モントレー・ウィークエンド

長い夏休みを頂いておりましたが、通常業務復帰です。

実は休暇の最後に取材を入れておりました。

それが「モントレー・ウィークエンド」です。

これはカリフォルニア州のサンフランシスコの南、モントレー半島にて夏の一週間クルマ漬けになるイベントウィークの事で、下記の幾つかのイベントで構成されています。





コンコルソ・イタリアーノ

 イタリア車を対象としたコンクール。ラグナセカ近くのゴルフ場を借り切って、何とフェアウェイ・グリーン上にずらっとクルマを並べて展示します! 今回はフェラーリだけで200台以上は参加があったと思います。他にも、ランボルギーニ・アルファロメオ・マセラティ・デトマソといったイタリア車がずらりと勢揃いです。



ラグナセカ・モータースポーツ・リユニオン

 こちらは10ほどのカテゴリーにクルマを分けて、四日間掛けてレースが行われます。但し、そんじょそこらのレースと違いますよ。出場するクルマのカテゴリー規定が、「1940年以前製造のスポーツカー」「ジャガーインビテーション(ほぼジャガーXKE/Eタイプだけのカテゴリー)」「1966年−1983年のF1マシン」「フェラーリGTO」なんてありえない設定なのです。フェラーリGTOなんて、どれも一台10億円以上の値が付くマシンばかり。それで本気でレースするんですよ!? こんな光景見たことないです。



ペブルビーチ・コンクール・デレガンス

 ペブルビーチ・ゴルフ・リンクスというゴルフ場を聞いたことがある方は多いでしょう。全米オープンが開催される全米、いや世界トップクラスの格式を誇る名門ゴルフコースです。何とここの18番ホールを閉鎖して、コース場にクルマを並べてコンクールを開いています! 日本人的な感覚ではありえないでしょ? 芝が傷むとか絶対メンバーから文句出そうじゃないですか。実際傷むし。(笑) そこを割り切って楽しんじゃう。それがもう60年も続いているんですよね。アメリカという国の豊かさと大らかさを感じてしまいました。





上記以外にも、夜にはオークションが開催され、名だたる名車が競りに掛けられます。



RM Auction

GOODING



私はRMのオークション会場で、最高値が付いた競りをリアルタイムで見ていたんですが、異次元ワールドでした。

それはお値段880万ドル(オークション会社のサイトでは手数料が加算されて表示されている模様です)で驚いていたんですが、何とGOODINGでは1,600万ドルの値が付いたクルマがあったのだとか!

凄い!!

ちなみにそのクルマと同じモデルが一昨年のラグナセカのレースでクラッシュしていたそうな。

恐ろしい…。



などと、大変楽しく、また意義のある経験をさせて頂きました。

こういうまだまだ知られていない楽しいクルマの世界が沢山あるんです。

それを皆さんに知って頂いて、楽しみを共有しちゃいましょう、というのが我々の新雑誌「CARZY」のコンセプト。

もうすぐリリースしますので、是非お楽しみに!