オープンイノベーションシンポジウム in 京都
投稿者 岡野 幹生 日時
●オープンイノベーションシンポジウム in 京都
久し振りに京都に向かい、上記のイベントを覗いてきました。
イベントの参加者に、アメリカ・カナダ・イギリス・フィンランド・ルクセンブルグ・フィリピン・オーストラリア・ニュージーランドと各国領事館の商務部から担当者が来ており、これだけの数の相手先と一度に面談出来る機会は貴重だと思います。
目的は、おちゃのこネットに実装する海外ユーザーさん向けの決済手段の情報収集です。
国内向けには既に沢山の提携先があって選択肢が豊富なのですが、現在のところ海外ユーザーさん向けにはCyber Source社しか選択肢がなく、PayPalとAmazon Checkoutで何とか誤魔化している状態です。
他に幾つか決済手段を模索してそれなりにコンタクトも取ったのですが、意外と導入までのハードルが高いんですよね。
多いのが、アメリカ・イギリスもしくは他のEUに法人登記がされている事、という制約です。
これだと東南アジアや中東欧のお客さんが使えないので、非常に困ります。
今回のシンポジウムに参加してみて思ったのは、やはり国によって対応には大きな差があるな、という事ですね。
日本とのビジネス誘致や取引活性化が各国商務部の共通の目的のはずですが、イギリスなんかは個別の事案には踏み込めないので情報の入手先を紹介するにとどめる、なんてスタンス。
これに比べてフィリピンなんかは講演会場の大きさからして気合いが入っており、領事館スタッフだけではなくフィリピン政府の担当官が出向いてましたし、紹介内容も実務的な内容に踏み込んだ対応でした。
個人的に印象に残ったのがルクセンブルグですね。
Skypeを生み出した国だということは知ってたんですが、結構大手企業の本拠が集まっているんですね。
法人登記も非常に簡単で、数日で完了するとPRしてました。
ウチの会社自身もEUに法人登記を求められた事もありますので、必要性があればここは候補地ですね。
で、思うのは、人口わずか50万人のルクセンブルグがこれだけビジネスシーンで存在感を示せるのであれば、日本もやりようは幾らでもあるのだということです。
中国に絶対的なグロスのパワーで負けても、質の高いビジネス拠点として魅力を追求していく事は充分可能だと思えます。
但しそれにはマーケットを理解するセンスと、規制緩和、スピーディな動きという今の日本が苦手にしている部分を幾つも乗り越える必要がありますが。
技術、資金、人、の三つのリソースが豊富に手に入るアジア圏のビジネスハブというのが今後の日本が目指すべき方向性だと思います。
いつまでも閉塞感に囚われていないで、前向きなロードマップを描きたいですね。
久し振りに京都に向かい、上記のイベントを覗いてきました。
イベントの参加者に、アメリカ・カナダ・イギリス・フィンランド・ルクセンブルグ・フィリピン・オーストラリア・ニュージーランドと各国領事館の商務部から担当者が来ており、これだけの数の相手先と一度に面談出来る機会は貴重だと思います。
目的は、おちゃのこネットに実装する海外ユーザーさん向けの決済手段の情報収集です。
国内向けには既に沢山の提携先があって選択肢が豊富なのですが、現在のところ海外ユーザーさん向けにはCyber Source社しか選択肢がなく、PayPalとAmazon Checkoutで何とか誤魔化している状態です。
他に幾つか決済手段を模索してそれなりにコンタクトも取ったのですが、意外と導入までのハードルが高いんですよね。
多いのが、アメリカ・イギリスもしくは他のEUに法人登記がされている事、という制約です。
これだと東南アジアや中東欧のお客さんが使えないので、非常に困ります。
今回のシンポジウムに参加してみて思ったのは、やはり国によって対応には大きな差があるな、という事ですね。
日本とのビジネス誘致や取引活性化が各国商務部の共通の目的のはずですが、イギリスなんかは個別の事案には踏み込めないので情報の入手先を紹介するにとどめる、なんてスタンス。
これに比べてフィリピンなんかは講演会場の大きさからして気合いが入っており、領事館スタッフだけではなくフィリピン政府の担当官が出向いてましたし、紹介内容も実務的な内容に踏み込んだ対応でした。
個人的に印象に残ったのがルクセンブルグですね。
Skypeを生み出した国だということは知ってたんですが、結構大手企業の本拠が集まっているんですね。
法人登記も非常に簡単で、数日で完了するとPRしてました。
ウチの会社自身もEUに法人登記を求められた事もありますので、必要性があればここは候補地ですね。
で、思うのは、人口わずか50万人のルクセンブルグがこれだけビジネスシーンで存在感を示せるのであれば、日本もやりようは幾らでもあるのだということです。
中国に絶対的なグロスのパワーで負けても、質の高いビジネス拠点として魅力を追求していく事は充分可能だと思えます。
但しそれにはマーケットを理解するセンスと、規制緩和、スピーディな動きという今の日本が苦手にしている部分を幾つも乗り越える必要がありますが。
技術、資金、人、の三つのリソースが豊富に手に入るアジア圏のビジネスハブというのが今後の日本が目指すべき方向性だと思います。
いつまでも閉塞感に囚われていないで、前向きなロードマップを描きたいですね。