オープンカーは「ミッドライフクライシス」カー?

クルマ電子雑誌の「Bagnole」の最新2011年2月号の特集は『クルマでオンナにモテるか』だそうです。

いやあ、大事なテーマですね。(笑)

記事を読んでみると、「昔からクルマでモテるなんて発想は妄想だった」と看破してあります。

まあそうですよねw

それでも、当時の若者はドライブに女の子を誘うのが代表的なデートストーリーでしたし、事実私を含めた周囲の殆どがそうしていました。

女の子との連絡手段は自宅の固定電話しかありませんでしたし、宅飲みなんて引き籠もりの発想は無かったし、乗っているクルマにセンスと経済力と育ちが現れると皆が思っていた時代でした。

ただ、それは右肩上がりの経済成長と、男女の社会的役割が固定化されていた古い時代のなせる技だったのかも知れない、ともあります。



う〜ん、確かに、、、

この先の懐事情が良くなっていくという見通しが無ければ高額なローンを組む気になりませんし、女性は助手席に座るものという発想が無くなって、本当に必要なら自分で買っちゃいますものね。

で、それは実は日本特有の現象でもなく、ヨーロッパでも同じだと記事にありました。

青木陽子さん曰く、イギリスでスポーツカーや高級車を買うのは次の三つの層だと。

1.クルマは成功のステータス

ーーとくに90年代半ば以降の英国バブルで成功した金融成金とサッカー選手に多い。例:アストンマーチンDB9、妻と子どもはレンジローバーVOGUE



2.エンスーと走り屋

ーーBBC『Top Gear』とジェレミー・クラークソンのファン=色気ゼロ。例:ノーブル、ロータス・エクシージ



3.ミッドライフクライシス男

ーー本物のエンスーではないけれど、昔憧れたオープンスポーツに死ぬまでに一度は乗ってみたい。例:ポルシェ・ボクスター、TVR、大排気量バイク


うわー、TVR乗りはミッドライフクライシス男に分類されちゃいました〜(笑)



※ちなみに、ミッドライフクライシスについてはこちらをどうぞ。



自分が中年である事は認めたくありませんがw、まあクルマ好き連中を見ていると、小遣いを自由に使える独身者かそれなりに懐に余裕のある中年が殆どですからまあ当たってますか。



でもねぇ、、、

もっと沢山の人にクルマの本来の愉しさに気付いて欲しいです。

クルマというものが持つ価値には、実用性と趣味性の二つがあるのですが、日本でのクルマとの付き合い方があまりに実用性に軸が振れすぎですよ。

だから居住性と積載性にばかり目が行って、ミニバンだらけになっちゃう。

それだけじゃないんですよ。

事情が許される方は、是非オープンスポーツに乗ってみて下さい。

で、屋根を開けて走ってみて下さい。

拡がる青空と、風を切って走る爽快感。

あなたが知っていたクルマとは全然違う乗り物がそこにはあります。

こんな楽しみを金持ちのオジサンだけに独占させる必要はありません。

ストイックに考えずに、日本人だってもっと享楽的に生きて良いと思います。

だって、ここは世界に誇るマツダ・ロードスターを生み出した国なのですから。

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