投稿者 岡野 幹生 日時
事務所の移転は概ね問題なく終わったのですが、今日になって一つだけ問題が発覚しました。
それは、FAXがうまく送受信できないケースが頻発している、こと。
今回の事務所移転で、コスト削減の提案もあってNTT西日本のひかり電話を導入しました。
これに東芝製の主装置を繋いで電話とFAXを使用していますが、以前からの取引先何件かと送信ができない、又は受信が不通である、というトラブルが発生しています。
(ちなみにFAX端末はブラザーの
複合機です)
送信できなかったケースでは、午前中一杯掛けて何度も送信を試み、諦めかけた頃にポロッと送信出来ちゃいました。
受信出来ないケースでは、先方からのFAX文面が大きく乱れて欠損していたり、受信に失敗していて後から電話連絡で発覚したり。
実際にどれくらいの割合で発生しているのか調べる術もありませんが、感覚的には10〜20%程度発生している様な…。
これでは仕事に支障が出るので、ISDNに切り替える事にしました。
こんな事もあろうかと、ひかり電話専用電話番号をチョイスせずに、一般電話番号にしておいて良かったです。
(ひかり電話専用電話番号にしていると、ISDN切り替え時に電話番号が変わってしまい、社外に広報をやり直すハメになります)
新しい技術を敬遠していると福音に預かれなくなってしまいますが、インフラに関係する分野は慎重に対応した方が良いですね。
投稿者 岡野 幹生 日時
今日は来客の多い一日でした。
面白かったのは、某大手総合商社系の食品流通さんのご提案。
今小売り店では商品の廃棄ロスが増大しているそうです。
一番多いのは、不良品とかではなくて賞味期限に起因する廃棄。
1/3ルールというものがあって、賞味期限を1/3消化した商品は正規品として納入されないのだそうです。
つまり半年賞味期限があっても、製造から2ヶ月経過した商品は残り4ヶ月も残りの賞味期限があるのに、受け入れ拒否。
その商品は現金問屋(つまりバッタ屋)ルートに流れるか、最悪の場合は廃棄です。
こんな勿体ない事が日本全国で年間何兆円分も発生しているのだそうな。
これをネットで安く流通させられないか、というご相談でした。
ちゃんと安い理由をご説明して販売すれば、今時の「ワケあり商品」ブームとして普通に商品社に受け入れられると思います。
メーカーも廃棄ロスを削減できて、万々歳。
良いスキームですね。
残念だったのは、某決済会社さん。
自前開発を諦めて外部委託に切り替えるのだとか。
それはまあ理解できますけど、アウトソーシングで投げる部分が多すぎてちょっとどうかと。
それにまだ諦めるには早い気もします。
ECの世界はこうやってお金がついてまわるリアルに影響の大きい分野だから面白い。
まだまだ決着がついていない分野が一杯あると思いますので、サービスの拡張を目指したいと思っています。
投稿者 岡野 幹生 日時
会社をやってますと、本店移転、増資、役員変更・重任などのタイミングで登記が必要になります。
経費が勿体ないしそれほど大変な作業でも無いので、ウチでは会社設立から全て自分で登記をしています。
今回は本店移転に諸事情で優先株発行なんてレアなテーマが付随したので大変でしたが、何とか完了しました。
こういうの勉強になりますしね。
今日で三宮に引っ越して一週間。
大分慣れてきました。
徒歩圏で用事が片付くというのは便利なものです。
来社されるお取引先様も増えている実感がありますので、色々相乗効果が出ていると嬉しくなります。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
何とか無事に引っ越しが完了し、今日から新しい事務所で仕事開始です。
やっぱり新しいオフィスは気持ちいいです。
お気遣い頂いて、沢山のお花やお品をありがとうございました!
