「インターネットマガジン3月号 ロングテール化するNet広告」

誰も信じてくれない、本当にあった不思議な話。

↑こちらは私が良く訪問する広告・マーケティングに関する優れたBLOGです。

こちらに「InternetMagazine」の3月号の特集記事が紹介されています。

実はこの巻頭特集記事、無料の会員登録をすると読めてしまうのですね。

早速、該当の記事を拝見。



対価がはっきりしないのが広告で、費用対効果がはっきり読めるモノはマーケティング、と区別すると聞いたことがあります。

だとするなら、我々は随分あいまいなものに高いお金を払っていたことになります。

明らかに効果がはっきり分かる検索連動型広告がもてはやされるのは、決してネットの発展だけが原因ではなく、本来のマーケティング原理に基づいた直感的に正しいサービスだからこそ、ですね。



とすれば、当面はGoogleの戦略に戦々恐々とする状況は変わりがなさそうです…。

オークションとショップの違い

今私は、株式会社コンタクトとおちゃのこネット株式会社の二社の代表を務めているのですが、二社の役割分担は、



株式会社コンタクト:ネットビジネスの当事者としての実験

おちゃのこネット株式会社:裏方としてのネットサービス開発・提供



となっています。

株式会社コンタクトの主な業務はカーナビのECサイトの運営です。



【カーナビ専門店コンタクト】本店

【カーナビ専門店コンタクト】おちゃのこ店



やはり実際のEC業務を当事者として手掛けているのと、雑誌や伝聞の形で情報を入手するのは大違いで、現場を持っているからこその生の状況が判るのは大きなメリットですね。

最近感じるのは、Yahoo!に代表されるオークションと、おちゃのこネットを用いた定常的ショップの違いです。



以前より中古のカーナビの買い取りと販売に注力しているのですが、最初はオークションでばかり販売していました。

一応買い取り価格は、過去のオークション実績を基に決定するのですが、オークションサイトではなかなかこちらが希望する価格で落札されないのですね。

オークションに来る方は、そもそも新品であっても市場価格より割安な買い物を希望される客層ですからしょうがないのですが。

で、



安全のためにある程度安い販売価格を想定

 ↓

買い取り価格も安めに設定

 ↓

買い取り実績があまり出ない

 ↓

商品が集まらないのでなかなか中古の販売実績も上がらない



という悪循環に陥っていました。

そこで、中古品の販売の場所をおちゃのこネット上のショップに移したのです。

すると、最初から当社の希望する販売価格で注文が入るようになりました!



市場価格を考慮した販売価格を設定

 ↓

買い取り価格をギリギリまで高く設定

 ↓

買い取り実績増

 ↓

良いタマが増えて販売実績増大



という好循環が実現しました。

当然落札手数料も不要ですし、お客様も余計な手間が減って言う事無し、ですね。



ベースとして必要なのはショップの信用ですが、ある程度の信用が付いてしまえば人様のプラットフォーム(オークション)で商売するよりも、自分の庭(ショップ)で商売する方が明らかにショップ側のペースで物事が進行します。

永く商売を続けて利益を出したいなら、どこかの段階でオークション頼みから脱却するべきですね。

「自分で集客するよりオークションで売ってた方が楽」

とお考えの方、ステップアップを考えましょう。(^^)

楽天の企業姿勢について

斜めうえ行く「オクノ総研 WEBLOG」

まずは↑の記事をお読みになってみて下さい。

実は年末から年始に掛けて、一部で楽天のポイント関連のキャンペーンでミスがあり、大騒ぎになっています。

本件が大事になっているのは、問題発覚後の楽天の対応のまずさにあります。

まあ、この会社はことごとく人の神経を逆なでする様なやり方をしますね。



どうにも好きになれません…。(^^)

