セミナーあれこれ

週末にセミナーに参加してきましたので、簡単にご報告。

家業イノベーションCAFE @関西

実家に家業を持つ人というのは実は結構多いのです。私を含めて概ねの方は家業を継ぐ志向はなく、都会に就職する道を選びます。やはり社会人として羽ばたく段階では、まずは家を出たいという気持ちが強いのです。そして都会で会社員生活を数年するうちに、このまま今の仕事を続けていて良いのだろうかという疑問が生まれます。その疑問は日を追うごとに自分の中で成長し、ついにある日堤防が決壊します。「もう、カイシャ辞めよう!」

最初はやっぱり転職を考える人が多いでしょうね。もっと自分に合った環境があるはず。もっとやり甲斐を持てるカイシャがあるはず、と。そこで数年、やっぱり違和感はなくなりません。そこで気付くのです。「実は、家業を継ぐというのもアリなんじゃないか」

私は30代で独立開業という道を選択したので上記のコースには乗りませんでしたが、いい歳になって父親の引退と相続というタイミングが家業継承に向き合う機会になりました。今回のイベントは30代くらいの若手の家業継承者を対象とした催しだったのですが、比較的若い段階で実家に戻ることを考える人が増えているのでしょうかね。

家業継承者の環境はさまざまですが、殆どの家業は古い経営体質から脱却できずに苦しんでいます。事業として将来性があるのか、ないのか。ここの判断がまず難しい。でもやっぱり家業から逃げるわけにはいかないんですよね。星野リゾートの星野佳路さんは「ファミリービジネスは継ぐべき」と仰っています。そのココロは、
家業を継ぐというと、実力に関係なく経営に携わることになり、七光りとか、楽しているなど、周囲からネガティブなイメージで見られることが確かにある。ただ家業がある家は限られているし、誰もができることではない。人生にはいろいろな選択肢があるのは事実だが、チャンスがあるなら、そのチャンスはとるべきだ。社会の中で自分にしかできないこと、自分の使命は何か、と考えたとき、家業を継ぐというのは、大事な役割だ
心に響きますね。田舎の百姓家の長男坊として家業に向き合うことは大きなチャンスなのではないか、自分の今までの経営者としての経験が大いに活かせるのではないか。そう感じました。若い方に家業を継ぐということを前向きに考える人が増えるといいなと思っています。


対話の場づくり実践シリーズ「ワールド・カフェのつくりかた」

ワールドカフェという手法は対話を引き出すメソッドとして有力だと思います。おちゃのこサークルの交流会に使えるんじゃないかと思っていますが、問いかけの設定や、場の流れを修正するファシリテーションのスキルなど、うまく回すための経験は必要な気がしますね。試してみないと分からないので、どこかで使ってみるつもりです。


研修的な場に出ることは少ないのですが、社会人になってから新しいことを学ぶというのは楽しい経験です。普段会わない人と繋がるのも楽しい。表に出よ、人に会え。ですね。

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