キノトロープ ワークショップ in デジタルハリウッド大阪校
投稿者 岡野 幹生 日時昨日キノトロープ社のワークショップに参加してきました。
約100名強の参加者で盛況でした。
しかし、生田さんの話のどれだけを理解しているでしょうか。
個人的に生田さんとは数度お会いしています。
「キノトロープメソッド」と言うべきその完成度の高いワークフローが何故出来上がったのか、たっぷりお話をして頂きました。
根元的な理由は、"下請け"に甘んじたくない、という明快なものです。
まだ少人数で知名度もなくやっていた頃から、従来の下請け構造をいかに打破するか、河合さん(現キノトロープ副社長)と夜を徹して話し続けたそうです。
そして、クライアントと対等の立場で互していくにはロジックが必要だと痛感したそうです。
いわれのない納期直前の手直し、理不尽な改悪要求、そして原価に関わらず要求される低コスト。
これらは今でも世の沢山の制作者が直面している課題です。
しかし、その多くの制作者とキノトロープの違いは、その課題を打破するための方法論の模索をしたかどうか、です。
そう、世の制作者は努力していないのです。
「大人は分かってくれない、とよく高校生は不平を言いますが、違うでしょ。分かってもらえるようにしてないだけでしょ。制作者も同じだよね。」と生田さんは言います。
全く同感です。
そして、もう一つ重要なポイントがあります。
「ページ単価1万円のクライアントは絶対に2万円にはならない。」と生田さんは言います。
単価を上げるためにはクライアントを代えないとダメ、だと。
そう、そしてそれが出来るのは東京マーケットだからこそ、なのです。
地方の制作者は皆、分かっていても現実問題としてクライアントを選り好みしていては食べていけない現実を分かっているから耐えているだけなのですよね。
私の結論は、「良い仕事がしたければ東京に行くしかない。」ということです。
神戸でWebに携わって早7年。
上記の結論が間違っていない自信があります。
では、当社の対応は?
東京には行きたくない。
だから、自社のオリジナルサービスを開発する道を選択しました。
受託を全て断って。
残酷ですが、これが現実です。
地方の制作者の皆さん、早く行動に移さないと手遅れになりますよ!
異論が有る方はお申し出下さい。(^^)
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