「価格.com」の料金体系変更

今日、「価格.com」からメールが来ていました。

3/1から価格体系を大幅に変更する旨の通知です。

以下、少し長いですが転載。

ご出店ショップ様各位



【価格.com】出店料金体系変更のお知らせ



拝啓



貴社、ますますご清栄のこととお喜び申しあげます。

平素は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申しあげます。



さて、表題の件、弊社サイト「価格.com」出店料金につきまして

下記の通り変更と相成りましたのでご案内申し上げます。



この度の変更では、従来の期間(1ヶ月)単位の出店料金を

全面的に改定させていただき、ご出店いただいておりますショップ様サイトに対し、

価格.comよりユーザーをお送り致しました成果に応じて料金を頂戴する、

いわゆるクリック単位課金とさせていただきます。



従来の料金体系では、価格.comに来訪するユーザー数、ページビュー数において、

カテゴリー間に大幅な格差が発生しており、その結果、月額固定でのご利用料金を

お支払いいただいているショップ様間にて、価格登録状況以外の要因による

ユーザー誘引数に看過し得ぬ差がでておりました。



これらの状況を改善し、ご出店いただいておりますショップ様に対しまして

一層公平感・納得感のある課金体系の導入させていただくことを目的とし、

今回の変更とさせていただきました。



ご出店ショップ様におかれましては、お手数、ご面倒をおかけするかと存じますが、

何卒ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。



敬具







■新料金体系 :クリック単位課金

■料金変更日時:2006年3月1日 00:00より

■基本料金  :10,500円(税込み)/月額

■クリック単価:15円/1クリック

■お支払条件 :毎月月末締め、翌月末払い

※以下URLにて詳細な概要を掲示しております。

http://kakaku.com/shopentry/new_entryplan.htm

今後の手続き等詳細に関する情報は、メール配信、ログインページにて

随時ご案内申し上げます。


う〜ん、いきなりの大方針変更ですねえ〜。

早速関連情報のFAQを見てみましたが、クリック課金による月額の予算管理機能はないとのこと。

あのですねえ、Adwords/Overtureの検索エンジン連動広告を参考にするのは良いですが、最低限のシステム開発をしてからにしてもらえますか?

どうもこの会社は昨年のシステム停止事件といい、対応がお粗末な気がします。



しかし、ネット界も徐々に取れるところからしっかりお金を取る流れになってきましたね。

それだけビジネスにしっかりと根付いている、ということで良い事なのだと思います。

今後はネットでの展開にも資金力・会社体力の差が如実に出る時代になります。

今まで個人・零細に負けていた、中堅どころの会社が知恵とお金を使って成果を追求する番ですよ。

mixiとgreeの差

いわゆるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の代表は今やmixiです。

開始時期はgreeの方が早かったと思うのですが、その後圧倒的にmixiに利用者数で引き離されてしまいました。

私も早い段階で両方に登録して使い勝手を比較してみたのですが、デザインセンスはgreeの勝ちだけど、使い勝手でmixi圧勝、という感想でした。



で、その後greeも個人運営から会社組織への移行を経て、機能追加を頑張ってしているのですが、どうもmixiの後追いの感が強いです。

個人のHomeページのデザインもmixiを意識しているのが見えて、でも同じにはできない、というジレンマとの戦いを感じます。



mixiの勝因を挙げてみると、



 ・足あと機能:初期はmixiしかなかった。これで見ず知らずの人との接点が大幅に増えた。

 ・匿名性:greeは初期に慶應大学SFCの学生が多数利用した事もあり、実名参加が前提の空気が作られてしまった。やはりネットは匿名でないと自由に活動しにくい。



が大きいと思います。

考えてみると元々SNSは身元の判明している安心感が売りだったはずなので、匿名性でmixiが利用者数を伸ばしたのは皮肉としか言えませんが。

ネット上に同じサービスがあっても仕方がないので、greeはあまりmixiに日和らずに実名性重視で行って欲しいものです。



しかし、実は日本で最初のSNSは「指とま」だったと思うので、死んでいる現状は寂しいです…。

問題はSNSが売り上げに直結しない事。

可能性は皆感じているのですが、恐らくmixiも商業ベースには乗っていないでしょう。

個人的には長期的にも厳しいと思っていますが、お手並み拝見です。(^^)



※今更招待を求められても困りますので、招待以来はお受けしません。