シナジー効果ということ
投稿者 岡野 幹生 日時
「シナジー効果」という言葉を良く使います。
概ね多角化経営を進める根拠とされますが、本当に相乗効果を発揮する局面は実際にどれほどあるのでしょうか?
ネット化が進むと、消費者側が情報を沢山持つようになります。
比較検討が容易になります。
昔と違って、「じゃあ、どうせならお宅でまとめて頼むよ。」という場面が確実に減っていくと思うのです。
そこで重視されるのは、一つ一つのサービスが選択するに値するか、というシンプルな原則です。
そう、それぞれが強いサービスの集合体でなければ、品目を追加する意味がないのです。
我々のコアコンピタンスは、「EC」。
これを補完できる周辺サービスのうち、我々が本気で取り組めて高いレベルのサービスを提供し続けられるのは何なのか。
自信が無い限り、いたずらに多角化はしません。
次のターゲットは、アフィリエイトです。
これも、本気でやりますよ。
概ね多角化経営を進める根拠とされますが、本当に相乗効果を発揮する局面は実際にどれほどあるのでしょうか?
ネット化が進むと、消費者側が情報を沢山持つようになります。
比較検討が容易になります。
昔と違って、「じゃあ、どうせならお宅でまとめて頼むよ。」という場面が確実に減っていくと思うのです。
そこで重視されるのは、一つ一つのサービスが選択するに値するか、というシンプルな原則です。
そう、それぞれが強いサービスの集合体でなければ、品目を追加する意味がないのです。
我々のコアコンピタンスは、「EC」。
これを補完できる周辺サービスのうち、我々が本気で取り組めて高いレベルのサービスを提供し続けられるのは何なのか。
自信が無い限り、いたずらに多角化はしません。
次のターゲットは、アフィリエイトです。
これも、本気でやりますよ。
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主観的 書評ブログ 日時 : 高収益企業のつくり方(2)
"高収益企業のつくり方(2)" の続きを読む...
著者: 稲盛 和夫
タイトル: [実学・経営問答]高収益企業のつくり方
今回は、企業の「多角化」について取り上げてみたいと思います。
まず、多角化の必要性について考えてみます。
一つの事業だけを続けていると、その市場自体が、突如としてなくなる恐れがあります。一つの事業の盛衰により、会社の命運を左右されないためには、多角化が必要になってきます。
また、通常の中小企業は、限られたマーケットサイズで事業を行っていますから、専業を続けている場合、いつかは成長の限界に突き当たります。マーケットに限界がある以上、会社を成長させたいのなら、どうしても新規の事業を起こして、多角化を図る必要があります。
そこで、経営者は多角化という問題に突き当たりますが、これには当然のことながら、大きなリスクや困難が伴います。
考えてみてください。多角化を進めようと新しい事業に乗り出したとします。しかし、その新規事業の競争相手は、専業である場合が多く、その事業に社運をかけているのです。こちらは多角化だからと高をくくって、力を二分してライバルに立ち向かったのでは、とても勝ち目はありません。
本業の経営判断でさえ難しいのに、多角化した事業の問題を瞬時に判断するのは、並大抵のことではありません。普通の経営者であれば、忙しさのあまり、得てして判断を人任せてしまいがちです。しかし、多角化が失敗する原因はそこにあるのです。
著者は「多角化というのは、険しい坂道を登るようなもの」と表現しておりますが、それほど困難を極めるものなのです。
しかし、それを承知で事業の多角化を図ろうとする場合、どのような準備が必要でしょうか。
まず第一は、既存事業の基礎を固め、収益性を高めることです。仮に新たな事業に挑戦して、その前線で敗れ、逃げ帰っても、安心して帰れる強固な本丸(=本業。既存事業)を築いておくことが必要です。決して暴走してはいけません。
逆に言えば、本業の基礎が固まったら、新しい事業に進出するチャンスになるのです。
また、新規事業に進む際に心がけなければならないことは、自分の得意技(=本業)の延長戦上で多角化を進めるべきということです。
得意技であれば、まったくの新分野に進出するよりは、その負担がはるかに軽減され、既存事業とのシナジー効果も期待できるからです。
以上、事業の多角化におけるポイントを紹介しましたが、多角化の問題でお悩みの経営者の方には、本書をぜひ手にとって読んでほしいと思います。このエントリー内では紹介しきれない深い内容が書かれており、「目から鱗」の状態を体験できるかも知れません。
まさに、知っているのと知っていないとでは、雲泥の違いがあることを実感できるでしょう。
(続く)
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<参考・引用書籍>
著者: 稲盛 和夫
タイトル: [実学・経営問答]高収益企業のつくり方
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