうか。



問題は、この広告予算の向け先です。

上記のリストでは、全般的にグローバル展開している企業は国内向け予算を絞って海外に重点配分している傾向。

で、大手企業は既存マスメディアに集中投下するんでしょうが、我々中小企業はそうはいきません。

当然ネット広告が主たる媒体になるんですが、これも国内向けと海外向けで様相が異なります。

恐らく国内向けにはYahoo!リスティング広告(旧:Overture)が有効と思われます。

理由は、Yahoo!検索を使うのがITリテラシーの低い層=広告に引っ掛かる率が高いと思われる層だからです。

だって、Google検索ユーザーは検索結果と広告を明示的に区別して、無視する習性が身に付いてますでしょ?

ところが、海外向けにはOvertureは効かないんですよね。

理由は、各国市場を横断的に配信する仕組みがないから。

つまり、Overtuteで世界に向けて広告配信しようと思うと、各国のYahoo!とそれぞれ個別にアカウント登録して広告配信しないといけないわけです。

当然そんな面倒なこと出来るわけないので、Adwordsの一択になりますわね。

Googleにお金払うの、ちょっと負けた気がして悔しいんですが、仕組みとしては良く出来ています。

で、ちょっと押さえておいたほうが良いのは、流行りのFacebook広告ですね。

Adwordsでは主要なビッグキーワードの単価が高騰しちゃってますが、Facebook広告ならまだ割安で購入できますので、今が狙い目。

ま、そのうちAdwords同様高くなるでしょうけどね。



我々は資金力がない分、知恵を使わねばなりません。

最新の情報収集に力を注いで、大手をスピードで上回り、きっちり費用対効果を追い求めましょうね。

頑張りましょう!

docomo/NTT、大丈夫?

悲鳴をあげるドコモ。DDoSツールと化すスマートフォン



元通信事業に関わっていた者として、そして今もWebプラットフォームを提供するビジネスを生業にしている者として、通信キャリアの対応を笑う気にはなれません。

こんなに急激に利用者端末環境が変化するなんて誰も想像出来ませんでしたからね。

考えてみて下さい。

あのJobsのプレゼンで世界が熱狂したiPhoneの発表は、2007年の1月ですよ。

日本にiPhoneが上陸したのは翌2008年のことです。

たった4年でスマートフォンの市場が立ち上がってしまったんですから、そりゃ対応が後手に回るのは仕方ない面があると思います。



しかし、です。

こんなトラブル事例を見ると、最近のNTTグループは大丈夫なのか、とも思っちゃうわけです。

他社と比べて高い料金を払うユーザーは、NTTグループ・docomoに対してブランド力を認めているわけです。

その価値の根源はネットワーク品質の高さです。

それがこうトラブルが続き、その原因に人為ミスや判断の悪さが垣間見えると、本当に品質の高さが保たれているのか、今後も保たれると信じて良いのか、と疑う気持ちが出てきます。

これは凄く重要なブランドへの危機だと思います。

上層部は危機感持ってますか?



そう考えると、品質には疑問を持たれているソフトバンクは良くやっているのかも知れません。

繋がりにくかったり、遅いと文句を言われながらも、iPhone利用環境の提供を何とか踏ん張って実現していますもんね。

お手本がない状態で、先達として道を切り拓くのはいつの世も大変な労苦を伴います。

なんかソフトバンクにエールを送りたい気持ちになりました。

あるストレージサービスの閉鎖

「Megaupload」閉鎖&FBIが運営者を逮捕、驚愕の運営実態と収益額が判明



有名なストレージサービスだった「Megaupload」がFBIの捜査により閉鎖されたそうです。

収益額が驚きのレベルですね。
Megauploadは有料会員から1億5000万ドル(約116億円)、広告などで2500万ドル(約19億円)、あわせて1億7500万ドル(約135億円)以上の利益を上げていた
有料会員がどれくらいの数いたのかは記されていませんが、プレミアム会員の会費が月額10ドルほどだったようですから、ざっと計算して100万人ほど居た計算でしょうか。(月額10ドル × 12ヶ月 = 約100ドル/年 上記の売上が年額であれば、ですけど。累計だったらもっと少ないですが。)

まあ普通に考えて、



・未登録ユーザー:500MB

・無料登録会員 :2GB

・プレミアム会員:無制限



なんて仕組みで投資が回収出来るとは思えません。

実態としては、極端にダウンロード速度を絞ったり、ツールの機能制限で実質的なストレージ容量を少なくする、なんてダークな運営だった模様です。

そもそも違法コンテンツのダウンロードが目的で使われていたサービスですから、そりゃいつかはこういう日が来ますわね。



ま、参考にすべきはそのスケールの大きさで、Webサービスは数集めてナンボって事ですね。

デジタルコンテンツの購入体験

CARZYをやってますので、最近デジタルコンテンツの流通に関心が向いています。

皆さんが身近で購入体験があるとしたら、やはりiTunesでの音楽ダウンロード購入でしょうか。

私はデジタルネイティブ世代ではないので、やはりCDパッケージに拘りと思い入れがあり、今までダウンロード購入には抵抗がありました。

Amazonで手配すればすぐに届きますしね。

でも何でも経験と思って一度やってみると、確かに手軽ですよね。

今まで購入したCDだって、一度リッピングしてiTunesに取り込めば二度と使う事はなかったので、不要と言えば不要だったんですけどね。

新しい体験に移行するには心理的な抵抗感が一番の敵、という事なんでしょうね。



で、一歩進めて、今度は映像コンテンツの購入体験。

やはり入り口はAppleでしょう、ということで、Apple TVからの映画ダウンロードを試してみました。

初回はクレジットカードのセキュリティコードの入力を求められましたが、二度目以降は拍子抜けするほど簡単にレンタル出来ちゃいます。

まさにワンクリック。

子供が勝手にレンタルしちゃうと困るんだけど、それくらい自然で良く出来たUIデザインです。



もう一つ、PS3でのHuluも試してみました。

こちらはアカウントが無かったので、PCでのアカウント登録が必要。

無料体験にもクレジットカードの登録が必要なんですね。

で、ラインナップを確認。

確かにアメリカのTVドラマシリーズはそれなりに多いんですが、映画が貧弱ですね。



この、コンテンツラインナップの日米差は深刻です。

結局日本のコンテンツホルダーが抵抗してるんでしょうね。

これだけ黒船が圧力掛けても変わらないとなると、どうしたら良いんでしょうか。

ちきりん女史が言うように、重力崩壊するレベルまで放置してある日状況が変わるのを辛抱強く待つしかないのでしょうか。

ホリエモンのような突破力のある異端を上手く扱えない我が国の懐の狭さが残念です。

Google検索の行方は?

Googleの言う「あなたの世界」は、Google+だけの世界



1月初旬より、英語版のGoogle検索のロジックに変更が加えられました。

主な狙いはGoogle+の取り込みです。

で、ネット上の評判は散々な模様ですね。

確かにこれは危険な賭けで、「最良の検索結果」を提供することでここまで伸びた会社が、自身の財産にバイアスを掛けてしまうわけですから下手すれば競争力の根底が崩れることになります。

まあ、かといって適当な代替サービスがないだろう、という読みなのかな?

Bingが後釜として有力というもありますけど、大部分の人はマイクロソフトにそこまでの信頼も持っていないわけで。



あー、Googleに代わるちゃんとした検索エンジンが欲しい。

候補者は今のところFacebook、次点がTwitterかな。

数年後に業界地図が引っ繰り返っていると面白いんだけど。