月末雑感

今日は月末。

いつもの支払いに加えて、株式会社コンタクトの決算納税。(12月決算なのです)

最終的には少し金額が抑えられましたが、そこそこの納付金。

お金が出て行くのは痛いけど、一年間の活動が社会的に認められた結果と考えれば少し誇らしい気分に。

だって、それだけお客様の役に立ったということだから。



そして、久し振りにゆっくりと馴染みの喫茶店で今週号の日経ビジネスに目を通す。



・幻冬舎の見城さんのインタビュー:出版という超成熟&斜陽産業で、どうして後発組が上場まで至れたのか

・住生活グループ潮田創業者のインタビュー:上場企業という公器と世襲について

・巨大市場「LGBT」とは:これ、レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダーというマイノリティ市場の事です。ところが市場規模は日本国内だけでも6兆6千億円で、酒類マーケットに相当。アメリカでは総人口の5〜15%に該当し、市場規模は6400億ドル(約77兆円)に上るとか。そう、こういう社会環境の変化に柔軟に対応するのが商売の肝なのです。

・京セラ稲盛さんのインタビュー:「正しい心を持たないと、いくら物質的に恵まれても心の平安は訪れないません。」その通り、逆に正しい心があれば、今を足りると思えるはず。

・特集「アメリカ 萎える超大国」:どう考えても編集部のミスリードだろ! 記事の持って行き方がおかしい。

・PCサクセス杉浦会長インタビュー:あれだけ大きな倒産をさせておいて、よくこんな事が言えるな、とあきれて物も言えない…。

・上海の実力者が失脚:中国経済の牽引車である上海の党書記が汚職の責任を取らされて失脚。秘密の場所に拘束されているとか。だからこの国は信用できないのだ。



最近、商売のサイクルが短くなってきていることを痛感します。

逆に言うと、それだけ周囲の環境変化に翻弄されていると言うこと。

もっと骨太な商売の骨格を作り上げねば、と反省しました…。

汝、いたずらに神格化して恐るるべからず

はてなブックマークで、↓こちらの記事を見掛けました。



メイリオ



そして、文中のリンク先である元マイクロソフト日本法人社長の古川享さんのBLOGを拝見しました。



Windows Vistaが出荷されたそうな...



個人的に今回のWindowsVistaの最大の功績はメイリオというフォントにあると思っているので、このフォントをテーマにした一連の記述は大変興味深いモノがあります。



・そもそもメイリオ採用の是非を巡るビル・ゲイツと古川さんのバトル

・当初想定していなかったメイリオの利用シーンの拡大と、最終調整品質の低さによるスポイル

・マイクロソフトからの有能な人材の流出



世界最大のマイクロソフトにして、この体たらく。

皆さん、戦う前に諦めるのは早いですよー!



やはり、敵も人間なのです。

過小評価も危険ですが、過大評価による機会の事前放棄は罪ですね。

皆さん、もっと馬鹿になりましょう!

何故DELLはLinux内蔵PCを発売しないのか?

最近不調が伝えられるDELL。

会社のパソコンも、自宅のPCも、不良品の割合が多く、相当信頼度は下がっています。

結局マイケル・デルが経営の第一線に返り咲いて、ユニクロ同様創業者による立て直しを図っていますね。

ユニクロは成果が出てきたみたいですから、やはり創業者のパワーは偉大、という結論になるかも知れません。



最近不思議なのが、どうしてDELLがLinux内蔵PCを発売しないのか、ということです。

とっくにCPUはインテル偏重を改めてAMD製チップ搭載モデルをリリースしているのに、未だにOSはWindows一色です。

コモディティ化したPCは今やネット端末というポジションに低落しています。

安価で軽いLinux搭載モデルは、川下を押さえているDELLの強みを発揮できる切り口だと思うのですが…。



今日はMacのKeynoteでプレゼン資料を作ってみました。

PowerPointとは違う使い勝手で楽しかったです。

違うOSを経験するのも楽しいですよ〜。(^^)

「サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢」

サイボウズ創業者の高須賀氏が見果てぬ世界一への夢



色んな意味で刺激になりました。

トップになることにそれほど意義は感じないけれど、スケールの大きい見方は意識しないといけないな、と自戒です。(^^)

子供は3歳までに一生分の恩返しをしている

どこで聞いた話か忘れましたが、「子供は3歳までに一生分の恩返しをしている」という言葉は本当に真実を語っていると実感しています。

最近女性にとって子供を産むことが得か損か、みたいな言い方を見掛けますが、確かに子育てが大変な事を割り引いても、産めるなら産むに越したことはないと思います。

純粋無垢で生まれてきて、本当に真っ白なのはやはり最初の3年くらいなもの。

正に天使が自分の手の中にいるんですよ。

その至福感を味わう機会を自分で捨てているのは、勿体ないとしか言いようがありません。



上記の言葉は、その後の子供の人生は子供自身のモノ、という意味でもあります。

そう、ずっと小さい頃に親に恩返しを済ませているのだから、後はやりたいように生きれば良いのです。

親は、子供が元気でやっている姿を見るだけで充分幸せなのですから。(^^)

六七祝い

恐らく殆どの方は意味が分からないと思います(私も知りませんでした)が、これは厄除けの意味です。

昭和41年生まれなので、今年が数え年の42歳。

父親の事だと思っていましたが、自分の身になる年になってしまいました。



三重の実家によれば、近い親戚とご近所の隣組、それに兄弟分(というしきたりの赤の他人!)に記念品と赤飯を配るのだとか。

あきれながらも週末に行事を済ませてきました。



祖母の「あんたも大きくなったなあ〜」という言葉に癒されました。(笑)

学ばない子供と消費社会

今日の日経夕刊最終面に、哲学者の内田樹(うちだ・たつる)氏が面白いコラムを寄稿していました。



賞味期限切れ問題の不二家は、「晴天型社会」の典型なのだそうです。

晴天型社会とは、自分たちの生きている狭い範囲の社会しか念頭になくなり、外部の社会の存在を忘れてしまった、ある意味平和な社会なのだとか。

同業者との競争にだけ集中して、食品衛生法や消費者の視点を忘れてしまったこの集団心理を「父親の子育てが陥りがちな陥穽」と指摘しています。



対して、母親型の子育ては、直感的に子供が弱者である事を認識しているので、外部の敵からターゲットにされにくいよう大きな集団に埋没させる事を志向するのだとか。

これを「荒天型モデル」と名付けています。



本来、晴天型と荒天型の両モデルは相互補完的でどちらが良いという性質のモノではないのですが、戦後長く続いた平和のお陰であらゆる分野で深刻な想定外の危機に直面するリスクを考慮しなくなった、とも指摘しています。



外的リスクを考慮に入れずに個人の興味の赴くままそれぞれの趣味嗜好に走ると、自然と集団は細分化され、消費の単位が個人レベルになっていきます。

家族皆で見ていたテレビは、いつしか家族の人数分に増え、それが消費マーケットの総量を押し上げてきました。



そして、80年代以降の子供達は、消費者として社会的経験をスタートさせている、とも指摘しています。

子供達が、「それを学ぶ事に何の意味があるのですか?」と平気で大人に問うのは、この消費者意識のためだ、というのは納得が行く思いです。

消費者は、目の前に提示された商品・サービスの価値や有用性を直感的に判断し、自分に役に立たないと思えば購入しない、という選択権があるからです。



本来教育とは、ある一定のレベルに到達するまで学ぶ事の意味など分かりません。

学び終えてはじめてその意味が自身で理解できるのであり、そのことこそが学ぶ事の動機づけになるものだからだ。子供にも理解できるような動機づけで子供を学びに導く事はできない。


大人になってから学ぶ事の重要性に気付き、「勉強しろ」と頭ごなしに言われ続けた子供は学ばずに大人になる、という再生産サイクルは多分永遠に続くのでしょうね。(笑)

