DELL身売り

DELLの身売りが実現しそうですね。一時代を築いた偉大な企業でしたが、旬は過ぎちゃいましたね。改めて創業者のマイケル・デルの経歴をWikipediaで見てみました。
経歴 [編集]



若年期 [編集]

テキサス州ヒューストンに住む、裕福なユダヤ人の家庭で生まれ育つ。父は、歯科矯正医。株式仲買人である母の影響で、早くから商才を発揮したデルは、12歳の頃に流行していた切手収集に着目し、切手のカタログを作成して雑誌に広告を出し、2,000ドルを稼いでいる[2]。16歳の頃には、新聞の新規購読勧誘のアルバイトで新婚家庭や転居者に的を絞ったアプローチを行い、18,000ドルを稼いだ[2]。

やがてコンピュータに興味を持ちだし、15歳の頃に買ってもらったApple IIを好奇心から分解する[2]。店頭に売られているコンピュータを分解し、強化されたコンポーネントで組み立ててアップグレードしては友人に販売していた[2]デルは、やがてこれが大きなビジネスチャンスになると確信する。

しかし両親は医学部への進学を望み、1983年にテキサス大学オースティン校に入学する。在学中も、コンピュータをアップグレードして金を稼いだ。



起業 [編集]

1984年、19歳の頃に、わずか1,000ドルの資金を元手に学生寮の自室でコンピュータ会社「PC's Limited」を起業。同年に大学を中退し、本格的な会社の経営に乗り出す。

「販売店やディーラーを介さず、注文生産の製品を直接顧客に販売する」というコンピュータ業界初の直販制度を採用したことで会社は急成長を遂げ、1988年には24歳の若さで NASDAQ に株式公開を果たした[3]。同年に社名を「デル・コンピュータ」と改める。1992年に会社はフォーチュン500入りを果たし、デルはフォーチュン500社中最も若い最高経営責任者になった[4]。2003年には製品ラインを拡大し社名を「デル」に改名[5]。

2004年7月には最高経営責任者職をそれまで最高執行責任者を務めていたケビン・ロリンズに譲った[6]。2007年2月、ロリンズの辞任に伴い、最高経営責任者職に復帰している[7]。
栴檀は双葉より芳し、と言いますが、そのままのビジネス人生ですね。



日本で最初にアメリカのWindowsパソコンメーカーのブームがやってきたのは1991年のコンパックショック。これで一気にDOS/Vが普及し、富士通のFM/Vと激しい販売合戦を繰り広げました。その後Gatewayが直販モデルを引っさげて日本市場に進出し、これも売れまくりましたね。DELLの日本市場進出はGatewayと人気を二分しましたが、いつの間にか差がついてGatewayは会社自体がダメになり、DELLの独り勝ち状態になりました。成長期には手厚いサポートが有名だったんですよね。私も当時何度かサポートセンターに電話しましたけど、最初から知識豊富な男性社員に電話が繋がり、高度なやり取りで問題を解決する手腕には感動したものでした。その後日本市場のサポート窓口を中国に移したりして、評判落としたのは残念でしたね。



もうデスクトップPCを売る時代じゃなくなっちゃったんですね〜 普通にネットとMSオフィスを使うにはコンピュータの性能は充分向上したので、差別化するにはノート型などのモバイル用途が主戦場になってしまいました。DELLも途中でサーバー製品に主軸を移しちゃいましたものね。あの落ち目のAppleがここまで復活するとは思いもしませんでしたし、IT業界のこの30年は正に激動と呼ぶに相応しい時代でした。ま、DELLがなくなっちゃうわけではないんですが、ちょっと昔を振り返ってみました。私も年を取ったんですね(笑)

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