新メディアへの対応

日経ビジネス誌の「TV WARS」の連載記事が面白かったです。

印象に残ったのは、ラジオ→映画→TVというメディアの変遷期に既存媒体が取った戦略について。

アメリカは概ね既存の大メディアが後発の新規媒体を上手く取り込んで、一大メディア帝国を築きました。



対して日本は、全く逆の対応を取ったのです。

要するに、新媒体の排除ですね。

今、まさにTV業界が必死にネットを排除しようとしています。



長期的なトレンドに逆らっても、ジリ貧を招くだけなのですがね。

発想に柔軟性が失われると、簡単に基盤がひっくり返るという良い事例です。

気を付けたいですね。(^^)

最後にモノを言うのはコンテンツ!

少し前から気になっているサイトがあります。



@nifty「DailyPortalZ」



ここ、サイコーに笑えます!

あなたの職場にも和みをどうぞ。(^^)

RSS配信にも広告が挿入

皆さんはニュースサイトを読む時、RSSリーダーをお使いですか?

私は当然garittoを使うのですが、CNETから配信されるRSSに広告が表示されるようになっていますね。

(今のところ、他のIT系主要メディアからは配信されていない様です。)



CNETの配信するRSSフィード



まあ、そのうちこうなるとは思っていましたが、余計なモノを見ずにさっとニュースに目を通したい人には不評でしょうね。

まだGMOグループの広告が一つあるだけですから良いですが、広告だらけになると鬱陶しいです。



そういえば、garitto宛にRSS広告配信サービスの案内DMも来てましたしね。

手付かずの大地は必ず蹂躙していく広告の猛威、恐るべし!

OSのシェア

おちゃのこネット(www.ocnk.net)を訪問して頂いたユニークユーザー数は、約150万を超えます。

必要があって、訪問者のOSシェアをアクセスログより調べてみました。

結果は、



 1.WindowsXP:73.4%

 2.Windows2000:7.6%

 3.WindowsMe:5.7%

 4.Windows98:5.2%

 5.MacPPC:3.6%

 6.MacOS X:3.1%

 7.Windows95:0.1%



という順位でした。

WindowsMe/98の合計が10%を超えるのが驚き。

で、MacはOS9以前とOS Xを合算しても7%足らず。



ブラウザーのシェアはというと、



 1.IE6.0/WindowsXP:71%

 2.IE6.0/Windows2000:6.6%

 3.IE6.0/Windows98:4.5%

 4.IE6.0/WindowsMe:4.1%

 5.NS6.0/MacOS X:2.2%

 6.IE5.5/WindowsMe:1.5%

 7.Mozilla1.7/WindowsXP:1.2%



という結果に。



おちゃのこネットは最近のデザインの潮流に従ってCSSでデザインされていますが、どこまでのブラウザーに対応させるか悩むのですよね。

で、いつもネックになるのがMacの存在。

MacIEではある一定量以上のテキストボックス内の情報を正常にロード出来なかったり、CSSの解釈がSafari/IE/Netscape(Gecko)で相当異なっていたりとデザイナー泣かせなのです。

更に、一部のJavaScriptのツールの動作がOSによって異なったりと、気を遣う事もあります。



しかし、上記の結果をみると、実はMacに気を遣うより古いWindowsへの対応を優先した方が良いのかも知れませんね。

Mac派には気の悪い話でしょうが…。(^^)

NIKEからもSNS

NIKEからもSNSサービスが提供開始されましたね。



Joga



気になるのは、このサービスがGoogleとのコラボなところ。

ということはGoogleもSNSを提供準備中?



と言ってる先から、楽天からもSNSの提供がアナウンス



流行?

