経営に関するセオリーG

プロフェッショナルマネジャー



この本はユニクロの柳井さんが薦めてたので読んだのですが、冒頭から衝撃を受けました。
本を読む時は、初めから終わりへと読む。ビジネスの経営はそれとは逆だ。終わりから始めて、そこへ到達するためにできる限りのことをする
一番の私の弱点をズバリ指摘された気がしました。そう、私は目標設定というものを避けてきたのです。自分の行動を数値評価されるのが怖かったのかもしれません。実際昔読んだ「ビジョナリーカンパニー」に
成功企業は、「だれを選ぶか」をまず決めて、その後に「何をすべきか」決める
なんて書いてあったこともあり、目標については厳密に決めずに、その時その時の成り行きで最適解を見つけていけばそれでいいんじゃないかと思っていました。しかしこの本は一刀両断に切り捨てます。経営は逆算だと。



「いつも心は折れそうだけど」 柳井正氏の自分論



随分前に読んだこの本の事を思い出したのは、上記の記事を見かけたからです。(ちなみに日経の本紙よりもネットの記事の方が詳しくて省略されていないのでオススメです。) ここで柳井さんは改めてこう語っています。
経営は、最終ページから本を読むのと同じです。つまり、結論が先というか、何をするのか決めて実行することなんです。非常に単純ですが、実際に自分がやっていなかったと気がついた。というのはね、日本人はほとんどそうだろうけど、毎日努力してたらある程度成功する、と思うでしょう。でもね、努力してても、努力の方向性が違ったらダメ。成功しないの(笑)。同じところを回っているだけ。結局、あなたは何がしたいのか、人生をかけて何がしたいのかが決まらない限り、ビジネスはうまくいかないと気付いた。それからです。ちょっと経営が分かってきたのは
やはり逆算が大事だと言っていますね。人生の目標を先に決めるべき、と。私がこれに気付いたのは最近のことです。遅ればせながら人生の目標設定をしてみて、確かに必要なことだったなと実感しています。



私が思うに、「月に行こう」とケネディが言わなければ、アポロ計画もなく、人類の月到達は大幅に遅れていたはずです。宇宙航空開発の現状路線踏襲でも、いつかは月に行っていたかもしれない。でもそれはこんなに早い時期ではなかっただろうなと。チャレンジングな目標を設定して、メンバーを巻き込んで達成に向けてチームをドライブする。それがリーダーの役割です。調整型のリーダー像というのもあるだろうけど、私は強力なリーダーシップがあってこそのリーダーだと思うので、ハロルド・ジェニーンのセオリーG(GeneenのGです)が心に響きました。



達成した時にこころからの満足が得られる、考えるだけで心が震える、そんな目標を立てることはとても意味があることだと思います。日常に何となくマンネリ感を覚えている方、試してみては如何でしょうか。

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