派遣社員という身分について

この一週間で6名のサポートスタッフ候補者さんと面接をさせて頂きました。

履歴書と職務経歴書を拝見しながらお話しをお聞きしていて感じたこと、それは「皆会社から大事にされていないなあ」という思いです。

能力的にも意欲も十二分に水準を満たしており何の問題もないのに、正社員登用の道は開けず契約期間が来れば問答無用で契約解除。

そして次の職場をまた派遣で渡り歩く。

これでは落ち着いてスキル開発に取り組んで居られませんし、そもそも未来に展望が開けてきません。



こういう状況を作っているのは誰なのか。

確かにグローバル化や海外リソースとの直接競合という環境変化はありますが、結局経営者に人を育てる意志があるかどうかに集約されるのではないでしょうか。

短期的な都合で安易な外部調達に頼っていると、いつかきっとその報いを受ける日が来ると思います。

ウチは大事なポジションは必ず自社スタッフで運営していこうと思っています。



サポートスタッフはその中枢ですよ。

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コメント

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H・K 日時 :

先日は面接して頂き、有難うございました



まさに仰る通りでして、

所詮は派遣は派遣でしかない と痛感しております



社員の方々は何処も皆、良くして下さいましたが

それは雇用関係を割り切った上での接し方であって

将来を見据えた見方・考え方ではないという事です



どんなに能力が高くても、在職年数が長くても

それらは 雇用契約 を更新し続ける為の

一要素でしかありません



この様な現状を、

法律を施行した政府は予測しなかったのでしょうか



自分をどんなに磨いても、前だけを見て歩いても

本来不要である筈の 不安 を常に抱えて

生きていかなければならない事に

強い憤りを覚えます

CONTACT岡野 日時 :

H・Kさん、こんにちは。



私は、その憤りの向け先は政府・法律ではなく、経営者だと思っています。

どんな制度を作っても実務の当事者の意識が変わらない限り、抜け道を探されて終わりだと思うからです。

雇用制度が硬直化すると、逆に正社員登用の妨げになるというレポートもありますから。(北欧は簡単に解雇できるが、セーフティネットが手厚い)



●コンタクト・センターの「不思議」——なぜ人材派遣なのか?

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20071026/285598/



↑こちらをお読み頂ければ、経営思想に問題がある事がお分かり頂けると思います。

H・K 日時 :

紹介ありがとうございます

早速拝見しました



米国の様なお手本がありながら

日本の企業は利潤や使い易さを最優先しているのですね

今更ながら、かなり深刻な問題であると再認識しました



だからと言って、全て企業や制度の責任である

と、押し付けてしまったらそれはそれで

甘えも生まれてしまうのでしょうけど・・・

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