「U2ube」

U2のYouTubeコンサート、ライブストリーミングで1千万ユーザーに楽々配信成功



このU2のライブまだ見てないんですが、1千万人に配信とはスゴイですね〜。

あまり知られていませんが、トラフィックの莫大なサイトの多くがAkamaiのコンテンツ配信ネットワークを使っている事は有名で、さすがというところです。



週末のお楽しみにどうぞ!



日米のネットインフラの差

米国はネットを高速化するつもりがないらしい(その1)-バックボーンはつらいよ



はてブからの拾い記事ですので、真偽の程は分かりません。

しかしこれが事実なら、あれだけ競争市場主義の国のインフラが、これだけ規制に守られている日本より劣っているというのは面白い現象。

机上の経済理論だけでは現実は動かないと言うことでしょうか。

ネットインフラなんて速い方が良いに決まってるじゃないですか、ねぇ。

Googleは明日のチャンピオンではない?

明日のWebを支配するのはTwitterとFacebookだ, Googleではないという説

Googleは今後もずっと巨大かつ有用であり続けるが、それほど優勢ではなくなる。データを集めることは、人びとを結びつけることに比べて価値が低いからだ。


こうもあっさり否定されるとGoogleに同情したくなりますが、下記の情報が本当なら確かにGoogleの今日の繁栄は明日の栄華を約束してくれないのかも知れません。



米のPVの25%はFacebook

アメリカのネット上のページビュー全体の25%はFacebookのものだという。Googleは全体の8%。検索の時代からソーシャルメディアの時代へ移行しようとしている。これでソーシャルメディアのマネタイズの手法が確立すれば、検索の時代は確実に終わる。


文中にあるように、まさにマネタイズの手法の巧拙が業績に直結しますから、検索エンジン広告以上にスマートで強力な収益マシンが発見されるかどうかに掛かっているわけですが、個人的にはそんなに都合の良い手段が転がっているとは思えません。

ソーシャルメディアの収益化は上手くGoogle/Yahoo!/Microsoftの広告システムとシームレス結合することで実現するというのが妥当な見方なんじゃないでしょうか。

Windows7発売

Windows7がいよいよ発売されましたね。

早速入手して、使っていない古いPCにインストールしてみました。

社外品のグラフィックカードを使っていたのですが、あっさり成功。

一通りおちゃのこネットの動作を確認し、おちゃのこオフィスなども動かしてみましたがOKの模様です。

体感的な動作速度も良好なので、PCのスペックを要求しない軽い動作という宣伝文句は本当みたいです。



気になるのが、旧利用環境からのデータ移行です。



「Windows 7」のメール移行、“ここ”に注意



Windows7には標準のメーラーが搭載されていないので、↑こちらにあるような複雑な手順が必要になります。

初心者が躓かずに無事移行できるとはとても思えないので、XP等からOSを入れ替えるなんて事は自身のある人以外はしない方が無難ですね。



しかしここ数年のWeb化の進展で、デスクトップ環境は大きく様変わりしてしまいました。

もはや手元のOSが何か、なんて誰も気にしていないので、Microsoftの覇権は凋落の一方です。

文書作成・表計算・プレゼンテーション資料作成といった従来の事務処理作業は慣れたソフトが普通に動いてくれればそれで良く、後は全てブラウザーの中で操作が完結しています。

時代はモバイルへ、です。

本丸はモバイルだ

モルガンスタンレーのメアリー・ミーカーが語る:経済は回復の兆し、モバイルは急成長、iPhoneは驚異

今われわれは、モバイルウェブによるコンピューターの新しいサイクルに入っている、とMeekerは考えている。AppleのiPhoneとiPod touchがその先陣を切ってトップにいることは間違いない。彼女はモバイルウェブの規模を、従来のデスクトップインターネットの少なくとも10倍と見積もっており、今後さらに加速して成長するだろうと考えている。


正にその通り。

人間は、じっくり机に座ってPCに向き合う時間よりも、外出したり移動している時間の方が多いはず。

(PCに向き合う時間が多い人も居るでしょうが…)

その意味で、モバイルシチュエーションでのネット利用が成長するのは当然です。

また、モバイルシチュエーションだからこそ、ネットに接続する価値が高いとも言えます。



近年の目覚ましいIT分野の発展は、デスクトップ分野ではなくモバイル分野で起きています。

iPhoneを始めとする革新的端末の登場・定額制データ通信プランの普及・モバイルに最適化したサービス。

Twitterの成功も携帯との親和性の高さがもたらしたものだと思います。

ネットが登場して約15年が経ちました。

ここ数年停滞しているように見えましたが、これから従来のデスクトップインターネットが成長した規模をはるかに凌駕する成長が待っているとしたらこれはとても楽しみな事ですね。

