「堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方」

堀江貴文のカンタン!儲かる会社のつくり方

堀江さんの性格や振る舞いは全然好きになりませんが、この本に書いてあることは概ね正しいと思いました。

起業家や企業を目指す人は読んで置いて損はありませんね。

・モノや人の調達は、高すぎても安すぎてもダメ。「あそこは買い叩かれる」と思われると、調達する品物の品質が下がる。



・創業者だからといって(社名などに)こだわっていてはダメ。



・(増資の手法として)デットエクイティスワップ(債務の株式化)がオススメ



・会社を大きくするのは確かに大変だが、実はそれよりも、小さいままのプレッシャーに耐えていく方がずっと難しく、つらい。



・VC/証券会社は小さいところと付き合うのが良い。(VCとは極力付き合わない方が良い)



・ストックオプションは、会社と社員の利益が一致する非常に素晴らしい仕組みだ。



・上場して株式を発行することは、複雑なステークホルダー(お客様・株主・取引先・従業員・経営者etc.)の複雑な利害関係をシンプルにする第一歩。


といったところです。



ただ、人間関係の希薄な家庭で育ったことの影響を自身で語っているところや、成長と社内の雰囲気を両立できる会社に憧れを抱いているところなど、少し寂しい人だな、という印象は以前と同じです。



本田さんや盛田さんは、立派に両立させた人生を歩んだのですから、やるからには二兎を追いたいと思いますが。(^^)