投稿者 岡野 幹生 日時
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Androidタブレットの新しいチャンピオン登場―199ドルでAmazonからKindle Fire発表
さすがAmazon、やりますね!
完全にIT/Web業界はApple・Google・Amazonの三つ巴の戦いです。
電子雑誌を発行している立場とすると、Android端末への対応は頭の痛い問題。
iOSデバイスよりシェアが高いのはよく理解しているのですが、あまりに機種・仕様が乱立しすぎて全部に対応してられない。
苦肉の策がPDFによるNon-DRM配信なのです。
しかし、Amazonが本格的にタブレットを出してくるなら話は別。
Amazon Storeの世界の浸透力は凄いから、絶対に無視出来ないプレイヤーです。
ただね、雑誌の配信をAmazonで行うのはハードル高そうなんですよね。
サクッとコンテンツ配信をさせてくれれば良いのですが、いつものアプリ開発方式を取らざるを得ないのか…。
もっと手軽に世界にコンテンツを配信出来る環境が整って欲しい。
最後はコンテンツこそが王様なのですから!
投稿者 岡野 幹生 日時
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パケット定額制見直し、一足早く始めた米国実情
まあこうなりますわね。
こんなにスマートフォンが使われるとも、トラフィックが爆発的に増大するともどこのキャリアも予測出来なかったはずで、ユーザーの利用姿勢に何らかの制限を加えないととても投資が追いつかないと思います。
その意味でAT&Tもソフトバンクもそれなりに良くやっているんでしょうね。
利益出てるの見ると、もっと投資しろよとは言いたくなりますが…。
注文があるとすれば、良識的なユーザーの利用実態を反映した料金体系にしてよね、というところですね。
今の日本のパケット定額制のスライドなんて、絶対低位のプランに収まるわけ無い区分けですから。
自宅と事務所でWiFiで繋いでいるユーザーも多いと思いますので、一部の非常識なユーザーを牽制出来ればそれで良いのだと思います。
先行しているアメリカの料金プランを見ると、月間2GBの通信料というのが一つの分岐点ですかね。
AT&Tの説明を信用するなら、98%のユーザーは2GBで収まるらしいです。
ソフトバンクは従量制にいつ移行しようかタイミング見てるんでしょうね。
日本の他のキャリアの動向ですが、auはiPhoneという武器を手にしますが、docomoはこのままAndroid路線で行くんでしょうか。
iOS市場と違って、アプリの配信と課金管理が割と野放図なAndroidではドコモマーケットの存在価値はありそうですが、従来のiModeみたいな全部自社で管理する垂直統合モデルは取りにくいので、長期的には収益が低下する見込みしかなさそうです。
ただの土管屋に成り下がるのか、各社の戦略が見ものです。
投稿者 岡野 幹生 日時
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PayPalが新たな支払いプラットホームを披露–位置対応, 店内支払いなど多様な機能を盛る
今のところ主にネット上での決済サービスに特化しているPayPalですが、
Squareなどのビジネスモデルの登場でリアル店舗を含めた対面型の決済に取り込もうという事らしいです。
幾らネット上の活動が盛んになっても、人間の存在自体がリアルである以上オフライン決済の規模が小さくなることはありません。
現行のクレジットカードよりももっとセキュアで簡単に使える使い勝手の良い決済サービスがあれば、それは莫大な需要を掘り起こすことになるでしょう。
リアル世界の決済手段は最終的に携帯端末に収束するはずですから、誰が抑えるかですね。
非接触型ICカードの規格がどう収束するか、読み取り端末の普及を一番促進出来るのはどのプレイヤーなんでしょうね。
投稿者 岡野 幹生 日時
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TechCrunchが根本的に(悪い方向へ)変わるかもしれない
IT系で非常に強い影響力を持つサイトなのですが、昨年AOLに買収されて一年が経ち、色々不協和音が出てきた模様です。
内情は良く分かりませんが、どうやら発端はTechCrunchとAOLが設立したベンチャーファンドにあるみたいですね。
うーん、確かにそれはデリケートなテーマです。
考えてみれば分かりますよね、もし仮にメディアが、自分の関与する投資先に関して事実と異なる報道をすればどんな事が起こるのか。
TechCrunchはそんな事はしないと主張していますが、「李下に冠を正さず」の言葉もある通り、そもそもそんなスキームに手を付けない方が良かったと思います。
これはどんなジャンルのメディアにも言えることですが、その報道内容に何らかの裏の意図が見え隠れしてしまったら、もう読者は真面目に購読することはないでしょう。
クルマメディアもしかり。
読者に対して誠実であること。
我々はここを一番大事にしていきたいと思っています。
投稿者 岡野 幹生 日時
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Huluが日本でサービス開始(有料会員制のみ)
アメリカで人気の動画配信サービス「Hulu」が日本でもサービス提供を開始しました。
ざっとラインナップを見た限りでは、正直タイトル数がショボイ、で月額1,480円は割高感あり。
これならiTunes Storeの方が魅力的ですが、重要なのはこうしてどんどんアメリカのコンテンツ配信サービスが進出してくること。
昔から構想されていたコンテンツのデジタル配信が、今まさに目の前で現実のものになろうとしている訳です。
Appleが激しく提唱するように、DVDやらBlu-rayやらの光学デバイスの時代は終わり、ネット配信の時代がやってきました。
問題は日本のコンテンツホルダーの態度です。
全く非協力的ですよね。
本来日本は世界に冠たるブロードバンド大国なのですから、最も進んだサービス環境が実現出来る有利なポジションにいるはずなのに、全く活かそうとしていません。
ま、幾ら抵抗しても時代の流れには逆らえませんから、流通分野から順に淘汰されていきますね。
最初に危ないのはTSUTAYAなどのレンタル店でしょう。
その次はコンテンツの仲介機能がメインのテレビ局や映画館かな。
映画館は大スクリーンという付加価値があるから、それなりに生き残る気はしますが、テレビ局はヤバイですね。
コンテンツクリエイターがアメリカの配信サービスに直接コンテンツを提供すれば、存在意義がなくなってしまいます。
力のある大手クリエイターやプロダクションほど中抜きしますからね。
これは我々のような中小クリエーター企業にとっても安価にコンテンツを配信出来る良いチャンスなので、やる気のあるところはドンドン挑戦すべきと思います。
いや−、時代が大きく変わっていくのを現場で体験出来るのは楽しいですね〜