通信インフラの重要性

民主党の代表選について書く気もしないので、欧米の通信インフラについて。



ここ数年、いわゆる欧米先進国を一通り(ドイツ・イタリア・イギリス・フランス・アメリカ)廻っての体感なのですが、日本のブロードバンドの普及度合いと比較して著しく劣ると思います。

韓国は未訪問なので分かりませんが、恐らく日韓の両国が世界の双璧ですよね。

これはApple本社の知人に聞いたのですが、何とシリコンバレーでも光ファイバーなんてものはほぼ無いと言ってよい状態で、大部分が相変わらずADSLなのだそうです。

CATVもありますが、どちらにしろスループットは非常に遅く、私自身ホテルではどこも1Mbpsに満たないスピードしか確認出来ませんでした。

想像してみて下さい。

日本が光ファイバーで100Mだ、160Mだと言ってるのに、片や300Kbpsとかなんですよ。

あれでよくiTunesでコンテンツ配信だとか、Lionのオンライン配信なんかやりましたよね。



当然携帯電話のデータ通信速度も酷いもので、日本のSoftbankにケチを付けている人は外国の通信事情を肌で感じてみた方が良いと思います。

多分、docomoの品質が世界的に異常なんですよ…。

あと、海外のキャリアは、契約当事国以外でのデータローミング定額制を用意していないことが多いそうです。

つまりアメリカのiPhoneユーザーは、外国旅行した時使えないんですね。(いや、青天井の通信料金を甘受すれば使えますけど…)

これは日本が進んでる。

Softbankがこっそり海外ローミング定額制の料金を引き上げてた(2011年7月より料金改定)のはどうかと思いましたが。



全てのWebサービスは、充実した通信インフラあってのもの。

逆に言えば、よく各国はあの貧弱な通信インフラであれだけのWebサービスを使ってるな、と。

良好な環境が良いサービスを生み出す土壌になるのか、というとそうは言えないのでしょうけど、少なくとも消費者はこの強みを存分に享受したいものですね。

あ、だからこれだけ日本はスマートフォンシフトが激しいのか。

PC要りませんものね。

とすると、DeNA・greeといった今好調なソーシャルゲーム企業は、見事に環境を活かした経営をしていると賞賛されるべきなのかも知れません。

事業内容はあまり評価しませんけど…。

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