投稿者 岡野 幹生 日時
9/24から始まった東京ゲームショウ2009で、SONYのPSP goのお披露目がありました。
従来のポータブルゲーム機からの大きな変更点はゲームソフトの流通をネット販売ありきにした事。
つまりiPhoneモデルの採用ですね。
各プラットフォーム毎のゲームタイトル数は一説には、PSPは600本、任天堂のDSは3,600本と言われ、iPhone上で動作するゲームアプリは既に2万本以上あると言われています。
数が多ければ良いというものではありませんが、圧倒的な流通量がユーザーを引きつける要因になっているのも事実。
量が質の向上をもたらす、という面もありますからね。
従来のゲームソフト流通ルートは一斉に反発を強めており、一部ではPSP goのボイコットなんて動きもあるようですが、時代の流れには逆らえません。
違法ソフトの利用排除にも繋がりますから、メーカーはこぞってネット販売モデルに移行するでしょう。
こうやって、全てのモバイルデバイスが全てネットに繋がっていくんですね。
本当のネット社会は、モバイルの世界が主戦場なのかも知れません。
投稿者 岡野 幹生 日時
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インターネットは、安売り広告でゆっくりと自分の首を絞めている
新聞やTVが赤字転落しているというニュースを見受けますが、ではネットの世界が順風満帆で問題がないかというとさにあらんや、このように深刻な問題を抱えています。
媒体も広告主も、限りなく増殖していくネットの世界の特性上、ほっておくとどんどん質が低下していきます。
量の爆発的な増大についていけずに機械任せにすると、本文中にあるように大事なトップページに意図しない広告が表示されてがっかり、なんて事になるわけです。
自分がSports Illustratedにいて、トップ記者の記事とすばらしい写真が載っている横に、黄色い歯の広告が載ってほしいと思うだろうか。
↑これ、実際にこうなっちゃってるサイトを良く見掛けます。
ページビューの拡大と、サイトの(媒体としての)質の確保と、両立させる事が求められますね。
投稿者 岡野 幹生 日時
なんかmixiはgreeの成功にあてられちゃったんでしょうか。
mixiアプリなんて安易なゲームアプリのプラットフォーム化してて、魅力を感じません。
そもそも私のようにmixi(SNS)にビジネス上の新たな発見や繋がりを期待する方が少数派なんでしょうか?
ビジネス系SNSの発展をずっと期待しているんですが、他の受け皿も盛り上がりませんね。
このまま暇つぶし用途にしか使われないようでは衰退するだけに思えますが、さて5年後にはどうなってるんでしょうか。
投稿者 岡野 幹生 日時
最近Internetがもたらす価値について考えています。
「産業革命に匹敵する大革命」「人類に全く新しい経験をもたらす」と華々しく喧伝されたネットが2000年にシリコンバレーでバブル崩壊して以来、その進歩のスピードを大幅に緩めてしまったように見えます。
Googleに続く巨大ネット企業は誕生したか?
ネットは生活の質を上げたのか?
世の中にどのようなインパクトを与えたのか?
もうこれで一段落なのか? それとも本番はこれからなのか?
本格的に皆がネットを使うようになったのは1995年からですから、来年で15年。
まだ評価を下すには早いのでしょうか。
確かに毎日相当な時間をネットに費やすようにはなりましたが、いつも見ているニュースや動画は結局従来型のTVや新聞といったメディア企業がコンテンツを作成しています。
少しキーワード検索すれば嫌と言うほど検索結果は出てきますが、どこまで信用して良いのか困るほど質は低いものが大半。
確かにメールやSNSで友人・知人とのコミュニケーションは密になりましたが、逆にコミュニケーションの密度を落とさないために必死で更新を続けている自分はメディアに縛られているだけなのではとも感じます。
我田引水ですけど、メリットを実感するのはECのジャンル。
これは確かに、商品選択の情報量増加・選択対象となる店の増加・価格比較の自由度・品揃えの豊富さ、などなど従来の大規模量販店での買い物経験を既に凌駕していると感じます。
あとは、携帯+ネットの組み合わせの世界は素直に進歩を実感しますね。
GPSで現在位置を通知して、周りの対象を検索できる体験は祖父の代の人が見たら引っ繰り返るでしょう。
ネットがもたらした本当の価値はモバイルの世界にあるのかも知れませんね。
この業界で生きている自分としては、まだまだもっとスゴいインパクトを与える存在であって欲しいという希望があります。
今見えている風景の先に未開の大地がある事を信じます。