投稿者 岡野 幹生 日時
投稿者 岡野 幹生 日時
今日届いた「
月刊ビジネスアスキー」に面白い特集記事がありました。
「私たち、不況に強い会社です!」
幾つかの会社が紹介されていましたが、個人的に面白いと思ったのは次の三社。
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●ご当地ヒーロー「
エフツーゾーン」
こちらは全国ネットのTVで流れるヒーローキャラクターと一線を画し、秋田県内限定など地域を絞ったご当地ヒーローを企画してイベントや関連グッズの販売を行っています。あえて活動地域を広げない事で地域密着と希少性を出す事に成功しています。
●会員制宿泊予約サイト「
トクー!トラベル」
通常の宿泊予約サイトと根本的にビジネスモデルが異なり、宿泊施設からは成約コミッションを徴収せずに利用者からサービス利用料を徴収しています。とかく広告モデルやサービス提供者課金に走りがちなWebサービスでは、利用者課金をするモデルで成功しているのは希有な事例だと思います。しかもこちらの有料会員数は何と90万人以上。これはスゴイ。
●水産物流通システム「
旬材」
知りませんでしたが、水産物の水揚げのうち市場に出回るのは半数しか無く、残りの半分は”すそもの”と呼ばれる規格外商品として扱われ、水揚げ業者の近隣で地産地消されるしか無いのだそうです。この大いなる無駄を解消して水産業者の収益を改善する理念の元、BtoBで産地直送の売買システムを構築されたそうです。
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アイデアの元はいつも顧客目線で市場のギャップを探す事からスタートします。
不況でもチャンスのタネはある事を拝見すると、こちらも勇気づけられますね。
投稿者 岡野 幹生 日時
2009年2月号の「
NIKKEI DESIGN」誌に面白い記事がありました。
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味工房 志野
・ざるそばつゆ
・関西のうどんだし
・そうめんつゆ
・どんぶりだし
・湯どうふのたれ
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くばらコーポレーション
・トマトのうまたれ
・やきとり屋さん キャベツのうまたれ
・もやしのうまたれ
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ヤマト醤油味噌
・アイスにかけるしょうゆ
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井上醤油店
・もちじょうゆ
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まるはら
・たまごはん
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シーズコア
・スイカに塩
・ミルクのお砂糖
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井ゲタ醤油
・朝の醤油
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全部用途を限定して、あえて市場を絞り込んでいますよね。
でもその事が逆に商品の特徴を浮かび上がらせ、輝きを生んでいます。
普通に醤油やだしで勝負すると大手ブランドに対抗できませんが、どうせ追い掛ける売上規模は小さくターゲティング出来るのですからニッチに特化するのは賢い戦略ですよね。
小さいから出来る事もある、という好例だと思います。
投稿者 岡野 幹生 日時
ネットショップを運営する上で、意外と見落とされている売上アップ策を一つ。
即効性があって、誰でも出来、カンタン。
それは…
「ショップ上に電話番号を明記する事」
です。
副業等で常に応対できない環境の方には無理ですが、本腰を入れてショップをされている方なら殆ど対応可能なはず。
ユーザーはショップへの到達はネット経由でも、手っ取り早く質問したり在庫確認や注文をしたいもの。
必ず売上が上がると思いますので、まだの方にはオススメさせて頂きます。
投稿者 岡野 幹生 日時
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NYTimes.comがAPIを提供開始!280万記事のデータベースで何を作る!?
う〜ん、これスゴイ…。
スゴイんだけど、例によって収益性の裏付けは無いんでしょうね。
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アメリカの新聞の凋落
(前略)がんばるくらいではどうにもならない状況かと。今後淘汰が進み、全米で3紙 くらいしか残らないんじゃないでしょうか。Wall Street JournalとNew York TimesとUSA Todayとかかなぁ。
とはいうもののまじめなジャーナリズムには金がかかるわけで、それをどこから取ってくるか、というのは大問題なんですな。で、NPOという話しもありかと。一紙くらいはNPO化で優良新聞が残れるんじゃないかと思います。
恐ろしい話ですが、だからこそNewYorkTimesの試行錯誤は本気度が高く、様々な観点から可能性を追求しているのが良く分かります。
何とか突破口を見つけて欲しい。
この辺は、「広告費のパイ全体が、テレビ等からインターネットに移ることで、少なくとも短期的には減少する」という見通し通り。やがては需要と供給が均衡してある程度元通りになっちゃうと思うけど、今はまだインターネットの有効性をわかってない広告主が多いから、インターネットをわかってる広告主にとっては、インターネットは他のメディアに比べて安上がりになっちゃってる訳ですな。
↑こちらのchikaさんの最新エントリーでのコメントも納得。
同じ結論に到達するにしても、後追いでは全くおいしいところが残っていない可能性が高いわけですから、日本のメディアもトライする姿勢を見習って欲しい。