ご覧頂ければお分かりの通り三宮はそれほど大きな街ではなく、山と海にはさまれた狭いエリアにこぢんまりまとまっています。
これまで過ごした本山の街は全くビジネス向きのエリアではなく住宅街の真ん中だったので、色々不便な事が多くありました。
私自身もそれを言い訳にしてあまり外部の方と積極的に渉外活動をしてこなかった反省がありますので、今後は色々な方とお目に掛かる機会を増やしたいと思います。
三宮移転の大きな目的が採用活動への好影響を期待した事にもありますので、その意味でも良い方との出会いを楽しみにしております。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
いよいよ今日で本山とお別れです。
1997年の暮れに引っ越して、1998年の初頭に会社設立。
と思ったら離婚して一人寂しくしばらくはマンションの一室を住居と会社兼用で過ごし、その後住まいを近所に借り増し。
今の嫁さんと再婚して子供が生まれ、そしてあこがれだった東芝ビルに入居。
(「こんなビルにいつか入れたら良いね〜」とカミさんとよく話したもんです)
良い事も悪い事も皆ここで起こりましたが(あ〜、考えてみたら殆ど良い事だったなあ〜)、12年目にして離れる事になりました。
なんだか、感慨深いモノがあります…。
明日から三宮。
BLOGのタイトルも変えなくっちゃ!(笑)
投稿者 岡野 幹生 日時
最後のチャンスだと思ったので、お昼休みを長めにとって皆で夙川公園にお花見に出掛けました。
少し葉桜でしたし、日差しが強くて暑かったのですが、風で舞い散る花びらがとってもキレイでした。
日本的な風景ですよね。
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日本びいきの外人を見るとなんか和む
↑こういう記事を読むと、日本の良さを再発見した気分で元気になります。(^^)
では皆さん、良い週末を。
(来週は台湾に出張しますので、現地情報をお楽しみに)
投稿者 岡野 幹生 日時
昨日の日経夕刊「あすへの話題」に、経済学者の佐和隆光さんがコラムを掲載されています。
「何が学力低下を招いたのか」
小中高生、大学生、そして大学院生の学力低下は、教育現場にいる私には実感としてよく分かる。「ゆとり教育」のせいだという人も少なくないが、私にはそうは思えない。学力低下の原因についての私の見立ては次の通りである。
一九八七年から九〇年にかけてのバブル経済期の「負の遺産」が災いのもとだ。「負の遺産」とは、某経済評論家の次の言説に象徴される。「汗水垂らして金儲けする時代はもう終わった。頭を使って投機で金儲けをする時代がやってきた。今時、投機をやらない輩は世捨て人だ」。こうした言説を真に受け、理工系学生の製造業離れが進み、努力、勤勉、誠実、創意など日本古来の徳目(マックス・ウェーバーの言う「近代資本主義の精神」でもある)が全否定されてしまった。
まあ分からなくはありませんが、バブル期なんてそんなに長い間続いたわけではありませんし、今の若者にバブル期当時の気質がそんなに大きな影響を与えているとは思えません。
釈然としない思いでいたところ、今日の日経夕刊にベネッセが全国の大学生の生活実態を調べた調査結果が報告されていました。
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いまどきの大学生 『先頭に立たず、努力には冷めた目』
特徴的な部分を抜き出してみると、
・仕事や社会をどうみているかを聞いたところ「仕事より自分の趣味や自由な時間を大切にすべきだ」が74.9%と多かった。
・「日本は競争が激しい社会だ」が79.0%あった。
・一方、「日本は努力が報われる社会だ」は42.8%と五割に満たなかった。
競争が激しいのに、努力が報われるとは限らないとの冷めた見方がうかがえる。
とあります。
う〜ん、これはマズイですね。
上記の佐和先生の意見よりも、このベネッセの調査結果の方が実態を現しているとしっくり来ます。
そして、事態はより深刻です。
今の日本は、年寄りが将来を不安に思い、若者が未来に明るい展望を描けないという非常に閉塞感が漂った暗い状況にあります。
何時の世も、若者が近視眼的思考に陥るのは常ですし、努力が報われない事は無いのですが。
私はマスメディアがこぞって暗いニュースや失敗事例ばかりを取り上げて浅はかに騒ぐ姿勢が、社会に大きな悪影響を与えていると思っています。
こう毎日ダメだダメだと言われ続けると、洗脳されても来ますよね。
回りの大人がポジティブな将来像を示してあげる事が、若者への正しい教育だと思うのですが。
下記のエントリーとか、じっくり読んでみると元気が出ますよ>若者諸君
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人生にやる気を与える24の名言
「物事がうまくいかないと思ったら、まず最初にあなたがこれまで何人の人を幸せにしてきたかを考えなさい」(H. Duane Black)
「成功とは目的ではなく過程である。成した事そのもの(プロセス)こそが大抵において結果よりも尊いことに他ならない」(Arthur Ashe Jr)
「成功への秘けつなど何も無い。準備、キツい努力、そして失敗から学んだことによる積み重ねの結果に過ぎない」(Colin Powell)
「成功の秘けつは知らないが、失敗のカギなら知っている。それはすべての人を喜ばせようとすることだ」(Bill Cosby)
「想像力さえあればどんな力でも発揮できる」(John Muir)
「失敗こそがよりよいやり直しを得るための機会になる」(Henry Ford)
「すべての反論に打ち勝った上で物事をやろうとすると、何もできなくなる」(Samuel Johnson)
「失敗すると失望するかもしれない。しかし何もしなければ必ず失敗する」(Beverly Sills)
「誰からも信用を得ずに何かを達成できるとしたら、それは驚くべきものだ」(Harry S. Truman)
