中古車並行輸入

クルマ関連ビジネスの切り口として、海外からレアなクルマを並行輸入販売するのはどうかと思って試してみました。

結果は想像以上に大変。

特に国内で型式認定を取っている車種なら簡単なのですが、それでは差別化が難しく価格競争に陥ります。

今回試したのは型式認定の取れていない車種だったのですが、今度は日本国内の排ガス規制に適合させるための排ガス検査をクリアする必要があり、古いモデルだと大変苦労します。

為替は円が強いので有利なのですが、海外拠点から港までの陸送・船便の送料・通関・ガス検受検料・改造費用・登録費用と結構経費が掛かります。

状況によりますが100万円くらいは見ておく必要があります。

それだけの内外価格差があり、かつ国内で売れる見通しのあるモデルとなるとかなり絞られますし、どういう仕様をインポートするか、出来れば事前に買い手を見つけておくことが望ましいので、あまり利幅の取れるやり方にはならないんですよね。



一番問題だと思ったのは資金効率の悪さです。

輸入の場合、先方を出庫する段階で代金の払い込み決済を済ませておく必要があるので、キャッシュが出てから国内で現金化するまでにかなりのタイムラグが発生します。

(輸出はこの逆なので資金繰りは楽なのですが。)

クルマのような金額の大きな商材の場合、運転資金をかなり用意しないと回りません。



という訳で、クルマ本体よりパーツの販売が得策という結論に至った次第です。

これはこれで別の難しい問題がありますが、ま、どんなジャンルでも楽な商売は無い、ということですね。

スズキ−VW連合誕生へ

なるほど、そう来ましたか。

VWグループは7つの乗用車ブランドと1つの商用車ブランドを保有する一大勢力です。



・VW

・アウディ

・ベントレー

・ランボルギーニ

・ブガッティ

・シュコダ

・セアト



上記のラインナップに加えて、最近ポルシェもほぼ手中に収めましたので、高級車から低価格車まで非常に強力な品揃えを誇ります。

更に近年は中国での現地生産を進めて中国国内での高シェア(ほぼトップに迫る勢い)も実現しています。

これにインドでの圧倒的なシェアを持つスズキが加われば、体制としては盤石ですね。



う〜ん、これはトヨタもかなり焦るのではないでしょうか。

こんなに短期間で勢力地図が塗り変わるとは、自動車業界も怖いところです…。