「群衆の叡知」の行方は?

Diggのゆくえ



世界で最も成功しているといわれるWeb2.0系サービスの一つにこのDiggがありますが、上記のエントリーを読む限り色々と深刻な問題を抱えている模様です。

そもそも無料で利用できるサービスは収益を広告モデルに頼らざるを得ないわけですが、媒体としての価値の根拠となるサイトの影響力がごく少数の利用者に左右されているとしたら広告価値は激減してしまいます。

実のところ私は、メディアが民主的であればあるほど、ある種の情報操作に脆弱なのではないかと考えている。「群衆の叡智」と言ったところで、実情はごく少数の意見がストレートに大きく投影された影絵のようなものでしかない可能性があるわけだ。むしろ、なまじ「『みんなの意見』は案外正しい」などと素直に思い込んでいると、誰かの仕込みに容易にひっかかってしまいそうである。こうした陥穽を、どこまで技術的な工夫で避けられるかが、今後ソーシャルニュースサイトを設計運営する上で大きな課題となると考えられる。


技術的な工夫で避けられるなら良いですが、そこが実現困難だという結論になるとWeb2.0的なサービスの根幹が揺らいでしまいます。



誰かが良い解決策を提示できるかな?

それができたら新ヒーローの登場だ。