言霊(ことだま)

古来より日本には言葉の持つ重みについて戒める伝えがあります。

今日の読売新聞夕刊に亡くなった阿久悠さんの言葉が紹介されています。

「過去にも残酷な時間は数え切れないくらいあったが、事情は呑み込めた。納得はしないまでも、そうか、しかし他に方法もあったろうにという思い方もできた」



「小さい異変を見逃してきたことが積み重なって怪物化した。それが社会の価値観、人の美意識を腐らせてしまった」



「少女売春を援助交際と言い換えた時」

「勤勉、真面目を野暮、ダサイと笑いものにした時」

「死をリセットと信じ込ませ、ゲームでその気にさせてしまった時」


ネットの普及で文字だけのコミュニケーション機会が増幅され悪意の伝播が加速される一方の現代、言葉の持つ魔力に言い出しっぺの本人が振り回される事も増えているのではないでしょうか。

今一度自身の発する言葉の重みと与える影響について、振り返ることが必要なのだと思います。

全ての現代人が無縁では無いのですから。

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