少〜し動いてきましたか!?

クルマ業界、少ーーし動きが出てきた感があります。

夏のボーナスもそろそろ支給されますしね。

プリウスみたいな起爆剤が購入意欲をかき立ててくれている部分もあると思うので、トヨタさんには感謝です。



ちょっと畑違いですが、こちらのコラムのプリウス絡みのお話し、面白かったです。(^^)

さて、そのなかで某オール電気自動車(EV、っていうんですね)を販売される自動車会社関係を訪問(ばればれですな)、その走りっぷりはすごい訳でして、よくもこれだけ走るな、と改めて日本の技術力のすごさに感激し、やはり日本の戦車を作ってる連中は違うわな、などというわけのわからん感想まで出るくらいで、要はどうひっくり返ってもその技術力は疑いようもないのですね。



ただ、壮大な疑問がある訳です。コンセントから電気を充電できる・・・まるでただみたいだけどしっかり電気料金は取られる訳で、そのマグニチュードはどのくらいなのか、聞いてみると、ガソリン自動車で200キロ3000円とすると(リッター10キロ) およそ300−700円の電気代なんだそうだ。そりゃー、安い。



しかしね、夏場になると電力不足になって冷房制限とかありますよね? 東京電力なんかはほかの電力会社から買ってきてその場をしのいでいたりしますけど、みんなでコンセントで充電するとなると電力は足りるんですかね、と素朴な疑問をぶつけると「それはわれわれの仕事ではありませんね」、とかる〜く答えられてしまった。大丈夫かきみは??



だって、エアコン節約しているくらいなんだから車の充電はまずいだろ、と聞くと、あれは昼間のピークの話なので、皆さんが深夜などを利用すればそれですむはずです、とのこと。



メーカーさんの認識はこの程度なのか、こいつが変なのか・・・よくわかりませんがその投資家の方とも話したんですが、やはり同じ疑問。



大丈夫なんでしょうか、電力は?



電力を増やすっていったってどうせ原子力には反対なんだから、新たに火力発電所を作ってガソリン燃やして電力を作るんだったらもとの木阿弥じゃないのかね、というあたりの議論が必要な気がしてなりませんでした。



ここをクリアーしないと彼らのエコファンドの対象になりませんから、ご参考までに。(いっちゃったわ・・・笑)



所で、彼らは世界中の製造業を見て回っているのですが、とにかく関心しているのが工場で働いているそのラインの人たちの効率の良さと真面目さ。当日欠勤率が3%以下と聞いてのけぞっていた(ほとんどゼロというところもある)けど、日本人的には普通だろと思いますけど、世界標準ではそうでもない、ということですね。



なるほど。 それから、おそらくプリウスのような複雑かつ新しい仕組みの車は日本にしか作れないだろう、と彼らは考えているのだそうです。



というよりプリウスが日本製じゃなかったらあんなに売れなかった筈だ、というんですね。日本製だから大丈夫だろ、ってことでアメリカでどんどん売れた、と断言してました。この信用力は宝ですな。


今時のクルマはパーツ毎に分業が進んでますので、そのうちデンソーやアイシンがハイブリッド機構をジャンジャン輸出して世界中にあふれるんでしょうね。

実用車はこれで良いジャン、と諦観しつつあります。