facebookの使い心地

Facebook、Google抜き米国でアクセス数1位に



↑こんな事になってるので、放置状態だったfacebookを触ってみてるのですが、もう一つピンと来ません…。

たまたま知人の間でも「少し触ってみるか」というムードになっており、浅井さんの分析では、

シャワー浴びながら考えてたんだけど、facebookのわからなさは、意図するところがコミュニケーションツールというよりも、データベースであり、その操作システムだからじゃないのかな、と思う。



使い方はわからんけど、Facebookは個人情報とライフログを集約するための専用ストレージだ、ってことだけはわかる。で、自分(=管理者)の個人データへアクセスする権利を他人へ与える行為が「友達になる」機能の正体なんじゃないかな??



異様に細かくてびっくりした設定項目、あれは個人情報データベースへのアクセス権制御と結びついてるんだと思えばなんとなく腑に落ちる。



開発にあたり、mixiが徹底的に「日記」へこだわった理由がFacebookを触った今、ようやく理解できた気がする。彼らはデータベース同士の接続じゃなくて、(日本人に理解しやすい形の)コミュニケーションに寄ったSNSをリリースしたかったんだろう。



蛇足ですが、昔mixiから直接聞いた話によれば、「日本ではWebによる個人の情報発信が"日記"という形式で定着してしまったため、日記を中心的機能にせざるを得なかった」そうです。確か。蛇足終わり。



でも今はツイッターがあるもんねえ。ネットの変化は早いよ…。


確かに、日記スタイルにどっぷり浸かった身からすると、facebookにログインして「まず何をしたら良いの?」という部分に非常にとまどいます。

多分普通はtwitterアカウントの連携を設定して、終わり、みたいな事が多いんじゃないかと。

アメリカを含めた海外の使い方は、色々な個人情報の集約の場としての「パーソナル・ポータル」なんでしょうね。

基本facebookがネット上のアクティビティのベースキャンプ、というカンジでしょうか。



既にプラットフォームとして定着しているのが強みで圧倒的な開発者の存在がありますから、ニーズの大きい機能は後から外部ツールとして実装されることも予想されます。

その意味では、日本版の評価を下すには時期尚早かな、と。

もう少し待ってみることにします。

iPad予約開始(US)

iPad、初日の予約台数は推定12万台



いよいよアメリカでiPadの予約が始まりました。

一応発売開始は4/3からですが、受付初日だけで12万台のオーダー。

売上にして7,500万ドルだそうで、凄いですね〜。

アメリカから並行輸入でインポートしてくれる業者さんもあったみたいですが、まあそこまでする必要も無いですか。

Appleの初物にバグがあるのも有名だしね。



こちらにより詳しい最新情報があるので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

AVIサポート

今回一番重要な情報はiPadが1280x720 HDのMotionJPEGフォーマットAVIビデオとPCMオーディオをサポートしていることだ。データレートは35MbpsでAppleTVより高く、当然高画質だ。AppleはiPadを強く映像プレイヤーと位置づけしていることが分かる。



【今回わかった中で一番凄いのがこの内容だろう。HD画質の映像を持ち運び、テレビに出力出来るはず。日本でも映画販売が一般化したら、大きく映像配信、購入、レンタルのインフラを変えることになるだろう。】

ショッピングカートの優劣

最近海外から商品をインポートする事が多いんですが、そのサイトの使っているカートは本当に千差万別。

日本よりも状況が様々で、非常に高機能なものもあれば、今時信じられない程レベルの低いものも有る。

単独で作っているっぽいところは、デザインの親和性は高いかも知れないが、機能がチープ。

やはり汎用性の高いカートシステムを積極的に採用する事が、機能性と価格面で有利だと思うな。

ひどいカートを採用している店はリピートしたくなるからね。



オープンソースのカート含めて、まだまだ普及が広まる余地は沢山あると実感します。

Flashは是か非か?

少し前まで、写真や動画・アニメーションを多用したリッチコンテンツの制作はFlashが王道と言われていました。

実際に沢山のWebでFlashが採用されています。

それが、Apple/Googleが「Flashという特定企業に依存するプラットフォームよりもHTML5を使おう」と言い出して、俄然雲行きが怪しくなっています。

実際にAppleのiPhoneにはFlash Playerが搭載されていないのでFlashコンテンツは閲覧できず、Appleは頑として対応しようとしません。

新しくリリースするiPadでもその対応は同様です。



それに対して、Adobeが反撃に出たのが下記。



HPのタブレット機はWindowsを背後に隠して成功–これならiPadに勝てるかも



Slate端末自体はHPの製品で、搭載されているOSはWindows7のフルバージョンと、ちょっと登場人物が多岐に渡りますが、重要なのはUIがAdobeのAIRで開発されている事。

確かにこの開発環境でiPad/iPhoneに対抗できるだけのUIを構築できるのなら、はるかに汎用性は高い。



構図はApple(唯我独尊)対Flash(その他大勢のハードウェア・ソフトウェアメーカー)。

Googleは両方に二股で高みの見物。

さて、勝者はどちら?

ネット上での[Home]ポジション

企業はFacebookを見習え: これからの生産性向上にはソーシャル&リアルタイムあるのみ



↑ちょっと前の記事なんですが、良い内容だと思うのでご紹介しておきます。



ネットの世界はGoogleがチャンピオンという事で決着が付いたかに見えますが、どっこいアメリカではトラフィックの流量としてFacebookがトップを伺う勢いです。

良く考えてみると、Googleの検索や各種ツールはあくまで道具であって、外部のコミュニケーション相手に到達するための導線を獲得するものですよね。

でも人にはまずは出発点となる”ベースキャンプ”的ポジションが必要であって、全てはここから始まり、ここに戻ってきます。

(リアルな生活ではこれが正に”家庭”です)



その意味では従来ポータルと呼ばれていた存在、Yahoo!やらiGoogleであったりが、今Facebookに代表されるソーシャルなプラットフォームに取って代わられているんですね。

これはどうやら定着する確かな未来のようです。



さて、日本ではどうか。

Facebookはまだ一般的とはとても言えませんし、mixiが代わりになるかと言われるとちょっと力不足な気がします。

そもそもクローズドな設計が[Home]を担うプラットフォームとして不適切なんですよね。

じゃあBLOG? いやそれも一つのパーツに過ぎません。

じゃあTwitter? いやそれこそ一つのコネクションツールです。

となると、どうやらまだその候補は現れていないみたいですね。



一番有力なのは大外からまくってきてるFacebookに見えますが、さて数年後にトラフィックチャンピオンの座についているのは誰なんでしょうか?

そこがネットの世界のキングになっているでしょうね。

(多分Googleではない)