おちゃのこネットの越境EC対応について

コロナ禍でDX対応が求められている状況では国内でもECは成長マーケットなのですが、それでも長期的には日本の少子高齢化に伴う市場の縮小は避けられません。長い目で見れば、やはり海外向けの越境ECはどこかで取り組んでおきたい大事なテーマだと思います。おちゃのこネットでは下記の施策をご用意しています。

おちゃのこネットの海外対応
 おちゃのこネットでは、管理画面は日本語でショップ表示は英語表示、さらにグローバル設定で言語・通貨・タイムゾーン・配送方法を設定できます。さらに英語表示可能な決済手段を各種ご用意しています。海外ショップオーナーさま向けのおちゃのこネット英語版のご用意もあります。

WorldShoppingBIZとの提携
 ジグザグ社のWorldShoppingBIZサービスとの提携をスタートしました。このサービスはなかなかよくできた仕組みで、お使いのおちゃのこネットに一行のJavaScriptを設定するだけで他言語カートが使えるようになります。海外からアクセスしたユーザーは英語や中国語のカートに商品を入れてお買い物。その注文は国内のWorldShoppingBIZの物流拠点からの注文として扱われるので、お店は国内注文と同様に商品を送るだけ。海外ユーザーからの代金回収や発送トラブルなどの心配をする必要はありません。海外ユーザーはWorldShoppingBIZに10%の取り扱い手数料を余分に払う仕組みです。(規定の初期費用・月額利用料あり)

トリオシステムのメガアプリECサービスとの提携
 これは中国向けに特化した仕組みですが、こちらもなかなか面白い仕組みです。これだけ急成長している中国向けに越境ECを行いたいとお考えのショップさんは多いと思いますが、実際に取れる手段は限られています。有名な天猫モールは既に出店費用が1千万円単位に上り、審査も厳しく、大手企業との過当競争状態で中小ショップが成果を出すことは事実上難しくなっています。Google等のネットサービスが遮断されている中国という特殊なローカル環境では普通にマーケットにリーチすることは難しいのですが、突破口としてWechatやAlipayといった既に普及しているメガアプリに自社ECショップを出店するという手があります。日本で言えばLINE上に自社ECショップを出店するイメージです。この場合のネックは、現地ユーザー向けに中国語で商品登録を行い、中国語でユーザーサポートを行わなければならないこと。当然ながら発送も中国向けに自社で行わなければなりません。なので中国人スタッフを用意することが必要となり、リソースの少ない小規模ショップではなかなかハードルが高いプランになってしまいます。

もちろん国内マーケットを深耕することが一番優先度の高いテーマではありますが、それでも海外向け越境ECのポテンシャルは無視できません。対応リソースに余裕があるお店や、戦略的に挑戦したいお店にとっては有望なチャレンジになると思います。

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