日・米のプロ意識

アメリカは三度目なのですが、学生時代に来てから約20年、印象は殆ど変わりません。

何というか、それぞれの職務の中で結構高いプライドで仕事をしている気がしています。

「Not my business」という縦割りの弊害に繋がる面もあるとは思いますが、一般的には与えられた役割を全うしようと言うモチベーションは比較的高いのでは。

特に、高級ホテルやレストランなどのハイクラスの職場に属する人のスキルは非常に高いと思います。

(格差は非常に大きいかも知れませんが…)

Bellagioのベルボーイ、The Waldorf Astoria(NY)のウェイターなどの仕事振りはとても印象的でした。



競争環境が激しくて、すぐに淘汰されるという危機感が良い緊張状態を生み出しているのでしょうか。



日本は、終身雇用で守られていた時代は上から下まで質の高さを維持できていたと思うのですが、最近の雇用関係の崩壊が仕事に対する緊張感を失わせている事に繋がっている気がします。

最大の問題は若者が将来に明るい展望を描きにくいという点だと思いますが。



で、緊張感が無いままに責任感が後退して、ゆるゆるの状態が生まれつつあるのでは、と危惧してしまいます。

日本の存在感が着実に低下している実情を何とかしたいですね。