「アメリカは自動車産業を見捨てない」

オバマ大統領の議会演説全文(NIKKEI NET)



上記の演説中に

自動車産業について言えば、何年にもわたる悪い経営判断と世界的な景気後退により自動車各社が瀬戸際に追い込まれていることは誰の目にも明らかだ。我々は彼らの悪い習慣を保護すべきではないし、そうしない。だが、新たな手段を得て、新たな発想を持ち、競争し打ち勝てる自動車産業をつくるゴールは堅持する。何100万人もの雇用がかかっている。何十もの地域コミュニティーが依存している。自動車を発明した国は、自動車(産業)を見捨てることはできない。


なんて言っちゃってますが、これ自縄自縛にならないんでしょうか。

一回潰して再生した方が可能性あると誰もが思ってると思うんですが…。

クルマ離れ

車離れの話と、iPhoneのシアワセ



私はクルマ離れの一番の原因は経済力の低下だと思っていますが、メーカーがクルマの楽しさを訴求せずにミニバン路線に偏重してきたのも大きな一因だと思います。

確かにスポーツカーの入門クラスがドンドン減ってしまって、今やマツダが一番の供給元かも。

ウチのスタッフも一人マツダ・ロードスター乗ってますが、オープンカーってのはクルマの魅力を最も分かり易く伝えてくれると思います。

家族が出来るとツーシーターなんて維持できにくくなるので、独身のウチに楽しんで欲しいんですけどね。

実用だけなら軽自動車とミニバンで何の問題もないんですが、それでは寂しい…。

パイオニアの苦境

パイオニアがテレビ事業から完全撤退へ、カーエレに経営資源集約



う〜ん、パイオニア苦しい…。

これだけ痛んでいて回復に時間が掛かる事が自明なクルマ業界に経営資源を集中せざるを得ない、というのは縮小均衡というか撤退戦に近い状況と言えます。

カーナビを始めとする車載機事業ではパイオニアがマーケットリーダーなのですが、トップ企業がこの状態では面白い製品やワクワクするような提案が出てこず業界全体が活気付かない。

インドが20ドルパソコン(!)の発売を真面目に検討しているらしいが、車載機にも低価格化の波が押し寄せるのは自明であり、先行きは非常に厳しいものになるでしょう。

個人的にはオープンプラットフォームへの移行がカギになると思っていますので、是非サードパーティ製品市場を開拓する気概を持って欲しいと強く期待します。

開拓者、なのですからね。