没落貴族という生き方

本当は「貧困」な日本社会。- @May_Romaさんと素敵な仲間達。



正直この人はあまり好きじゃないんですが、この内容には同意します。ウチが残業ゼロ宣言を取り入れて何年か経ちますが、正しかったと思います。大体徹夜を厭わずにモーレツな働き方を推奨する社長って独身で子供いないとか、昭和体質かのどっちかで、特に小さい子供がいる社員には迷惑この上ないと思います。重要なのは、
自分はとくにアイディアも労働も提供しないくせに、サービスの質ばかりをもとめる傲慢な大衆こそが自国の労働環境、自分たち家族を養う稼ぎ頭の首を絞めてゆく。残酷な「ふつうの市民」によって働き手が追い詰められることに気づかない人多すぎ。
という指摘ですね。日本のサービス品質の高さは世界に誇る美点なのでしょうが、サービス提供者に過度のクオリティを求める消費者こそが自分達の首を絞めている事に気付かねばなりません。「お客様は神様です」という勘違いですね。(ちなみに巷間に伝わる使われ方とは違う三波春夫さんの本意はこちらです)



明治維新から戦後の復興期を通じて、ずっと日本は欧米へのキャッチアップを国家的目標にしてきました。しかしそれはもう達成されたのですから、我々も頭のスイッチを切り替えるべきなのです。良いじゃないですか、落ちぶれたって。中国が世界一の大国で良いじゃないですか。過酷な競争で新市場を切り拓くのはアメリカに任せておきましょうよ。我々は決してアメリカではなく、今こそヨーロッパにこそ学ぶべきです。かつて世界を席巻したイタリア・フランス・イギリスが、スローライフに巡航速度を落とした姿勢こそが日本のモデルです。そろそろ本当に人間らしい生活を取り戻しましょう。



私の提案は、地方への回帰です。東京にお住まいの皆さん、ストレスの多い首都を離れて故郷に戻りませんか。地方都市というチョイスも魅力的ですよ。情報はどこにいても入手出来るんですから、地方に住んで最新のトレンドと豊かなリソースの良いとこ取りを実現するのが本当の勝ち組なんじゃないでしょうか。東京一極集中じゃなくて、もっと多様な生き方を選ぶ人が増えれば、色んな問題が解決するんじゃないかな。

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