新サービスの開発も佳境入り

昨年の9月から足掛け半年、準備を重ねてきた新サービスが三つあるのですが、いよいよ来週から社内テストに入ります。

そこの出来次第でリリース日程を決定しますが、それに合わせて第二回のおちゃのこネットセミナーも開催したいと思っています。

初回は地元の神戸で行いましたが、次は東京です。

普段ネットでのやり取りしか無い方とお目に掛かれることを楽しみにしております。(^^)

Siteの効用

ジル・ポティエ



こちらはかなり以前に制作した世界的フローリスト、ジル・ポティエ氏の日本向けオフィシャルサイトなのですが、今度百貨店でのイベントが決定したそうです。

その際に、このサイトがなかなかの影響力を発揮したとの事で、デザイナー共々大変嬉しく思いました。



Flashを多用して印象的なイメージを残す事と、コンテンツの更新を管理者ご本人でやって頂ける事をテーマとしてお作りしました。

ちゃんとコンテンツの更新もなさっている様で、生きたサイトになっていると思います。



花同様、サイトも枯らさないようにしたいですね。(^^)

概ね決算数字が出ました

さて、2006年12月期の決算数字が概ね固まりました。

売り上げは約2億5千万円、経常利益は850万円ほど。

色々マイナス条件もあった中では健闘した方だと思います。



一つ強調したいのは、この数字は殆どがカーナビのEC活動で生み出したものだということです。

とかくネット販売は利益無き繁忙と言われますが、正しく商売をすればECという業態でもちゃんと利益を出せるというところを実証出来て嬉しいです。



世の中は不景気だとか二極化だとか暗い話が多いですが、一人でも多くの方が独自のビジネスを成功させて頂いて、周囲を活気付けて頂きたい。

そういつも思っています。

ようやく一段落

今日はプレゼンの日。

3年振りにスーツを引っ張り出したら、案の定入らない…。

無理矢理押し込んで、久し振りに時計をしたら電池が切れてる…。



いやあ、慣れない事はするもんじゃありませんね。(笑)



何とかプレゼンも済み、会計データの処理もほぼ片がついて、怒濤の一週間が一段落しました。

ああ、長かった〜。



しかし、最新のプレゼン資料は良い勉強になりました。

なるほど、今どきの代理店はこういう提案をするんだな、と。

外の刺激に触れるのは良い事ですね。

高松出張

所用で高松に出張です。



ナビによれば距離は約180km。

思ったよりは近いですね。

ただ、高松道が一車線の高速なので、遅いクルマの後ろに付くとツラいです。

地方の道路を政治家の地元利益誘導と揶揄されますが、こういうのを体験すると確かに誰かが強権発動しないとなかなか改善されない気がします。

想像するだけで、次行きたくなくなりますからね…。



最低限のインフラは必要だな、と実感。

「ベンチャーがアメリカに集中する理由」

こちらの記事は、大変示唆に富んだ内容です。

個人的には、大学の質の差に関するコメントが興味深いですね。

やはり知的産業を集積させるにはインキュベート機能というコアが大事なのですね。

神戸ではやはり神戸大学にその役割を期待せざるを得ませんが、実態はお粗末。

やはり関西は京大がキーになるのでしょうね。

私立大学という意味では立命館に期待ですが、さて。。。

時間感覚

前ジェフ千葉GMの祖母井(うばがい)さんをご存じでしょうか?

現日本代表監督であるオシム氏を招聘し、弱小チームだったジェフを強豪に押し上げた功労者です。

今はフランス二部グルノーブルでフロントとして新たなチーム作りにチャレンジしている氏が、今日の日経夕刊で語っていました。



種をまいてから実を結ぶまでは時間が掛かるということを現代人は忘れている。スピードアップばかり考えて、待つことができなくなっている。勝利優先のこの世界に、ちょっと違うクラブがあってもいいんじゃないか。人間らしさとは、と問いかけ、クラブのメンバー、サポーターとともに生き方を探り、提示していく。クラブづくりとは本来そういうことだと思う。




このしっかりと地に足の付いた理念こそが、輝かしい成果を生み出したのだと思います。



簡単に成果が出る事柄は、簡単に崩れてしまう。

だからこそ、遠回りに見えても一つ一つの要素を地道に積み上げていく活動が大切で価値のある事なのだと、そう思いますね。