スペイン雑感

例によって長い夏休みを頂いていましたが、通常業務復帰です。



スペインに行っておりました。これでヨーロッパの主要先進国は大体廻ったことになります。感じたことを適当に羅列。



・思ったほど治安は悪くなかった。それでも不審な男にぴったり後ろに付かれたり、白昼堂々の泥棒(帽子を落とした振りして足下のバッグを奪う)を見掛けたり。観光客の多い有名スポットでは要注意。



・思ったよりよく働くスペイン人。偏見かもですが、もっとラテン気質でサボってるのかと思いきや、割とテキバキ。しかもフレンドリーで融通利かせてくれたり、好印象。一度だけあまりに遅いレストランで注文キャンセルしたくらい。



・物価は安い。ホテル代も食事もタクシー代も、体感では他のヨーロッパ先進国の半値近い。バカンス先として人気なのは、イスラムカルチャーの混じった異文化ムードとこの物価安が原因と感じました。



・食事が思ったほど美味しくない。私見では大いなる田舎料理。フランス・イタリアの方が遙かにレベル高い。イベリコ豚は美味しいけど、ビーフがまずくて驚いた。基本的に味が濃いので、口に合わない人は苦労すると思う。



・通信環境はあまり良くない。けれどこれはヨーロッパの他国もアメリカも同じ。日本(と恐らく韓国)が異常にブロードバンド大国。どこのホテルも頑張っても数百kbpsしか出ない。



・高速は概ね空いてました。巡航速度は140km/hくらい。(制限速度は120km) レーダーもスピードカメラも少ないので飛ばせるんですが、割とマナー良かったですね。経験では一番飛ばすのはドイツ、次いでイタリア。スペインとイギリスが同レベルで、フランスは遅い。アメリカは取り締まりが厳しいので、制限速度に近い流れ方。ETCは殆ど普及していない。街中の停め方がハードなのはヨーロッパはどこも同じ。小型車とワゴンが目に付く。タクシーはプリウス率高し。これも他国同様の傾向。



・どこでもFacebookが使われているのかと思ったら、スペイン語圏ではtuentiってのがメジャーなんですね。Yelpのレビュー数も少なくて、やはり英語圏とはサービスの普及に大きな違いがあります。ワールドワイド=英語、って思っちゃいますけど、世界は思った以上に多様なんですよね。言語と習慣のカベは大きい。市場の攻略は一筋縄では行かず、先にシェアを取ったものが勝つんですね。



脈絡ありませんが、こんなところで。モントレーにはスタッフさんに代わりに行ってもらいました。こちらはCARZYの次号でご紹介出来ると思いますので、お楽しみに。

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