Vodafone買収

ソフトバンクグループによるVodafone買収が正式にアナウンスされました。

う〜ん、さすが孫さんはやることのスケールが違いますね。

日本のブロードバンド環境を世界一の品質にしたのは、紛れもなく孫さんの功績だと思っています。

携帯の世界にも価格低下と定額制の攻撃を仕掛けるのでしょうね。



私が期待しているのは、携帯の世界を規格化された本来のネット環境にしてもらいたいということです。

あまり誰も言いませんが、本来DoCoMoのケータイからauのコンテンツが見れないのはおかしいことだと思います。

例えるなら、OCNの契約をしたユーザーに、NTT製のパソコンを買わせて、OCNのポータルで全て済ませろと言っているのと同じです。

端末からアクセスラインからポータルまで、全てが垂直統合されている閉じた世界は、本来おかしいのです。

だから、外出先でPCにauの携帯をつないでも、せっかくある2.4Mbpsのアクセスラインは使えず、相変わらずダイアルアップすることになります。



カーナビ屋を経営している身から言いますと、ケータイの網が解放されれば車内に代表される移動体通信の環境が劇的に改善するはず。

DSRCのインフラ整備なんて待っていられませんからね。



是非、ソフトバンクグループにはインパクトのある経営を期待したいと思います。

「ウェブ進化論」を読んで

「ウェブ進化論」を読み終えました。

私は、名著を読む時、思索にふけり、過去を思い返し、来る未来に思いを馳せ、時間が掛けて楽しむ事にしています。

そうやって未来へのポジティブなイメージを膨らませている瞬間が、至福の時間であったりもします。



本書の意義は、ご本人が書いてらっしゃる通り、旧来世界のエスタブリッシュメント層と新興世界の住人である若い世代の架橋でありたいという想いでしょうね。

実体験をしなけらば理解できない世界の出来事である、と看破されながらも、「説明すれば分かって頂ける中間知識層」という日本の誇るべき厚みに対して、誠実に語りかけてらっしゃいます。

また、その層の理解と応援がなければ、本当の意味でのインパクトを社会に与える事は出来ないと私も思います。



「自分より年下の人と過ごす時間を大事にしたい」



そろそろ私もそういう年代に入ってきているのかも知れません。

他人の顔色を伺わずに、自分たちが面白いと思うイノベーションを世に問いたい。

そんな環境を若い人に提供したいですね。

お金に換えられない価値だと思っています。(^^)

「ウェブ進化論」

またまた伊藤さんのオススメで、「ウェブ進化論」を読んでいます。

かいつまんで内容を知りたい方は、筆者のコラム「Googleという隕石」をお読み下さい。



インターネットが本格的に普及しだして約10年。

この間、ネットバブルの崩壊を挟んで、Webは過大評価と過小評価の狭間で揺らいできました。

今でもどう距離を取って良いか分からない方は多いでしょう。

過小評価をする人にとっては、江島健太郎さんのコラム「梅田望夫氏の「ウェブ進化論」を読んで」の熱さが理解できないと思います。



お前はどうかって?



私は、M・マクルーハンのメディア論に見られるように、新メディア(=ネット)が持つ社会へのインパクトを信じて、どっぷりとこの世界に浸かっていきたいと思っています。

誰も見た事が無い新しい世界を、人より先に見る快感。

譲れないと、思うのですが。(^^)

新SNSサービス「Yahoo!360」の使用感

Yahoo!360°

紹介記事

Yahoo!から新しいSNSが提供されたので、早速使ってみました。

アメリカ版からは半年ほど遅れてスタートしたのですが、日本版は国内で独自に機能開発しているとのことで、まだコミュニティすら始まっていません。

まあ、mixiという先行サービスがあるのでしっかり研究はしたのでしょう。

使い勝手に大きな違いはありません。

目新しい機能は、友達にタグを付けて区別出来ることくらいですか。

後は自分のページの背景をカスタマイズ出来ること。



さて、問題はこの様なSNSの使い道です。

勿論個人がぶらぶらと遊ぶにはとっても良いのですが、現状ではビジネスへの活用は未だ未開拓というカンジです。

実はおちゃのこネットの会員専用コミュニティとしてmixiを活用することも考えたのですが、アカウントを持っていない方を片っ端からmixiに招待して回るのも何だかなあ、と思ってやめました。

結果的に普通の認証付きBBSにしましたが、慣れた形の方が皆さんに活用して頂き安いと思ったので、正解だったようです。



現状で最大手のmixiの会員数が約200万人。

まだまだ社会的なプラットフォームというにはスケール不足です。

1,000万人まで成長出来れば、殆どの知人は網羅出来るかも知れませんね。

多分SNSで成功出来るサービスは一つだけだと思います。

gree・キヌガサ・ゆびとまなどは皆キビしいでしょうね。

ただ、幾らSNSが大きく育っても、そこでビジネスは無理だと思いますが。(^^)