スティーブ・ジョブズが退任した日

ついにこの日が来てしまいました。



スティーブ・ジョブズ―ひとつの時代が終わった



1997年に暫定CEOとしてAppleに復帰して以来の彼の業績に文句を付ける人は存在しないでしょう。

潰れかけだったAppleを見事に再生し、デジタルコンテンツのエコシステムを構築し、携帯電話を再発明し、今タブレットデバイスを世に持ち込んでいます。

圧倒的な14年でした。

魔法の様なプレゼンに酔いしれ、ワクワクしながら実際に手にした製品を愛でる楽しみは格別の体験でした。

本当に世界を革新することに成功したんですね。

やせ細っていく姿を見る度、何度かのCEO休職を経るうちに、この日が遠くないことは皆が知っていましたが自身の健康をコントロールする事は彼を持ってしても至難だったという事でしょう。



さて、これからのAppleはどうなってしまうのでしょうか。

林さんのこの記事が的確な分析を述べています。



ジョブズ氏退任に思うこと――アップルは2013年をどう乗り切るか



そして、同じAppleの創業仲間であるもう一人のスティーブのコメントを信じることにしましょう。

彼はきっと僕たちの時代の最高のビジネスリーダーだったと、これから100年先も語り継がれるだろう。これからもしばらくは彼は会社を見守っていく。このままいい方向に進んでいくといいね。企業理念は一朝一夕では変わらないよ。人々の質も変わらないよ。