日本の生きる道

録画してあった「たかじんのそこまで言って委員会」見てて、日本が強いのは重厚長大分野、というのは本当にそうだと痛感しましたね。

Web屋の私が言うのも何ですが(笑)、日本でITの革新的な企業は生まれないと思います。

理由は、強いリーダーの個性に頼るよりも集団のコンセンサス形成を重視する日本人のメンタリティにあると思います。

戦前もそうだったのかは分かりませんが、少なくとも戦後は教育のせいもあり、独断専行を嫌う精神性が染みついちゃってしますよね。

これでは丁か半かの大博打は打てないんですよ。

ITの世界は独創的なアイデアと、それを実現するリーダーシップ、更に環境の急激な変化に追随するスピード性。

どれも日本人は苦手です。

特に組織が大きくなればなるほど。

(中小零細ではリーダーシップが生きるケースは沢山あります)



その点重厚長大分野は目標設定が割りと分かり易いです。

で、全員でゴールとプロセスを共有して、長期的に努力を積み上げていく。

明らかに日本人の得意分野ですよね。

昔神戸製鋼の仕事を沢山していたこともあり、鉄鋼を始めとする造船・橋梁・建築・土木・鉄道・航空機・プラント・重電・化学などなどの分野の伝統的企業の強さ、底力を目の当たりにしています。

確かに流行とは縁遠いかも知れませんが、まだまだ世界にはこれから発展する国が沢山あるわけですし、日本企業が簡単にはポジションを失わない有望な領域と思います。



今回の震災で色々な分野の考え方、特に若い人の見る目が変化していくと良いな、と思っています。

DELLのパソコンを手配

スタッフのパソコンが調子悪いとのことで、古かったので新しいものを手配しました。

開発チームは希望によりMacを使いますが、やはり事務作業にはWindows、となるとやっぱりDELLになります。



ちなみに私の要望スペックは、



 ・そこそこのCPU

 ・メモリーは4GBくらい?

 ・HDDは大して使わんから標準でOK

 ・モニターレス:だって今使ってるモニターあるもん

 ・デュアルモニター対応アダプター:ウチは全員マルチモニターです



というもの。

至って普通ですよね。



久し振りにDELLのサイトを訪問。

えーと、小規模の法人を選択して、デスクトップへと。

えー、Vostroのスリムタワーで良いんだよね。

おいおい、いまだにCeleronなんかあるのかー、DELLさんもあざといね〜w

んー、さすがにもっと上位のCPUを選んでと、、、えっ、CPUがCore 2のクアッド?

なんじゃそれ? i7/i5/i3ラインナップじゃないの?

思わず調べましたが、やっぱり世代の古いCore 2世代のチップみたい。

おいおい、知らんかったら普通に買ってまうやろ〜

i5とか選べる機種が限られるんですが…。無駄にラインナップ多すぎ!

おーい、モニターレスも選べる機種少ないなー

なおかつデュアルモニター対応アダプターとなると、、、

もうパズルの世界ですw



何とか構成組んで、発注。

腹立つけど、しょうがないのでMS-Officeも入れて、一台10万円強。

大体いつ買ってもこれくらいになりますな。

しかしDELLさん、もうちょっとモデルを整理して、値頃感のある構成をアピールした方が良いと思いますよ。

初心者をだますアピール出まくりで、分かってる人は皆苦笑じゃないでしょうか。

まあ、それでも他に選択しないから買っちゃうんだけど…。

ネイティブチェック

おちゃのこネットは海外ユーザー向けの英語版サービスを提供しているのですが、翻訳を日本人スタッフが行っているためどうしても表現としてこなれない部分が残ってしまいます。

サービス提供当初に一度ネイティブスピーカーさんに文言チェックを依頼したのですが、その方がWebに通じた方ではなかったので微妙な結果になってしまいました。

それが思わぬスジから良い方をご紹介頂き、Webサービスに精通したネイティブさんを見つけることが出来ました。

最後にモノを言うのは人脈ですね。

ご紹介頂いた方に感謝です!

硬直した組織の怖さ

自衛隊員も知らなかった自衛隊



メルマガでお世話になっている悠々社の山崎さんが手掛けられた本なのですが、著者の中部方面総監であった松島悠佐氏の話として、阪神淡路大震災時のエピソードを紹介してらっしゃいました。

自衛隊が設営したお風呂に「循環式でない浴槽は公衆浴場として認められない」と神戸市が難癖をつけた話や、同じく神戸市の役人が「温かい炊き出しは冷たいご飯を食べている人から苦情が出るからやめてほしい」と言ってきた話、神戸市の消防が「空中消火は実績がないから認められない」と、燃えている長田区への空中消火を差し止めた話などが載っている。
何とも愕然としますね。

どうやら当時の首長に革新派が多く、自衛隊の活動にまだあまり理解がなかった背景故の出来事という面があるそうですが、それにしてもルール・法令を守ることが優先で現実に柔軟に対応出来ない組織の怖さが表れていると思います。

確かに組織側の理屈に立てば、例外を認めることで収拾が付かなくなる、判断基準を属人的にするとバラツキが出る、例外対応したが故の失敗に誰が責任を取るのか、など理解出来る面もあります。

しかし、組織人である前に一人の人間として事に当たれば、自分なりの価値判断で融通を利かせて良い範囲が分かろうというものです。

すべからく問題の根っこは、自分の頭で考える事をしなくなった顔の見えない組織の恐ろしさにあると思います。

どんな組織も、長期間リフレッシュしないとこうなってしまうんですね。

一定の競争とリセットを仕組みとして組み込むことが大事なのでしょうが、そんなことをしている組織がどれだけあるかな…。

年度初め

入社式帰りと思しき集団を見掛けました。

新年度が始まり、色んな事が新しくスタートします。

春は気持ちを切り替えて、何かに取り組みたくなるもの。

あなたの今年の目標は何ですか?