旧車の魅力

【画像あり】リメイクして欲しい世界の名車8選 + 85台



いつもチェックしているはてブに珍しくクルマの話題があったのでご紹介しておきます。

上記で紹介されているのはもう生産されていないいわゆる旧車なのですが、どれも魅力的なモデルですよね。

確かに現代のクルマは良く出来てはいるのです。

でも旧車の様な引力が無い。



思わずなでてしまうような官能的なボディライン。

身震いするような息吹を感じるエンジン。

乱暴に扱うと壊れそうな繊細さ。

欠点が愛嬌に思えるチャーミングさ。

どれも現代車が置き忘れてしまったもう手に入らない輝きなんです。

だから今クルマ好きは密かに旧車にハマッています。

皆さんの街にもクルマ好きが集まるスポットがあるはず。

よろしければ、多分日曜の早朝にお出掛けになってみて下さい。

嬉々としてクルマ談義に花を咲かせるクルマ好きが、それも思ったよりも若い人たちが集っているはずです。

その光景を自動車メーカーの人に是非見て欲しい。

どうして現代車に同じ思い入れを持てなくなってしまったのか。

売れなくて社内会議をする前に、一人のクルマ好きとして自分の胸に手を当ててみれば答えが分かるはず。

理屈より、感性を信じよう。

スーパーカーに心を躍らせたあの子供の頃に戻って。

クルマの未来は?

ウチはクルマ関連の商売をしていますので、この業界の先行きについてはいつも真剣に考えています。



10年後、20年後のクルマってどんなだろうか?

その時クルマ業界はどんな様子なんだろうか?



”巨人の肩”の表現に漏れず、クルマ業界も技術的な進歩・発展は必ず毎年あります。

その向かう方向はどこなのか?

安全・環境・自動化・効率化etc.が答えなら、そこに正しさは否定出来ないものの、クルマ好きとして全面賛同しかねる一抹の寂しさがあります。

ワクワク感・ドキドキする思い・歓び・愉しさ、そういうエモーショナルな部分がドンドン削ぎ落とされて、クルマがただの便利な移動手段に堕していく。

そんな危機感を抱いているクルマ好きは多いと思うのです。



私はクルマを、実用性と趣味性の二つの領域に分けて考えるべきだと考えています。

実用性領域では、上記の進歩・発展は正しい事だと思います。

出発点から目的地に、なるべく速く、安全に、効率的に運んでくれる存在が理想ですよね。

で、この実用性領域で捉えたクルマが世の中の大部分になる事にも異論はありません。

日本車メーカーは着実にこの路線で開発を進めていますが、正しい方向性でしょう。



私が上で書いたようなエモーショナルな部分、これははっきり実用性領域とは分けた趣味性領域に所属する存在としての”趣味車”が担うべき役割だと思います。

ここははっきりと分けて考えないと、同じクルマという言葉で括るには無理があるほど、顧客が望むモノも提供側の資質も異なるのです。

だから今後は趣味性にフォーカスを当てたメーカーやラインナップと、実用性本意のメーカー/ラインナップとは大きく性格を異にして二極化していくのだと思います。

いわゆるスポーツカー・オープンカー・MT車なんかを作る会社と作らない会社に分かれていきますよね。



ま、しかし本当の趣味車好みの嗜好家は、今新車を買わずに旧車に向かっている気がしますけどね。

本当に心を掻き乱してくれるような新車が登場しないというのは残念な気がしますが、それも時代とあきらめるしかないのでしょうか…。