勝ちましたね!

いやいや、戦前の下馬評を覆して、日本代表がカメルーン代表に勝ちました。

実はF1を語る会というのがありまして、「W杯よりF1ぜよ!」を謳い文句に飲んでいたのですが、サッカーの吸引力に負けて皆でテレビの見れるお店に移動して観戦しておりました。(笑)



私がこの勝利に凄く意味があると思うのは、サッカー界が失いかけていた自信を取り戻してくれたからです。

サッカーの持つ意味は、世界共通言語であるという面が大きいと思います。

オリンピックを上回る全世界の視聴者数が現す通り世界レベルで最も影響力の大きいスポーツですから、各国の世情を色々な意味で反映してしまいます。

今でも盛んなのは主にヨーロッパで、イングランド・ドイツ・フランス・イタリア・スペインといった先進各国のリーグが莫大な放映権料をベースにビッグビジネスを構築しています。

アメリカだけが先進国としてはサッカーの存在感が低いのですが、これはアメフト・バスケ・NHL・MLBと他に沢山の選択肢がある特殊事情によるもの。

アメリカ・ロシア・中国は、強化が進みつつありますから必ず今後強国としてアピールする事になると思います。

中南米は経済の実力に比べると昔からサッカーのレベルが高いのですが、ブラジルは経済的にも成功を収めつつあり南米の地位は向上していくモノと思えます。

アフリカは、正直伸び悩みですね。

身体能力は高くポテンシャルは従前から評価されているものの、協会の体制が整わず国としてチームプレーを行えない弱点がなかなか克服されません。



こうやって各国の状況を見ると、日本でサッカーが盛り上がったこの10年ほどは経済的に行き詰まってしまった古い社会システムを打破してくれる新しい潮流の象徴として見られた面があったのではないかな、と思っています。

野球が中年層の支持を集めているのに対して、若者文化のシンボルとしてのサッカーという面がありましたよね。

だからこそ最近の日本代表に見られるメンタル面の弱さが、若者層の元気の無さを現している気がして非常に苛ただしく感じていました。

やれば出来るのに、やる前から結果を悪い方に予想して踏み出さない。

結果が出ないのを他人のせいにして、自分はリスクを負わない。

そんな風潮に活を入れるのに、実はスポーツ界の活躍というのは非常に効果的なんじゃないかな、と。

高度成長期の東京オリンピックの様に。



日本に足りないのは、自信と勇気ですよ。

奮起せよ、若者諸君!

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