Grouponに見るソーシャルショッピングの可能性

創業2年で売り上げ3.5億ドルへと急成長した企業Grouponの秘密



何だかGrouponがホットな様子ですね。

上記の分析が良くまとまっていると思いますので、会員登録が必要ですけどご一読をお勧めします。



TwitterとかFoursquareのようなソーシャルサービスは収益源の作り方が難しいです。

最も親和性が高くてお金を取りやすいのは、やはりEC周辺とくっつける事でしょうね。

クーポン系のサービスはネットの草創期から沢山あって珍しい切り口ではないのですが、ソーシャルメディアと繋がることで価値を再構築している例と言えるでしょう。



さて、ウチはどうしましょうか。

mixiの改善提案

押しも押されもしない日本を代表するSNSであるmixiですが、どうも最近行き詰まっている感があります。

ゲームで若年層から小銭を巻き上げるgreeやDeNAのビジネスモデルを参考にする必要は無いと思いますが、海外で伸びているFacebookとの勢いの違いは明白です。



何が問題か?

私は、新しい出会いの無さ、に尽きると思っています。

当初無防備に日記を公開していたユーザーが、自身のチョンボを2ch等に晒される事例が相次ぎ、今はマイミク限定にしか情報を公開しないのがデフォルトになってしまっています。

これではせっかくコミュニティ等で興味のある人を見つけてもいきなりマイミク申請をするわけにも行かず、関係の進展が望めません。

mixiボイスの導入も裏目に出ている面があり、一番コアな機能である日記の希薄化をもたらしてしまっています。



では、どうするのが良いのか?

私なりに対案を考えてみました。



1.日記の公開範囲をmixi外にも設定可能にする

 これはmixiの基本コンセプトを逸脱している意味がありますので、ちょっと無理があるかも知れません。ただ、あまりにクローズドな関係性に閉じこもってしまっているので、外部との接続性を少し拡張しても良いのでは。



2.個人認証を厳密化する

 逆行している様に聞こえるかも知れませんが、元々安心して情報公開できるはずだった場が、荒れてしまった為に公開範囲を身内に限定したという流れがあります。基本に立ち返って、携帯メールアドレスなどで複数アカウント・捨てアカウントの取得を防止して認証を厳しくすることで匿名の悪質ユーザーを排除出来るかも知れません。これならクローズドな空間の良さが生きてくるので、ネット上のオアシスに戻れる可能性があります。



3.同窓会機能の強化

 コミュニケーションを活性化させる為に、mixi同級生機能が導入されていますよね。ここをもっと活用すると共に、機能を学校から昔在籍した会社や組織に拡張して同窓会ニーズを掘り起こします。最近身近で昔の同僚等が色んな口実で集まる機会が多いんですよ。皆年を取っても昔話に花が咲いて、とても楽しそうです。そういう交流活動を活性化させるのがSNSの本来の役割なので、きっと喜ばれるはず。



4.人材広告の活用

 これはmixiの収益化への提案ですが、せっかくFind Job!という優れた求人サービスがあるんですから、mixiとくっつけちゃえば良いんじゃないでしょうか。個人の興味・関心のあるカテゴリーの求人情報を閲覧出来れば、求人広告効果も高まるし、出稿企業もmixiも収益への貢献は大きいと思います。見たくない人は非表示にするだけですから、利用者も腹は立たないでしょう。



何かこのままだとFacebookにやられちゃいそうなので、手遅れになる前にもう一度成長ストーリーを練り直して欲しいです。

iOS 4

待ちきれなくて、入れちゃいました。

会社でDeveloperアカウント持っているので、iOS 4 GM seedを落として、iTunes9.2βを落として、データバックアップして、システムインストール、データ復旧。

約2時間強掛かりましたが、無事にアップデート完了。



感想は、

 ・主立ったUIはiPhone OS 3.1に比べて変わりありません

 ・日本語変換が賢くなってる

 ・フォルダー分け機能は良い

 ・バックグラウンドアプリの切り替え画面が分かり難い(ホームボタン・ダブルクリック)

 ・動作はまずまずだけど、ちょっと画面のスクロールで引っ掛かっている様な…

 ・今のところアプリは全て互換性あり

 ・「写真」の機能がアップしてますね(撮影地とか人認識とか)

 ・壁紙設定とかで随分雰囲気が変わります

くらいですかね。



来週早々には予約開始で再来週には発売ですから、あっという間ですね。

楽しみに待つことにしましょう。

iPhone 4発表

速報:iPhone 4、ついに公式発表



発表されましたね、新しいiPhone。

事前にかなりの情報がリークされていたので驚きはありませんでしたが、順当な発展だと思います。



しかし、完全に日本の携帯電話メーカーは存在感を失ってしまいましたね。

ガラパゴスと揶揄されながらも、機能は先を行っているというのが言い分でしたが、今や見る影もありません。

どうも今の日本の良さが、素材とか部品とか、小さな局面でしか活きていない気がします。

トータルでのソリューション、一体サービスといった鳥瞰感覚が必要な事案をハンドリング出来ていないんですね。

これは細かい技術の積み上げでなく、大きな目標から逆算で全体を設計する能力が製品・サービスの価値を左右する時代についていけていないという事ですよね。



今のところ上記のトータルシステムの提案力で期待できる日本企業と言えば、任天堂・ユニクロくらいでしょうか。

任天堂の岩田さんは51歳、ユニクロの柳井さんは61歳。

50前後の世代に任せるくらいの器量を見せないと、伝統的大企業の復権は難しい気がします。

今月は株主総会の集中月。

改革の意欲を見せてくれる企業が沢山現れて欲しいものです。

ビューン

ソフトバンクが「ビューン」という電子雑誌コンテンツの提供を開始しました。

想定以上のアクセス集中で一時サービス提供を中止してたみたいですが、何せ話題に上がる新サービスを提供するこのスピード感は大したもの。

docomoがiPadの販売権を持っていたとしてもこうは行かないでしょう。

トップの顔が見える企業というのは意志決定が早いんですよね。

日本の伝統的大企業が、持っているはずの自身のポテンシャルを活かせていないのはひとえに経営の問題だと思います。

孫さんはまだ52歳。

沈んだままの大企業が浮上のきっかけを掴めるかどうかは、思い切った若返りに踏み切れるかどうかですよ。