日本企業が弱い理由
投稿者 岡野 幹生 日時
●沈みゆく会社からなぜエンジニアは逃げ出さないのか?
うーん、この記事を読むと、何故日本企業が弱っているのか、理由が分かる気がします。
「経営者は人をクビに出来て一人前」という言い方がありますが、特に日本では解雇を伴う事業整理が非常にやりにくい気がします。
じゃあお前は出来るのか、と問われると、私も自信がありません…。
そういう事態を招かないように最大限努力している、としか言えません。
誰だって悪者になりたくありませんものね。
そう考えると、日本の問題は経営者の経営力と言えるのかな。
難しいところですよね、日本は従業員を大事にして、組織の一体感を高める経営で勝ってきたのですから、そこを捨てたら日本企業らしさが失われる気もするし。
そんな甘い事を言ってるから、世界で勝てないのか…。
アメリカの経営者だって人の子ですから、人のクビを切るのに良い気はしないはずですが、そこは経営と資本が分離している構造が機能しているのでしょう。
経営者自身が株主に解雇されるプレッシャーを背負っているからこそ、踏み切れるのだと思います。
じゃあ、日本もアメリカ型の企業統治を目指すべきなのか?
う〜ん、何が何でもアメリカが正しいとも思わないしなあ…。
理屈では分かるんですよ、ばっさり切った方が当事者の為にも良いという事は。
う〜ん、結論の出ない難しいテーマです…。
うーん、この記事を読むと、何故日本企業が弱っているのか、理由が分かる気がします。
竹内 いま、多くのメーカーでは10の事業があったら、せいぜい1つの事業が儲けていて、残りのほとんどの事業は赤字を垂れ流しているような状態ではないでしょうか。だから従業員でいえば、90%の人は消耗戦を戦っているわけです。たまたま1つ儲けている事業部があれば、その他の事業の人も食べていける。
竹内 いま、シャープはコアの液晶事業まで業績不振に陥ったから、台湾のEMS大手の鴻海精密工業に出資をあおぐ形で救済してもらった。赤字の事業はやめればいいと思いますが、国内に工場もたくさんあるし、従業員もたくさん雇っている。だから、会社全体の売上にそれらの部門が貢献していないからといって、それらの事業・人を切れるかというと、日本の社長はこれをなかなか断行できません。
竹内 問題は他にもあるんです。フラッシュのようにせっかく勝っている事業があっても、負け戦の部門が多くなると、社内的に「ヘンな力学」が働くんです。たとえば、「極力、社内のエンジニアを使いなさい」とか「できるだけ、社内の製品や部品を調達しなさい」といった、お達しが出てくる。これがどういう意味をもつか、ちきりんさん、わかりますか。根本原因は、雇用を切ることが出来ない、という一点に尽きる気がします。
たとえばフラッシュメモリを使ってメモリーカードをつくる場合でも、いろいろな技術を寄せ集めることが必要です。当然、メモリ本体は世界最強の私達がつくる、それに載せるLSIや組み立ても世界最強の台湾でやる、というのが誰が見ても最適解なわけですよ。それが世界のどこでも勝てる最強商品であり、会社としての選択肢だと思うんですが、本体が弱ってくると、さっきのような「社内調達のお達し」が出される。そして、社内の資源をうまく使ってやるのがおまえの仕事だろ、となるんです。本来なら、最強タッグで組めば必ず勝てるのに、社内調達の道を選ばされるから、コア事業まで弱っていく。日本の会社の至る所で、こんなことが起こっているんだと思います。
「経営者は人をクビに出来て一人前」という言い方がありますが、特に日本では解雇を伴う事業整理が非常にやりにくい気がします。
じゃあお前は出来るのか、と問われると、私も自信がありません…。
そういう事態を招かないように最大限努力している、としか言えません。
誰だって悪者になりたくありませんものね。
そう考えると、日本の問題は経営者の経営力と言えるのかな。
難しいところですよね、日本は従業員を大事にして、組織の一体感を高める経営で勝ってきたのですから、そこを捨てたら日本企業らしさが失われる気もするし。
そんな甘い事を言ってるから、世界で勝てないのか…。
アメリカの経営者だって人の子ですから、人のクビを切るのに良い気はしないはずですが、そこは経営と資本が分離している構造が機能しているのでしょう。
経営者自身が株主に解雇されるプレッシャーを背負っているからこそ、踏み切れるのだと思います。
じゃあ、日本もアメリカ型の企業統治を目指すべきなのか?
う〜ん、何が何でもアメリカが正しいとも思わないしなあ…。
理屈では分かるんですよ、ばっさり切った方が当事者の為にも良いという事は。
う〜ん、結論の出ない難しいテーマです…。
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コメント
コメント表示形式 一覧 | スレッド企業冷視家 日時 :
、それもあるだろうが他にもある。
顧客の言うことを軽くあしらう様な姿勢が出たためだ。実際商品への苦情やアイデアを適当にしか聞かないし、とりあげない。
「何様」になったことがある。嘗てのアメリカに似ている。素人だからこその意見やアイデアを「素人意見」と片付けてしまう。企業が顧客よりも「偉くなった」のだ。皮肉は兎も角、お決まりの返事しか返って来ないことが実に多くなっている。
企業冷視家 日時 :
彼らは戦中派に素直を装って言われたことだけを
素直に実行してきた。そのため次世代の事まで
思いがいたらなかった。実につみ深い世代だ。
この連中に管理されてきたその次の世代は
日教組教育を受けて自由気まま、節度も教えられず
自由気ままに育つも『情熱』も趣味の範囲だけで
社会貢献など『他を思いやる』思想も無く社会に入った。こんな団塊世代とその次の世代が現在の
あらゆる分野でのリーダーとなっている。
日本企業が弱い理由は精神面の弱さだとか思えない。しかも『ちょっと待てよ』『それがナンジャイ』と言う冷静さと、蛮勇が欠けている。
自らを簡単に許す時代になってしまったのだ。
青年がまともな図書やまともな芸術に触れ、まともに考え、悩むなど実に限られた者だけになってしまい、大方は面白おかしく日々を過ごし、自らの事を心配するだけの冷血生物となった。
こんな勢いも、使命感も無い無い者が日本の企業を元気に出来るだろうか。安楽と金銭に関する権利は主張するが、義務や使命を見出す努力はほとんど無い。
私は神戸生まれです、震災時2ヶ月全財産をはたいて神戸の復旧に駆けつけた。そして破産。それでも納得してしている。数年後神戸を訪れた。
しかしその後二度と神戸には行かない。行かないと決めた。震災後の神戸人は神戸人でなくなったからだ。
精神がまともでない者に企業を強くする事は無理。
絶対に無理。そう思う。企業が弱いのはすべて企業そのものの内部に問題があるのだ。
まず経営者、役員、社員の精神状態から点検し、
企業内に鬼軍曹が何人いるか調べる、そして鬼軍曹が一人も居ないのなら廃業するのが良いだろう。
その自転で強い企業に成れる。
『事業とは生死を分かつ集団戦。犠牲を厭うな』
戦争で全員生還など期待しては戦えない。