名人戦

第68期将棋名人戦が羽生名人の四連勝で幕を閉じました。

星は偏ってしまいましたが、終盤最後まで勝ちが見えない熱戦の連続で大変楽しませて頂きました。

残念ながら負けてしまったのは三浦弘行八段。

一般的な知名度はありませんが、非常に勉強熱心で面白い愛すべきキャラクターで知られています。

ちょっと揶揄が入っていますが、人柄の一端を現すエピソードを2chより転載。

三浦ひろゆき伝説

1 当時、誰も勝てないと言われた羽生を倒し、7冠の一角を崩す。

2 一躍時の人になり、松本明子が求婚に来る

3 加藤一二三と無言のエアコンのスイッチだまってON/OFF合戦

4 ときどきUFOを見る

5 栄養ドリンク王

6 夕食休憩にモスバーガー(きんぴらライス)

7 深浦康市の棋士人生に重大な影響を与える

8 24時間将棋のことを考えていた時期もあった

9 趣味は「散歩」

10 友人の披露宴で、誰とも話さずに詰め将棋を解いていた。

11 趣味はドライブ  どの辺を走るのかと聞かれて  「自宅から駅まで」

12 タイトル戦の旅館で「波の音がうるさくて眠れないから部屋変えろ」

13 NHK杯の解説にて

   三浦「僕は行方君とは小学生名人予選の頃から友達なんです 行方君が上京するたびよくあそびました」

   千葉「はいはい、ふたりでどんな遊びをされたんですか?」

   三浦「将棋・・・ とか」

14 研究会を終えた村山慈明の携帯に電凸して、その日のうちに4時間かけて内容を聞く。

   →村山の愚痴を聞かされた魔太郎に「質問三羽烏」とマスコミにばらされて一時大スランプ(10連敗)に

15 2007年1月に開催された渡辺明竜王就位式で会場に来ていた

   伊奈川愛菓女流2級(15)に対し、「よかったらA級最終戦を観戦しにきませんか?」と

   大勝負手を放つも愛菓は当日将棋会館にこなかった


"日本三大ひろゆき(2chの西村博之、俳優の真田広之、そして三浦八段)"なんてファンに愛されてなければ付けられませんよね。

緒戦から研究熱心なところを活かすべく横歩取りでスタートしたものの、あえなく三連敗。

負ければ終わりの第四局の戦型が注目されましたが、何と自分から得意なはずの横歩取りを外し、重厚な矢倉模様に。

終盤の入り口までは三浦八段有利と思えたのですが、終盤の競り合いで一歩及ばず。

羽生名人にはダントツの14連敗となってしまいました…。

でも、三浦八段はあの羽生名人が7冠王で将棋界の全てのタイトルを保持していた時期、最初に棋聖位を奪って7冠を崩したんですよ。

だからこそ羽生名人も緩めなかったのだと思います。



将棋の欠点は、一定の棋力がないと対極内容のスゴサが理解出来ないところ。

これが一般的なスポーツに比べて大きく不利なところです。

何となくガサつなイメージもあってあまり今の子供に将棋を教える親もいませんが、非常にユニークで特殊な才能の持ち主が集まる異空間ですから、面白いエピソードには事欠きません。

是非この世界を覗いてみて頂きたいです。



三浦八段、捲土重来を期待します!

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