残業ゼロ宣言のその後

残業ゼロ宣言をしてから丸三週間が経ちました。

総括するにはまだ早いかも知れませんが、概ね目論見通りで成功だと思っています。



定時の間にするべき仕事内容が明確に意識できて、時間の密度が上がりました。

デッドラインを設定して期限厳守の意識を持つことで、プレッシャーも増え、生産性を高める方向に意識が向いていると思います。

何より、スタッフの顔色が良くなったように感じます。

ゴール地点が見えるからこそ緊張感が持続するのだな、と実感。



しかしこの仕組み、請負業態や営業職だと導入ははるかに困難でしょうね。

その理由は、共に外的要因が多いこと。

営業職だと対外的な渉外活動と内勤のバランスを取る工夫が必要になるでしょう。

外勤と内勤のセットでチームを組んで業務に当たらせる企業もあるらしく、そういう制度的バックアップが無いと画餅になることは明らかです。



請負業態も、完全に仕事をこちらでハンドリング出来ず、常にクライアントの意向や仕様変更なんてのと付き合っていく必要があります。

ある程度までは営業スキルで予防できますが、最後はしわ寄せが来るのでスッキリとは解決出来なさそう。

これは自前のサービスを提供する形態に業態変更しないと解決しないかも知れません。

最近のWeb制作受託単価をめぐるやり取りが賑やかですが、Dan氏が言うようにそもそも期待収益の低いレッドオーシャンから脱却することを考えないと幸せになれませんよ。

儲かるサービスを提案するなら、自前でやることも真面目に検討してみるべきですよ。



残業ゼロ、幸せな働き方の理想形だと思いますので、導入できそうな会社さんはお試し下さいね。