「ちょっとでも周囲に気をかけると、それなりの結果を得られるだろう。そして十分に気をかければ素晴らしい結果を得られるに違いない」(Jim Rohn)
「誰だって最初は初心者さ」(Ralph Waldo Emerson)
「人生の中で何かを成し遂げたいと考えてる人にとって欠かせないことは、『自分が欲しいものを確定する』ことに他ならない」(Ben Stein)
「壁にぶち当たっても止まる必要は無い。振り向かず、あきらめるな。その壁を登る方法を考えるか、潜り抜けるか、迂回する方法を探し出せ」(Michael Jordan)
「成功は幸福のカギではない。しかし幸福は成功の秘けつである。もしあなたがしていることが好きなことなら、きっと成功を導くことだろう」(Herman Cain)
「人生において失敗した人の多くは、自分がいかに成功に近づいていたのか、そしてそれにも関わらずあきらめてしまったのかを知らなかった人だ」(Thomas Edison)
「想像力は知識よりも重要である」(Albert Einstein)
「可能と不可能の違いなどその人の決意次第でしかない」(Tommy Lasorda)
「ハイリスクなチャレンジをする人だけが、とてつもない成果を成し遂げることができる」(T. S. Elliot)
「目的地までの距離など問題ではない。はじめの一歩が難しいんだ」(Marquise du Deffand)
「熱意無しには何も素晴らしいものは創生されない」(Ralph Waldo Emerson)
「人生で最もうれしいことは、他人からできるわけが無いと言われたことをやり遂げたことだ」(Walter Gagehot)
「本当に何かを成し遂げたいと思ったら、やり方を見つけることだ。さもなくば言い訳を見つけねばならなくなる」(Frank Banks)
「あることを夢見る人もいれば、やりたいと思う人もいる。そしてそれを実現する人もいるんだ」(Michael Jordan)
「成功も失敗も、永久には続かない」(Dell Crossword)
大切な事は、周りに流されずに、自分の頭で考え、行動する事ですよ。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
高速代が安くなったと言うことで、週末に淡路島に行ってきました。
普通なら3,000〜4,000円ほど掛かる区間でしたが、チャージは1,000円。
やっぱり嬉しくなりますね。
ただこれ、よく考えると差額は政府が補填するわけですから、道路公団は全く懐を痛めずにだまって売り上げが数倍になる美味しい政策。
問題ある気もしますが、まあ経済の活性策としては効果が出ている部類だと思うので、良しとしましょう。
高速はかなりの混み具合で、帰りは神戸市内に向かう路線は20kmの渋滞でした。
しかしクルマ業界がこれだけ景気の影響を受けるとは誰も思いませんでしたね。
先進国における耐久消費財マーケットは、気分次第で数十パーセントも変動する事が証明されてしまい、恐ろしい思いです。
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無給休暇、台湾で取り消し相次ぐ 半導体や液晶パネル
こういう記事を見ると、世界の生産工場である台湾あたりはそろそろ底打ちの兆しが見える気がします。
来週台湾に出張するので、現地の雰囲気を見てきたいと思っています。
投稿者 岡野 幹生 日時
WBCで盛り上がった気分も一段落しましたが、プロ野球の通常シーズンも開幕しましたね。
特に、楽天対日本ハムの岩隈−ダルビッシュの投げ合いはテンションあがりました。
お互い素晴らしい投球だったと思います。
メジャーリーグは今のところWBCの価値向上にあまり真剣味が無い気がしますが、サッカーを見習って、WBCは国別対抗戦(サッカーのワールドカップに相当)、ワールドシリーズはクラブチーム対抗戦(チャンピオンズリーグ/クラブW杯に相当)と棲み分ければ充分両立しますよね。
ワールドシリーズのプレーオフに、しょうもないワイルドカードなんてやめて、各地域リーグのチャンピオンを入れれば良いと思うんです。
西武対レッドソックスなんてワクワクしますよね〜。
世界的にはマイナー競技なんですが、日本はやっぱり野球が盛り上がります。(^^)
投稿者 岡野 幹生 日時
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買いたくてウズウズしている米国民 ―― 株は底か?
大前研一さんの分析と提案は、いつも切り口が面白くて良い思考トレーニングになります。
アメリカやヨーロッパの経済情勢には部分的に明るい兆しが出てきており、そろそろ底か、という雰囲気になりつつあるのですね。
少々余談になるが、いま、わたしの手許には世界各国のGDPにおける生産部門の推移を示す資料がある。それによるとEUでマイナス9.3%、ロシアがマイナス10.8%、オーストラリアがマイナス9.3%、中国はプラス6.3%である。そして米国はマイナス7.3%だ。世界全体ではマイナス8.3%である中、日本はなんとマイナス22.5%である。
この下げぶりとそのスピードの理由は、日本が「不況慣れ」しているためである。度重なる不況を経て、日本は「防災訓練」を繰り返し行ってきた。ために、地震が来たらすぐに頭巾をかぶって机の下に隠れるのが、もはや習慣となっているのだ。これをわたしは「(指を突っ込むとギュッと閉じてしばらくは開かない)イソギンチャク現象」と呼んできた。この習慣のある・なしが、米国民と日本人のマインドの違い、また統計データの表れ方の違いになっているようにも思う。
この”防災訓練”とか”イソギンチャク”とか、面白い表現ですよね。(笑)
一番傷が浅いと評価されていたはずの日本が一番数字は悪いというのが本当に納得行きませんが、心配性な国民性の反映なのでしょうね。
そろそろ本当に潮目が変わりつつあるのでは?