Winny無罪判決の意味

Winny開発者である金子氏に対して、高裁の逆転無罪判決が出ました。

まだ確定したわけではないので行方は分かりませんが、この判決を受けてネット上には大量の考察が出現しています。



著作権法は現代の禁酒法



技術の進歩、時代の変化に従って、世の中の規範や何が正当化という概念自体も変わってしまいます。

デジタルコンテンツの時代にあった新しい著作権の概念が必要とされています。



もう少し技術的、実務的な考察はこちら。



Winny事件を振り返る



Winnyの持つ技術的な特殊要因と、それが生まれた背景を考察しています。

児童ポルノの単純所持規制など、難しいけど明らかに解決が望まれる問題点などにも触れられていて勉強になります。

こういった積年の課題、みたいな手の付けられていない大事なテーマは沢山あって、従来のしがらみや経緯などがあって自民党政権では解決が困難だったと思います。

その意味でも今回の政権交代は色んな課題に手を付ける良いチャンスの到来です。

やること多すぎで大変とは思いますが、民主党の積極的な姿勢を期待したいです。

VoIPの時代

今日は携帯業界における重要なニュースが二本ありました。



AT&T、iPhone向けVoIPアプリの3Gネットワーク利用を可能に



これは、今までWiFi環境での利用に限定されていたiPhone上でのSkype通話を、一般の3G公衆回線上でも認めるという画期的なもの。

う〜ん、キャリアとしてこんな施策を認めちゃって、収益は大丈夫なんでしょうか?

普通に考えると売上だだ下がりです。

それともこんな手の込んだ使い方をするのは少数と見切っているのかな?





Verizon、Googleと提携してオープン路線へ―新Android携帯はVoiceをサポートのもよう



こちらも同じくVoIPネタですが、アメリカ最大の携帯キャリアであるベライゾンがGoogle Voiceを搭載するというのは注目です。

もうIP化へのシフトは止められないという判断なのでしょうか?





従来日本は携帯電話の世界で最新・最先端の市場であると言われてきましたが、規制に守られているウチにあっという間に時代遅れになってきてしまっています。

ハードウェアとしてiPhone/Andoroidに代表される大衆向けスマートフォンで先を越され、VoIPという新しい利用形態に置いては日本のキャリアはどこもサービス提供の意思表示すら出来ないで居ます。

アメリカの巻き返し、恐るべきですね。





更にもう一つ興味深いニュースもありました。



Amazonの電子書籍リーダー「Kindle」、日本でも購入可能に



あのKindleがついに全世界100ヶ国で販売開始です。

ここでも要注目なのは、Kindleは通信料金がAmazon負担である事です。

上記の記事の中にも、

国際バージョン「Kindle with U.S. & International Wireless」は、機能は通常版と同様だが、日本など米国外の100カ国でも利用できる。AT&Tの国際ローミング網を通じて、3Gネットワーク経由で電子書籍ストアKindle Storeに接続可能。Kindle Storeでは英語の電子書籍のほか、フランスのLe Mondeなど世界の主要紙も購入できる。


とありますね。

あの馬鹿高い海外データローミングを使って、日本でも通信料金無料でKindleが利用できる(本当に無料ですよね?)というのは画期的なことだと思います。





要するに、固定回線で実現した「データ通信定額制」が携帯の世界でも避けられない、と言うことですね。

各キャリア共覚悟はしていたでしょうが、想定していたより早い実現を迫られそうです。

経営体力に劣るau・ソフトバンクは大丈夫かな?

Twitterはホンモノか?

Twitterはスケールしない―MS Exchangeのように分散化してサーバを売るべきだ



にも書いたように、Twitterは未だキャズムを超えたとは言えず、マネタイズのストーリーも見えていません。

それでもこのチャットともSNSとも言えるショートメッセージングサービスの行方が全世界のIT関係者の注目の的です。

今や全く名前を聞かなくなったSecond Lifeに続く壮大な釣りか、それとも未来を先取りした偉大なサービスの誕生と成長に立ち会っているのか、どちらが正しいのでしょうか。

最近意識して使い込んでいるのですが、感じるのはmixiとかのSNSのスタートアップ時と同じ雰囲気です。

つまり、「サービス」が面白いのではなく、今このタイミングで使っている「人」(つまりアーリーアダプター)が面白いんじゃないでしょうか。

これがmixi他と同様に世間に広く普及すると、そこは壮大な石の空間と化してしまい、玉に出会う僥倖に感謝するシーンは殆ど皆無になります。



結局世の中で面白いコンテンツとは、人そのもの、であって、面白い人に出会える確率の高いメディアが重宝されるということなんじゃないでしょうか。

昔はそれがリアルに対面するしかなかったから、東京やら京都の文壇バーとか、普通の人が立ち入れない敷居の高い空間がもてはやされ、今はその時代時代に盛り上がる先端のメディアがその役割を果たしていると。

その意味ではTwitterの鮮度は普及度に反比例するような気がしますね。



SNSが登場して約5年、さてTwitterの寿命は何年でしょうか?