車載オーディオのあるべき姿とは?

モバイル・ファースト世代が購入を考える車とは?!



ま、気持は分かりますが、中二的発想ですよね(笑)。車載環境というのは大きなポテンシャルを皆が認知しているにも拘わらず、あまり進歩しません。カーナビのメディア競争がCD・DVD・HDDと来て、ようやく最近SSDのポータブルナビが主流になろうとしています。音楽環境は、数年前からiPodアダプターがオプションとして用意されるようになりましたが、未だに常時ネットに接続される状況は普及していません。トヨタの「G-BOOK」、ホンダの「Gathers」、日産の「カーウィングス」なんてサービスは提供されているんですが、まだまだ中途半端なんですよね。結局のところ、メーカーの自前ハード/OS/サービスという発想が汎用OS/サービスの導入を妨げており、IT業界の進歩にいつまでも追いつけない状態が続いています。まあ、最低数年は乗り続けて下手すると20年とか流通し続けるクルマ業界と、毎年端末を買い換えるかも知れないIT業界のペースが合致するわけないですよね。



この記事では
自動車のエンターテインメントシステムをiPadに置き換えてくれたメーカー(但し標準状態のiPadで、メーカーによる拡張はなし)が勝利をおさめると、予測しておこう。
なんて書いてますけど、そんな状況は永遠に実現しないと思います。クルマ業界は、メーカーとサードパーティの双方がお互いの足りないものを補完するエコシステムが出来ていますから、気の利いたシステムは社外品に期待して下さい。ま、既にギーク層は勝手に好きなITデバイスを積んで楽しんでいると思いますが。

タスカンの初車検

何かの参考なるかも(ならん?(笑))知れませんので、タスカンを始めて車検通したご報告を。



イギリスのマイナーなメーカーであるTVR社は既に活動を停止しています。それでもプリミティブな魅力に溢れたTVRの熱烈なファンは世界中に存在しており、日本も例外ではありません。恐らく500台程度は正規にインポートされ、そのうち半分は今でも現役だと推測されます。私がイギリスから個人輸入したのは2009年のこと。クルマ自体は2003年式でそう古いとは言えないのですが、国内登録まで漕ぎ着けるのに相当苦労しました。(「Tuscanへの道」) 恐らく新車当時からユーロ圏の規定を厳密にクリアしていたとは思えず(笑)、かなりの音量のサウンドと各種安全デバイスの未装着や環境対応が登録のハードルになりました。あれから三年が経ち、今回初めて国内の車検を通すにあたり下記の対応が必要でした。



1.排音対策

元々がバイクのマフラーみたいなカーボンマフラーが装着されてるんですが、ノーマル状態でかなりの音量です。日本国内の騒音規制は製作年式に応じて掛かりますので、私のクルマだとH10年度規制に合わせて96db以下に抑えなければなりません。サイレンサーを追加装着する事でクリアしています。



2.タイヤのはみ出し対策

基本的にボディーからタイヤがはみ出した状態は認められませんので、タイヤを中に引っ込めるかボディー側にオーバーフェンダーを増設する事で対応する必要があります。今回はオーバーフェンダーを設置しています。



3.シートベルト警告対策

タスカンには元々シートベルト未装着の警告機能がありません。これも比較的新しい年式の車には装着が義務付けられているので、増設しました。



4.ライトの光軸調整

これはよくあるポイントですね。ただ、車高が低すぎて、依頼している工場が持っている通常の検査設備が使えず苦労したと言ってました。ヘッドライトにアクセスするのにいちいちボンネット(ご丁寧に4点ボルト留めになっています)を外す必要があるので大変面倒です。



5.ウィンカーの移設

非常に変わった形状のウィンカーが後部リアスクリーンの内側に着いています。厳密にはボディー外側からの設置間隔が指定されているんですね。正直、このあたりは検査官の主観で対応が左右されるレベルと思います。





マニアックなクルマや少し古いクルマは何かと維持するのに負担が掛かりますが、それでも現代車にはない魅力に溢れています。今はパーツ類は入手ルートもありますし(是非弊社のショップもご利用下さい!)、ネットで情報が手に入りますからオーナーさん同士の交流も盛んです。昔に比べれば状況は良くなっていると思いますので、躊躇されている方は思い切ってトライなさってみて下さい!(^^)/